ryohei nakamura

クリスチャンの作家です。noteでは御言葉の黙想などを投稿いたします。主にクリスチャン…

ryohei nakamura

クリスチャンの作家です。noteでは御言葉の黙想などを投稿いたします。主にクリスチャンの方々と神の御言葉の恵みを分かち合いたいと思っております。 ※黙想に際して引用させていただく聖書本文は、基本的にすべて聖書協会共同訳を使用させていただいております(日本聖書教会HPより引用)。

最近の記事

御言葉の黙想 使徒言行録2章17節ー21節 2024年7月11日

本文: 『神は言われる。/終わりの日に/私は、すべての肉なる者にわが霊を注ぐ。/あなたがたの息子や娘は預言し/若者は幻を見、老人は夢を見る。 その日、男女の奴隷にも/わが霊を注ぐ。/すると、彼らは預言する。 上では、天に不思議な業を/下では、地にしるしを示す。/血と火と立ち上る煙が、それだ。 主の大いなる輝かしい日が来る前に/太陽は闇に/月は血に変わる。 しかし、主の名を呼び求める者は皆、救われる。』 五旬節、ペンテコステ(シャブオット)は、シナイ山で律法を授かったことを記

    • 御言葉の黙想 申命記8章2節ー3節 2024年7月10日

      本文: あなたの神、主がこの四十年の間、荒れ野であなたを導いた、すべての道のりを思い起こしなさい。主はあなたを苦しめ、試み、あなたの心にあるもの、すなわちその戒めを守るかどうかを知ろうとされた。 そしてあなたを苦しめ、飢えさせ、あなたもその先祖も知らなかったマナを食べさせられた。人はパンだけで生きるのではなく、人は主の口から出るすべての言葉によって生きるということを、あなたに知らせるためであった。 黙想: マナとは、荒野にいる民の為に、神が下さる不思議な食べ物である。その語

      • 御言葉の黙想 ローマの信徒への手紙1章18節ー20節 2024年7月9日

        本文: 不義によって真理を妨げる人間のあらゆる不敬虔と不義に対して、神は天から怒りを現されます。 なぜなら、神について知りうる事柄は、彼らには明らかだからです。神がそれを示されたのです。 神の見えない性質、すなわち神の永遠の力と神性は、世界の創造以来、被造物を通してはっきりと認められるからです。したがって、彼らには弁解の余地がありません。 黙想: なぜこの世は裁きを受けなければならないのか。いったい我々が何をしたというのか。 聖書には、人間が「あらゆる不正、邪悪、貪欲、悪意

        • 御言葉の黙想 エゼキエル書47章13節ー14節 2024年7月8日

          本文: 「主なる神はこう言われる。あなたがたがイスラエルの十二部族にこの地を相続地として割り当てる時の境界は次のとおりである。ヨセフには二倍の割り当て。 あなたがたは、これを等しく割り当てなければならない。これは私があなたがたの先祖に与えると誓ったものである。この地はあなたがたの相続地となる。 黙想: エルサレムが破滅してから14年目になる日、預言者エゼキエルは幻視を当たえられる(40,1)。幻視の中で新しいエルサレムとその詳細を目撃する。主が下さる夢は幻ではなく、必ず現実

        御言葉の黙想 使徒言行録2章17節ー21節 2024年7月11日

          御言葉の黙想 イザヤ書40章26節ー27節 2024年7月7日

          本文: あなたがたの目を高く上げ/誰がこれらを創造したかを見よ。/万象を数えて導き出される方は/すべてを名前で呼ばれる。/その大いなる強さと力から/逃れうる者は誰一人ない。 ヤコブよ、なぜ言うのか。/イスラエルよ、なぜ語るのか。/「私の道は主から隠されており/私の訴えは私の神に見過ごされている」と。 黙想: イザヤ書は40章から救いと回復の預言に変わる(第二イザヤ)。しかし、救いは裁きを伴う。 主はキュロス2世を道具としてバビロンを裁く(45,1.エレミヤ書50,3)。かつ

