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食べれる森作り経過観測

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南ラオスの約900平米の更地に、少量多品種で持続可能な森が出来るか実験です。ただ単に森として樹木を伸ばすのではなく、フルーツや野菜、ハーブに生薬などが採取できる森。人の力ではなく…
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【877プロジェクト】始まりの軌跡(奇跡)

【877プロジェクト】始まりの軌跡(奇跡)

数年間の試行錯誤の末、先日やっとスタートにたどり着いた。
「私たちの体のためにラオスの自然のものを届けつつ、少しでも彼らの土や森を守る取り組み」

。。。。な、長い。
思い切って省略しよう。

その名は

877(バナナ)プロジェクトみ、短い。

詳しくは↓

先日の投稿で早速注文してくれた人もいて、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。

この場を借りて改めてお礼申し上げます。ありがとう!感謝で

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シノムノー村の自然栽培バナナの育て方

バナナの育て方は?と聞かれて、
カットして
掘って
植えるだけ・・・
なんて言っても単純すぎて想像できないらしい。なので2020年に植えたのと最近とったのを編集して動画にしました。
雨の力で育つ、農薬も肥料もいらない自然栽培のバナナの育て方です。
個人的には、実がなった親株を切り倒して、子株の栄養源にするって考えが大好き。

【食べ森】キンノイ乾姜ほんの少し販売します

【食べ森】キンノイ乾姜ほんの少し販売します

少しづつ

少しづつですが、

食べる森で作れるものがわかってきて、
日本に届けられるものがわかってきて、
やっと少し販売できるようになってきました。

やっと循環の始まりです。

キンノイ生姜は、ラオ食材の中でも是非味わってもらいたいものの一つ。
今回も少しですが、販売ができるようになりました。

<ご購入はこちらから↓>

写真はビーガン料理をyoutubeで発信している素敵な知り合いのインス

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<自給自足的生活>陸稲と黒米とバジルときゅうりと・・・

<自給自足的生活>陸稲と黒米とバジルときゅうりと・・・

最近ちょっと重めの真面目なお話ばかりしちゃってたきがするので、今日は久しぶりに気軽な農園の様子を。

ラオスは4〜6月にかけて種を植える季節

私たちの食の基本は何と言っても米。
自給自足的生活にはやっぱり米つくりは欠かせませんよね。

そんなわけで今年も田(?)植えやってます。
食べる森の試験場の木と木の間。
植物と植物の間に陸稲を植えていきます。

5月25日 田植え開始

植えるのはラオス伝

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5月は生命が動き出す季節〜色々な植物が育っています〜

5月は生命が動き出す季節〜色々な植物が育っています〜

先日、4月のピーマイラオ(ラオ新年)が終わったら、雨が降り始める合図なんて言いましたが、これが本当によく降ります。
去年は雨が少なく、ピーマイあけもなかなか雨が降らず困ったちゃんだったのですが、今年は毎日のようにスコール。
そして落雷。

数百メートル先に落ちたのが目視できるくらい、落ちます。

そんなこともあって、今年の植物はめちゃくちゃ元気!

なんと言ってもまずは桑。3月に選定した桑がこんな

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食べる森の主産物にバナナを選んだ理由

食べる森の主産物にバナナを選んだ理由

今日は少し、真面目なお話。
まずタイトルの「食べる森」とは?
ってご存知ないかとも思いますので、ここで簡単におさらいを。

食べる森とは?

私はラオスに来て、森から取れるものの力を存分に味わいました。
森と暮らす人たちの生きる力に日々驚きとともに、人間ってほんとはこんなに強いんだ!と実感しています。
肉もほとんど食べなくても、たくましい体をしている彼ら。
その秘密は・・・やはり本来の自然のもの、

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香り高いラオスの小さな生姜キンノイ収穫しました

香り高いラオスの小さな生姜キンノイ収穫しました

ラオスの中でも特にお気に入りの食材のひとつ。それがラオスの生姜キンノイ。キンノイ以外にもキンニャイもあり、生姜はいくつか種類があるようなのですが、ラオス人が好むのはこのキンノイ(小さな生姜の意味)。

それもそのはず、香りがダントツで違うんです。
そして触ってるだけで手がポカポカしてくるという。

食べる森試験場では徐々に収穫がということで、このキンノイも食べる森に植えていたんです。
他にもレモン

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ラオスのシノムノー村ではどうやって美味しいバナナを無肥料無農薬で育てるのか?

