見出し画像

御言葉の黙想 エゼキエル書47章13節ー14節 2024年7月8日

本文:
「主なる神はこう言われる。あなたがたがイスラエルの十二部族にこの地を相続地として割り当てる時の境界は次のとおりである。ヨセフには二倍の割り当て。
あなたがたは、これを等しく割り当てなければならない。これは私があなたがたの先祖に与えると誓ったものである。この地はあなたがたの相続地となる。

黙想:
エルサレムが破滅してから14年目になる日、預言者エゼキエルは幻視を当たえられる(40,1)。幻視の中で新しいエルサレムとその詳細を目撃する。主が下さる夢は幻ではなく、必ず現実化する(エズラ記6,16)。
約束の地の割り当ては公正に等しく行われる(13節)。たとえ異邦人であっても、相続財産は公平に分けられる。選民と異邦人を峻別する聖書的伝統の中にあっても、この公平性の伝統は一貫して保たれなければならない(レビ記19,34)。しかし、長子ヨセフに関しては、規定通り例外的に二倍が割り当てられる。
イスラエルは諸民族の長子であり(出エジプト記4,22)、主イエスは神の長子である(ローマの信徒への手紙8,29)。よって、キリストを頭とする教会に繋がっているすべての人は長子の権利を持つ。
長子であるゆえにその霊的な苦難も引き受けなければならない(ローマの信徒への手紙8,17)。その苦難は、近づく万物の終わりの日に報われる(ペテロの手紙一4,13)。
裁きはまず神の家から始まる(ペテロの手紙一4,17)。主イエスにしっかりつながって、脱落しないようにしたい(ヨハネによる福音書15,5.ヘブライ人への手紙12,16)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?