          御言葉の黙想 イザヤ書40章26節ー27節 2024年7月7日

          御言葉の黙想 エゼキエル書33章11節ー12節 2024年7月6日

          本文: 彼らに言いなさい。私は生きている――主なる神の仰せ。私は悪しき者の死を決して喜ばない。むしろ、悪しき者がその道から立ち帰って生きることを喜ぶ。立ち帰れ、悪の道から立ち帰れ。イスラエルの家よ、あなたがたがどうして死んでよいだろうか。 人の子よ、あなたは同胞に言いなさい。正しき者の正義も、背くときには自分を救うことができない。また、悪しき者の悪も、その悪から立ち帰るときには、それによってつまずくことはない。正しき者も、罪を犯すときは、その正義によって生きることはできない。

          御言葉の黙想 エゼキエル書33章11節ー12節 2024年7月6日

          御言葉の黙想 民数記22章20節 2024年7月5日

          本文: その夜、神はバラムのもとに来て言われた。「この者たちがあなたを呼びに来たのなら、起きて彼らと共に行くがよい。ただし、私があなたに告げることだけを行わなければならない。」 黙想: モアブの王バラクは、イスラエルの民を見て、安全保障上の恐れを抱く。そして、軍事力で倒すことが困難であると見て、呪術の力を借りようとミデヤンの呪術師バラムを呼び出そうとする(22,5.31,8)。 特異なことに呪術師バラムは主なる神を畏れ、その霊感を受けている。しかし、イスラエルを潜在的な脅威

          御言葉の黙想 民数記22章20節 2024年7月5日

          御言葉の黙想 サムエル記上1章10節ー11節 2024年7月4日

          本文: ハンナは悲しみに沈んで主に祈り、激しく泣いた。 そして、誓いを立てて言った。「万軍の主よ、どうかあなたの仕え女の苦しみを御覧ください。この仕え女を心に留めてお忘れにならず、男の子を賜りますならば、その子を一生主にお献げし、その頭にはかみそりを当てません。」 黙想: サムエル記は、申命記系歴史家の編集によるものであるとされている。一方、扱われている史料の生々しさなどから、直接の目撃者による記述が含まれているという意味で、興味深い。 エフライム族の男性エルカナには二人

          御言葉の黙想 サムエル記上1章10節ー11節 2024年7月4日

          御言葉の黙想 ルツ記4章14節ー16節 2024年7月3日

          本文: 女たちはナオミに言った。「主はたたえられますように。今日、主はあなたのため、家を絶やさぬ責任のある親戚を与えられました。イスラエルでその子の名が上げられますように。 その子はあなたにとって魂を生き返らせる者となり、老年を支える者となるでしょう。あなたを愛する嫁、あなたにとって七人の息子にまさるあの嫁が産んだのですから。」 ナオミはその子を取り上げて胸に抱き、養い育てた。 黙想: 14節の「家を絶やさぬ責任のある親戚」は適切な意訳であるが、実際のヘブライ語の表現は単語

          御言葉の黙想 ルツ記4章14節ー16節 2024年7月3日

          御言葉の黙想 ヨシュア記1章5節ー7節 2024年7月2日

          本文: あなたの命の続くかぎり、誰一人あなたの前に立ちはだかる者はいない。私がモーセと共にいたように、私はあなたと共にいる。あなたを見放すことはなく、あなたを見捨てることもない。 強く、雄々しくあれ。私がこの民の先祖に誓い、今この民に与える地を、彼らに受け継がせるのはあなただからだ。 あなたはただ、大いに強く、雄々しくありなさい。私の僕モーセがあなたに命じた律法をすべて守り行い、そこから右にも左にもそれてはならない。そうすれば、あなたはどこに行っても成功を収める。 黙想:

          御言葉の黙想 ヨシュア記1章5節ー7節 2024年7月2日

          御言葉の黙想 申命記34章4節 2024年7月1日

          本文: そして、主は彼に言われた。「これが、アブラハム、イサク、ヤコブに対し、私があなたの子孫に与えると誓った地である。私はあなたの目に見せるが、あなたはそこに渡って行くことはできない。」 黙想: モーセが現在ヨルダンにあるネボ山に登った時に、主は「約束の地」の全容を見せられた。しかし、モーセはそこに入ることはできない。 エジプトから荒野生活に至るまで、半世紀近くイスラエルを導いてきた指導者の気持ちは、如何なるものであったのだろうか。 しかし、聖書におけるリーダーとは「仕え

