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御言葉の黙想 ヨシュア記1章5節ー7節 2024年7月2日

本文:
あなたの命の続くかぎり、誰一人あなたの前に立ちはだかる者はいない。私がモーセと共にいたように、私はあなたと共にいる。あなたを見放すことはなく、あなたを見捨てることもない。
強く、雄々しくあれ。私がこの民の先祖に誓い、今この民に与える地を、彼らに受け継がせるのはあなただからだ。
あなたはただ、大いに強く、雄々しくありなさい。私の僕モーセがあなたに命じた律法をすべて守り行い、そこから右にも左にもそれてはならない。そうすれば、あなたはどこに行っても成功を収める。

黙想:
「申命記系歴史家」の作品であるとされるヨシュア記は、ユダヤ教においては伝統的に、預言者たちが書いたものとして、「前期預言書」に数えられる。ほかにも士師記、サムエル記、列王記が「前期預言書」と呼ばれている。すなわち、これらの歴史書は単なる歴史書ではなく預言書でもある。

主は地上を彷徨う聖徒たちを孤児のように放ってはおかれない(ヨハネによる福音書14,18)。特別な権威を認められていたモーセがいなくなっても、また、ヨシュアを通して約束の地を受け継がせる事業を実現される(1,6)。
リーダーの責任は重い(ヤコブの手紙3,1)。リーダーは神の御言葉に固く立ち、右にも左にもそれてはならない(1,7)。リーダーが揺らげば組織全体が揺らいでしまう。心を強くしなければならない(1,6)。
しかし、人間は果てしなく弱い存在である。人間を強くするのは神である(1,5)。進撃の時が近づいている(1,11)。悔い改めて福音を信じよう(マルコによる福音書1,15)。遊女ラハブのように恩寵に与ることができるように(6,17)。

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