ラオスのシノムノー村ではどうやって美味しいバナナを無肥料無農薬で育てるのか?

と、このようなタイトルを書きながら私はすでに若干の違和感を覚えている。
「育てる」というワードがラオスにいると若干違って感じるのだ。
私たち日本人はどうしてもより美味しくなるように多分に手を加え、毎日愛情を与え、非常に丁寧に野菜を育てている。この場合はきっと「育てる」というワードはしっくり来るだろう。

しかし、ラオスの人たちからみると、この農法はきっと過保護に見えるだろう。そして毎日毎日自分の時

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農場のバナナの様子12月

5月末に植えたバナナの様子。
どんなになったでしょう?
大きくなってますよ〜半年で子供も立派に成長しています。
農薬も除草剤も肥料も不要。雨に任せた超自然栽培のバナナの様子です。

米はなくても生きていける。わずか100年ほど前の村の豊かさと失われ始めた暮らし

米はなくても生きていける。わずか100年ほど前の村の豊かさと失われ始めた暮らし

以前、「稲作が始まって人は稲の奴隷になった。」というユヴァル・ノア・ハラリの一文を紹介した。とすれば、稲作が始まる前私たちの先祖は一体何を食べていたのだろう???

はるか遠い昔、日本では縄文時代と呼ばれる時代があった。
その期間はなんと1万年以上。移り変わりの早い現代に比べ、非常に平和な時代だったんだろうと想像しています。

自然のものをそのままいただくだけだから、所有の概念がなく、みんなで分け

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6ヶ月で実ったバナナを通じて風土と農を考える

6ヶ月で実ったバナナを通じて風土と農を考える

食べる森から見事バナナが実りました!
食べる森とは・・・こちらをご覧ください。

わずか6ヶ月で実ったバナナ今年5月にバナナを植えたんですが、先日雨の隙間に散策していたら見事バナが実っていました。
バナナを植えたと言っても、文字通り植えただけで自然に放置したバナナです。(植えた時の様子はこちらをご覧ください。↓)

それが、10月末に実をつけたのです。わずか6ヶ月でです。

土壌改良?
肥料たっぷ

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「食べれる森」で育っている品目一覧を紹介します

「食べれる森」で育っている品目一覧を紹介します

※トップの写真は近くの村の本当の森で、完成イメージです

先日スタッフのペッがポツリと言った
「来年キャッサバ植えてもちょっとしかならないかもしれない・・・」

実はキャッサバ芋は5年で土がダメになるとも言われていて、大事な生活の収入源の一つであるキャッサバがダメになるってことは彼らには結構な死活問題。やっぱり食べれる森の取り組みは大事だな!そう思えてきました。

とうことで、久しく食べれる森の投

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20年8月31日 食べ森経過観測

20年8月31日 食べ森経過観測

今日は久しぶりに食べれる森の経過観測を。
5月末に始まって約3ヶ月。
と言ってもまだ3ヶ月なんですね。
5年計画なのでスタートしたばかりって感じでしょう。

さて、この3ヶ月でひとまずメインとなるものは一旦植えた状態と考えています。

中でもやはり、バナナとパパイヤ、トウモロコシは抜群に土地にあっていますね。(ま、トウモロコシは毎回植えることになるので、多年草としてはバナナとパパイヤが森にふさわし

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紫色のトウモロコシが実ったら

紫色のトウモロコシが実ったら

いよいよ食べれる森から初収穫ができました!
食べれる森発収穫物はトウモロコシ!トウモロコシといえば黄色???
いえいえ
ラオスで現地の人が食べるトウモロコシは
紫色か白色(薄い黄)
なんです。
そんな紫色と白色のトウモロコシを収穫しました。(いや、正確には勝手にウォンが収穫してきたので収穫のシーン撮れてないという・・・w)

黄色いトウモロコシもあるんですが、それは品種改良されたタネを隣国から買っ

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