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御言葉の黙想 ローマの信徒への手紙1章18節ー20節 2024年7月9日

本文:
不義によって真理を妨げる人間のあらゆる不敬虔と不義に対して、神は天から怒りを現されます。
なぜなら、神について知りうる事柄は、彼らには明らかだからです。神がそれを示されたのです。
神の見えない性質、すなわち神の永遠の力と神性は、世界の創造以来、被造物を通してはっきりと認められるからです。したがって、彼らには弁解の余地がありません。

黙想:
なぜこの世は裁きを受けなければならないのか。いったい我々が何をしたというのか。
聖書には、人間が「あらゆる不正、邪悪、貪欲、悪意に満ち、妬み、殺意、争い、欺き、邪念に溢れ、陰口を叩き、悪口を言い、神を憎み、傲慢になり、思い上がり、見栄を張り、悪事をたくらみ、親に逆らい、無分別、身勝手、薄情、無慈悲」(1,29-31)であるため、とされている。
しかも人間は、これらのことが不義であることを、自らの良心によって知っていながら、このようなことをしている(1,32)。
なお、人間は神を知ることができる環境に身をおきながら、神に目を背けてきた(1,19-20)。イエス・キリストにおいて明らかに示された福音を知っていてもなお、この状況に変わりはない。
律法を知る者は律法によって裁かれ、律法を知らない者は彼らの良心が証言する通り、律法なしで裁かれる(2,15)。
それゆえに、真理を歪曲する人間の不敬虔と不義に対して、神は今日、天から怒りを示されるのである(1,18)。
しかし、神と和解する道は今でも開いている。イエス・キリストを自らの救い主として受け入れる道である。誰でも主イエスを信じる者は代価なしに救いを受けることができるのである(3,24)。

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