最近の記事

2024/4/9 Terminal

「推しは推せる時に推せ」という言葉が嫌いだ。 自分の好きな気持ち、会いたい気持ちと限りがある個人のリソースとの折り合いをつけて、行ける時に好きな場所に好きに遊びに行っているだけなのにやたらと「推すことが正しいこと!」と煽られているようで余計なお世話だし、どれだけ会いに行っていたとしても、それがなくなった時の悲しみは計り知れないだろう。 むしろ推せば推すほど、推しが解散、卒業したときの悲しみも、その人の中では大きくなっていくかもしれない。 「もっと会いたかった」「もっと話したか

    • 2024/2/13 27クラブ

      ミュージシャンでもアーティストでも俳優でも、というか何者でもないけど、ついに27クラブからお呼びがかかることはなかった。 「ジミ・ヘンドリクスもカート・コバーンも年下になってしまった」と言えば自分が一端の「何者か」になれたような気はするものの、やはりそんなレジェンドと比べるまでもなく自分は凡人で、そもそも夭折した才能の中にはもっと前に歳を追い越した人も、自分より遅く生まれて早く亡くなってしまった人もたくさんいる。 自分がそこに並ぶための努力もせずにこの歳になってしまったのは

      • 2023/12/26 Vlogのテキスト版①

        InstagramにVlogを投稿し始めた。 推しアイドルが遠征のオフショットを動画で編集して上げていたのを見て、その動画自体が見てきた景色を追体験させてもらえているようで面白かったので、自分も遠征の動画を撮影して上げたら楽しいのではないかと思いやってみることにした。 紀貫之風に言えば「アイドルもすなるVlogといふものを、オタクもしてみむとてするなり」である。 正直な話をすると推しには見てもらいたくて、でも後はインスタのフォロワーのうち10人くらいに見てもらえて、「あいつや

        • 2023/11/6 10月末・雑感

          「妄キャリの夢子が死んだ」というニュースは、あまりにも現実味がなく、ひと目見ただけでは意味を理解できない文の塊として目の前に表れたけど、その文はどうやっても普通には出てこない文章で、どうやっても文章に書かれている以上の事を示していなくて、そうやって書かれている事実が心にぽっかりと穴を空けた。 別に夢子推しだったわけでもないし、接近に行った記憶もないし、してたとしても全員握手とかそのぐらいだと思う。なんなら妄キャリのメジャー以降は今でも何だったんアレって言えるぐらいしょうもな

        2024/4/9 Terminal

          2023/10/4 「ライクじゃなくてラブの方ね」

          小説を一度読んだぐらいではあらすじや印象に残ったセリフぐらいしか覚えておらず、細かいディテールは把握しきれないものなので、改めて読み直すと「こんなシーンあったっけ?」「こんなセリフだったっけ?」となることがしばしばある。 「『愛って何だと思う?』」 こんな書き出しだったっけ?このお話。 上映初日の8月上旬に見た「特別編 響け!ユーフォニアム 〜アンサンブルコンテスト〜」の入場特典の短編を、その入場初日ぶりに開き、せいぜい「久美子と麗奈がラーメンを食べに行く回」ぐらいの認識

          2023/10/4 「ライクじゃなくてラブの方ね」

          2022/12/31 2022/12/27

          久しぶりに感じる二日酔い、しかも起きても酔っている方の二日酔いに遭遇し昼前まで寝たり起きたりを繰り返していた。 一度目覚めてからまた意識を失うまでの間、気持ち悪さと頭の痛さに耐えなくてはならないし、その間も昨日の飲み会でやらかした事とか、全く納まらずに休みに入った仕事とか、クリスマスイブと当日の土日を誰とも合わずに過ごしたこととか大掃除のおの字も取り掛かってないこととかそういったものが消えてなくなるわけではなく、むしろそれが二日酔いでうずくまっている自分の惨めさに拍車をかける

          2022/12/31 2022/12/27

          2021/12/30 あ゛ぴ〜〜〜

          気が付くと半年近くブログを放置していた。新しいものをインプットするのも一苦労、アウトプットするのはその百倍苦労……というような感覚に陥っていて、一時期に比べて脳が溶けてしまったような感じがしている。 テレワークの後に即布団に入ってyoutubeかラジオを流しながら軽く寝るという生活を続けていたらあっという間に夜に眠れなくなり、終業後の自由時間もモリモリ削れていった結果、youtubeのAIにインプットを完全に掌握された生活を送っている。 そんでもって去年から今年にかけて新し