          御言葉の黙想 申命記34章4節 2024年7月1日

          御言葉の黙想 サムエル記下22章16節ー18節 2024年6月30日

          本文: 主の叱咤、主の怒りの息吹によって/海の底が現れ、世界の基があらわになった。 主は高みから手を差し伸べて私をつかみ/大水から引き上げる。 力ある敵と私を憎む者から/主は私を助け出す。/彼らが私より強かったからだ。 黙想: ダビデは、あらゆる敵から救われたことを通して、神を賛美している。総じて詩編18編と同様の内容になっている。 人生は強い者が勝つのではない。主に愛された者が勝つ(22,20)。ダビデは数々の戦闘経験を通して、このことを熟知している。 ダビデが主に助けを

          御言葉の黙想 サムエル記下22章16節ー18節 2024年6月30日

          御言葉の黙想 イザヤ書41章1節ー2節 2024年6月29日

          本文: 島々よ、私の前で静まれ。/諸国の民よ、新たな力を得よ。/近づいて語れ。/共に裁きの場に進み出よう。 誰が東から勝利を奮い起こし/足元に呼び寄せたのか。/彼の前に諸国民を渡し/王たちを踏みにじらせ/その剣で彼らを塵のように/その弓で吹き払われたわらのようにする。 黙想: 1節の「島々」とは何か。翻訳によっては「海辺に住み人々」とある。文脈によっては「居住地」にも訳される。如何にしても諸国の民を指す言葉として理解できるだろう。 「新たな力を得よ」という部分の意味は、翻訳

          御言葉の黙想 イザヤ書41章1節ー2節 2024年6月29日

          御言葉の黙想 出エジプト記25章21節ー22節 2024年6月28日

          本文: あなたは贖いの座を箱の上に置き、箱の中に私が与える証しの板を納めなさい。 私はそこであなたに臨み、贖いの座、すなわち証しの箱の上にある二つのケルビムの間から、イスラエルの人々のために命じるすべてのことをあなたに語る。 黙想: 契約の箱はヘブライ人たちが神と結んだ契約の象徴である。その契約内容が記された石板は証拠、証言とも訳される。契約の箱の中にはその「十戒が記された証拠石板」の他に「芽を出したアロンの杖」、「マナの入った金の壺」があった(ヘブライ人への手紙9,4)。

          御言葉の黙想 出エジプト記25章21節ー22節 2024年6月28日

          御言葉の黙想 ヨハネによる福音書4章35節ー38節 2024年6月27日

          本文: あなたがたは、『刈り入れまでまだ四か月ある』と言っているではないか。しかし、私は言っておく。目を上げて畑を見るがよい。すでに色づいて刈り入れを待っている。刈り入れる人は報酬を受け、永遠の命に至る実を集めている。こうして、蒔く人も刈る人も共に喜ぶのである。 『一人が蒔き、一人が刈り入れる』ということわざのとおりになる。 私は、あなたがたを遣わして、あなたがたが自分で労苦しなかったものを刈り取らせた。ほかの人々が労苦し、あなたがたはその労苦の実りにあずかっている。」 黙

          御言葉の黙想 ヨハネによる福音書4章35節ー38節 2024年6月27日

          御言葉の黙想 創世記49章1節 2024年6月26日

          本文: ヤコブは息子たちを呼び寄せて言った。「集まりなさい。後の日にお前たちに起こることを告げよう。 黙想: 創世記をはじめとするいわゆる「モーセ五書」および「申命記系歴史家」の作品であるとされる「ヨシュア記」は、大きく分類して4つの伝承に分けられるとされている。これは古代の歴史記述としては一般的なマナーであり、その例から大きく外れるものではない。 これらの伝承を編集し文書化する積極的な動機は、バビロン捕囚にあったと思われる。神殿がない状況にあっても律法は「携帯できる祖国」

          御言葉の黙想 創世記49章1節 2024年6月26日