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Mを歌ってくれたM

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いちゃキャバ嬢をマジで好きになってしまった男の波乱万丈の物語
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2020年4月の記事一覧

040_止まらないLINE

040_止まらないLINE

結局、昨日というか今日は、
1時半くらいまで、
彼女とお店で飲んでいた

2月11日(火)
7時30分
「木曜日は18時50分に待ち合わせでいい?」
お酒が残って、少し頭が痛い

10時15分
「おはよ!大丈夫だよ!」

そっか、
今日はバイトの面接に行くって言ってたな。
いつも夕方から夜にしかLINEがないので、
この時間の彼女からのLINEに少しビックリした

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041_戻したい時計の針 ~前編 未読のLINE~

041_戻したい時計の針 ~前編 未読のLINE~

2月13日(木)

「今日は18時50分に、駅の交番前で待ち合わせでよい?」
「おはよ!うん、わかった!」

「仕事頑張ってきます!」
「うん!がんばってね」

朝からこんな清々しいやりとりがあった。
今日は彼女と久しぶりにご飯を食べる。
とはいっても、同伴だけど。

それでも、
彼女に会いたいという気持ちが抑えきれず、
彼女に会えるだけで幸せだと思った

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042_戻したい時計の針 ~後編 ただ会いたくて~

042_戻したい時計の針 ~後編 ただ会いたくて~

イライラを通り越して、
いや、イライラはしていた。
何があったか全くわからないし、
少なくても、連絡くらいするのが、
マナーだと、ボクは思っていた。

彼女から一方的に連絡が来てから、
2時間15分経った21時45分

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043_午前3時の告白

043_午前3時の告白

近くの焼鳥屋に入り、
結局、3時まで飲んでいた

23時半くらいから入ったから、
3時間ちょっとは、彼女と話していた

月曜夜に会って、木曜夜だから、
中2日しか経ってないけど、

話したいことが、
お互いにいっぱいあって、
48時間の空白を
お互いに埋め合うように、
話していた

もう4時間の遅刻も、
連絡がなかった2時間半も、
全部過去のことになっていた

ボクの目の前にいる彼女は、
そんなこ

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044_バレンタインデーの嫉妬

044_バレンタインデーの嫉妬

2月14日(金)
今日は、
さやかとは別の女性に誘われて、
バレンタインデーディナーで、
地中海料理屋にきた

その人とは、
もう8年くらいの付き合いで、
昔は、毎回出張で、
一緒に福岡に行っては、
高級ホテルに泊まり、
夜通しエッチをしていた仲

最近は、会っても、
エッチもしなくなり、
美味しいお酒とご飯を食べて、
終わりだった。

それでも、
ボクの中では、大切な人で、
ボクのことを100%

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045_彼女の誕生日 ~プランは3つから~

045_彼女の誕生日 ~プランは3つから~

2月15日(土)
今日は、彼女の誕生日前日

前に彼女と、
誕生日の話をしたとき、

誕生日の前日から、
当日にかけての瞬間に、
お祝いされるのが1番嬉しい。
いつだったか、一度偶然お店で、
そんな誕生日の迎え方をしたんだよね。

ボクはその話を聞いて、
それをやろうと決めた。

ずっと前から彼女に、
この日をあけてほしいとお願いし、
彼女の時間をもらった。

彼女をお祝いしたい人は、
たくさんい

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046_彼女の誕生日 ~待ち合わせはいつもドキドキ~

046_彼女の誕生日 ~待ち合わせはいつもドキドキ~

2月15日(土)
この日、ボクは会社に出勤していた
彼女との約束もあって、
夕方までは会社で仕事をすることにした

彼女との待ち合わせは17時。
3時間前に、
電話で起こしてほしいと頼まれていた。
どっちがキャバ嬢で、
どっちが客なんだ。

けど、遅刻されるくらいなら、
電話で起こすくらいは、全然構わない。

ボクは彼女に電話する時刻を、
スケジューラーにインプットして、
仕事を始めた。

仕事が

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048_彼女の誕生日 ~チェックイン~

048_彼女の誕生日 ~チェックイン~

2月15日(土)18時30分
ボクと彼女は、
タクシー乗り場に向かった

「あ、そういえば!」
「何?」

彼女は急に、
思い出したかのように言った

「前にお酒プレゼントするって言って、全然買えてなくて、どこかにあるかなって思って」
「あー、そうだね、時間もあるし探す?」

「うん!」

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049_彼女の誕生日 ~最後のハタチに乾杯~

049_彼女の誕生日 ~最後のハタチに乾杯~

2月15日(土)19時20分

45㎡のこの部屋はかなり広く、
彼女と一緒に過ごすには十分だった

二人で夜景をキレイに見るためには、
どうしたらいいか、
部屋の灯りを消したり、つけたり、
当然消した方がキレイに見える。

部屋の灯り全部消して、
窓際のカウンターで二人で座って、
外を眺める。

ボクはそっと、目を彼女に向ける。
彼女の横顔が美しい。

「お腹すいた?」
「うん、すいたー。どうする

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050_彼女の誕生日 ~抑えきれない下心~

050_彼女の誕生日 ~抑えきれない下心~

2月15日(土)
彼女はシャンパンを
ちょっと飲んだだけだけど、
もともとお酒が強くないから、
酔いが回ったとのこと。

「ちょっと休憩していい?」
「うん、どうぞ」

そういうと、
彼女はベッドに横になった

「ねぇ、なんでこんなに枕あるの?」
「自分の好きな角度を取れるようにじゃない?わからないや」

確かに、
良いホテルには、枕がいっぱいある
そんなことを素朴に聞くことが、
可愛らしかった。

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051_彼女の誕生日 ~ハタチ最後のキス~

051_彼女の誕生日 ~ハタチ最後のキス~

2月15日(土)

ボクの欲望も限界になった。

まずは寝てる彼女の唇に、
そっと、キスをした

それでも彼女は起きない

今度は彼女の胸を
触ってみようと思って、
お腹付近から、
ニットの下を掻い潜って、
ブラジャーまでたどり着こうと
手を伸ばしてみた

が、

ニットの下の肌着?が、
思いの外、長く、
肌着を掻い潜って、
なかなか直に肌を触れない。

あれ?これどこまで、
丈があるんだろ?

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053_バラの花束は嫉妬に包まれて

053_バラの花束は嫉妬に包まれて

2月16日(日)
18時10分
「ごめんね、おはよう」
「昨日は家着いた瞬間に寝た」
「仕事お疲れさま」

今日もボクは休日出勤していた。
ちょっと忙しくて、
彼女に返信をしていなかった。

もちろん、
今日は、同伴の予定のはず、
返事をしたところで、
別に返信もないだろうと思っていた。

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