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「マイナポイント」1人最大5,000円ポイント還元。でも、手間暇かけて取る意味ある?

昨年の「キャッシュレス・ポイント還元事業」に続き、今年は9月から「マイナポイント」として、1人5000円をポイント還元する事業が始まります。私も、普段からポイントを取っている方なので、こんなおいしい年はないって感じなんですが、今回の「マイナポイント」については、正直疲れてしまって取る気がダウン。本当にポイント取得をがんばったほうがいいのかどうか、改めて考えてみたいと思います。

私は、普段支払いはすべてキャッシュレス。クレカまたはQRコード決済を利用しています。というのも、支払い額の1~2%程度のポイント還元が受けられるからです。メインに貯めている楽天ポイントに関しては、年間13万円相当のポイントが貯まるなど、ポイント還元によるメリットを受け続けています。なんですが、正直いって、今回の「マイナポイント」については、非常に面倒だと感じています。

「マイナポイント」の発行、紐づけをどこにするか

今回の「マイナポイント」で面倒だと思っているのが、マイナンバーカードと普段使っているポイントサイトを紐づけなければいけないということ。スマホからできると書いてありましたが、実際に私がやったらできませんでした。理由はよくわかりません。よくわからないのにできないことからして、イライラします。もうここで面倒くさい。さらに、2020年8月現在、LINEやWAON、d払いなど、ポイント発行元各社が上乗せキャンペーンをやっています。これについて詳しく知りたい人は「telling,」にて詳しく書いたので確認してください。おすすめはWAONとメルカリです。楽天は、26.5%還元と書いていますが、25%は「マイナポイント。還元で自動的にもらえるもの。残り1.5%は、楽天pay払いで1.5%もらえるので、それでしょう。つまり、上乗せキャンペーンには参加していない。楽天のポイントは、常時高還元率だし、新規キャンペーンで人を集める必要がないため、こういうキャンペーンには乗らないのだと思います。


各社キャンペーンにのっかると、1人5000円だったところが7500円相当以上のポイントがもらえるかもしれないので、非常にお得です。ですが、さきほどいったように「マイナンバーカード」との紐づめが面倒くさい。一度手続きをしてしまえば、あとは特別なことをしなくても買い物をすることで使った分の総額から25%以上が還元されます。上限2万円ですが、それでも5000円分のポイントバックは大きい。

今の時代、銀行に預けておいても0.001%なので、25%がどれだけ大きいかがよくわかると思います。とはいえ、上限5000円なんですよね。正直ちょっといいお店でランチ1回食べたら終わりです。1回分のランチのためにわざわざ面倒な手続きをしてポイント還元を受けるのもなんだか……と思ってしまうんですよね、正直なところ。

ポイント還元、本当の狙いはキャッシュレス社会

今回の「マイナポイント」は総務省が担当していますが、前回の「キャッシュレス・ポイント還元事業」は経産省が担当していました。これまでポイント事業は各企業が独自にやっていたものの、総務省や経産省がやるなんてことはなかったはずです。なぜここまでしてやるのかといえば、狙いはキャッシュレス化。もっといえば、高齢者が多くため込んで言われているたんす貯金をあぶりだすという目的もあるのかなと思います。なんせ一説には約50兆円ものお金があるといわれているので……。

それはさておき、今世界ではキャッシュレス化が加速しています。とくにお隣、韓国のキャッシュレス化は 89.1%だといわれています(2015年)。中国でも、路上生活者が現金ではなく「WeChat」にお金を要求したという話があるほど。以前、日本に住んでいる友達の中国人に聞いたところ、「WeChatはスマホを振ると毎日お金?ポイント?がもらえる」と言っていました。日本でも「WeChat」を使えるお店が増えてきているので、すごく便利だとも話していました。

「世界では当たり前! "キャッシュレス”時代、お金をどう使う?」

この先、日本のキャッシュレス化は加速していくでしょう。私は、以前「telling,」でポイントについて記事を書いたことがありますが、Yahoo!に掲載された記事に対してのコメントの大半は「ポイントを取るなんてかっこ悪い」「貧乏くさい」という意見がほとんどでした。しかし、今、これだけキャッシュレス化が進み、ポイント還元が大々的にやっていると、参加していない人のほうが「損をしている」という意識に変わってきたんじゃないかと感じます。公的なキャンペーンがあるかどうかはわかりませんが、あと1、2年はこの「ポイントキャンペーン」が続くんじゃないかと思います。ポイント還元によって、現金派の人たちをなんとか各社自社サービスの利用者にしたいと考えいてるからです。つまり、ポイントを餌に新規顧客を開拓しようとしているのです。

ポイント取得は修行だと思って遂行

話をもとに戻すと、「マイナポイント」は、上乗せキャンペーンを利用しなくても2万円を上限に1人5000円相当のポイント還元が受けられるのは相当得です。私の場合は、自分と子ども4人登録したら合計2万5000ポイントもの還元が受けられます。ただし、ここで問題なのが、自分の使っているサイトと紐づけしなければいけないこと。これをすると、たとえば長男がその後スマホなどから買い物をするときに支払いが全部私に来るということになります。もちろん解約すればいいのですが、一度登録したものをまた解約するとう手間が面倒くさい。2万5000ポイントは非常におおきなメリットですが、それにつられて便利だからそのまま使おう、となったら、そっちのほうが困るのです。どんどんお金は出ていくばかり。それが目的なのでしょうが。と考えると、自分の分だけ契約して、あとはしなくていいかなと考えています。

「投資家の考える「100円につき1ポイント」とは」

ここまで「マイナポイントが面倒」と書いていると、「もうやらなくていいのでは?」と思うでしょうが、やります。なぜなら投資などをやっていたら、絶対にこれ以上面倒なことがたくさん出てきます。小さな約款の読み落としだったり、勘違いによって、損を出してしまうかもしれません。なので、面倒だけどノーリスクなポイント還元事業の波に乗って、細かいルールを読み込むことに慣れておこうと思います。ポイント取得、もはや趣味というよりも修行です……。

みなさん、どうしますか?「マイナポイント」取得しますか?それともやめますか? 

フィリピンセブ島の孤児院で出会った子どもたちをサポートします😊✨✨子どもたちが大人になったとき、今度は誰かをサポートしてあげられたら素敵ですね❤️