          2021/12/30 あ゛ぴ〜〜〜

          2021/8/2 2021/5/8②

          「サンライズに乗った段階で旅の目的は果たした」と半ば冗談のように書いたけど、実際に旅の目的であるうどん屋に行くのは「サンライズの停車駅で行きたい所はあるか」という逆算から決めたものだったし、そうでなければ「うどん屋に行くために岡山まで(ほぼ)日帰り旅行する」なんてスケジュールにはせず、もう少し丁寧に行き先や見たい場所を決めていたと思う。 とにかく、GWにどこかへ行きたかったのだ。 (CONTAX T2/SuperiaPremium400) 朝にうどんを食べた後、岡山駅まで

          2021/8/2 2021/5/8②

          2021/6/13 2021/5/8①

          目を覚ますと、見知らぬ土地を走っていた。 今まで乗ったサンライズは上りのものだけだったので、起きたときには横浜あたりで「あぁ、都会には今日も人が朝からたくさんいるなぁ」と旅の終わりを嫌でも感じさせられたものだが、「気づいたら知らない場所をひた走っている」というのはこういうものなのかと思いながら、薄く靄がかかった田畑を見ていると持ってきたロンT1枚に若干の心細さを感じた。 水勢がない割に熱いサンライズのシャワーを浴びた。あんまり爽快さはなかったけれど、嫌でも目が覚めた。さて岡

          2021/6/13 2021/5/8①

          2021/5/24 2021/5/7②

          カツカツ。カツ。 「すいません、今日発のサンライズのB寝台って空きありますか?」 「どちらまでのご乗車ですか?」 「岡山です」 カツカツカツカツ。カツ。カツ。 「出雲も瀬戸もシングルなら空きがありますね。」 「じゃあシングルでお願いします」 カツカツ。カツ。カツカツ。 「出雲と瀬戸どちらかご希望はございますか?」 「どっちでも……できれば瀬戸で」 カツ。カツ。カツカツカツ。 ペン先が紙以外に触れて出る音というのは「苛つき」や「暇」と共にあることが多く、ネガティブ

          2021/5/24 2021/5/7②

          2021/5/9 2021/5/7①

          あれこれ悩んだ結果、どこへ行くにも荷物が多くなってしまうのは悪い癖だと思う。 ちょっとした外出にもアレはいるかコレは必要かと悩むし、それが旅行ともなると心配事が増えて、それが荷物の量と比例する。 心配性であり優柔不断である。 いつものように仕事を終え、終了の連絡を入れると、荷物にジャージを入れるか、ロンT1枚でいいか、折りたたみ傘はどうしようか、靴下の替えはいるか……といつものように悩み始めた。 5月の気候というものは恐ろしいものであり、昼は暑く夜は寒く、雨も風もあるときは

          2021/5/9 2021/5/7①

          2021/5/4 暇と退屈と

          ゴールデンウィークらしいことを全くしないままゴールデンウィークが終わろうとしているけど、ここ最近「なんもしたくね〜」と思いながら過ごしていたのにいざ「なにもしない」ことを選択するとそれはそれで「ゴールデンウィークらしくね〜」となってしまうので欲張りな人間だなぁと思ってしまう。 といってもGW前(例の宣言前)にライブラッシュがあったので個人的にはだいぶ満たされているというか、思いっきり「らしくない普通の日々」を過ごさせていただいたのでその分の「なにもない日常」を過ごしているのか

          2021/5/4 暇と退屈と

          2021/4/14 柑橘パフェ

          気がついたら3月全くnoteを書かずに終わってしまった。 いやはや。 言い訳をさせてください……とnoteを書かない理由を並べて書こうとしたけれど、どうやっても暗い感じの文になってしまいそうで筆が乗らない。 いや、だってここ最近の記事とちょっと前の毎日書いてた時期の記事を読み比べてみてくださいよ。一目瞭然じゃあないですか。 先日、アイドルの解散ライブに行った。 いや、ライブに参加してはいないので「行った」という表現は正しくない。いわゆる「会場推し」というやつである。ただオタ

          2021/4/14 柑橘パフェ

          2021/2/12 夜に駆ける(しかないので)

          YOASOBIのボーカルは可愛いと思う。 仕事が完全にテレワークになってからめっきり陽の光を浴びる回数が減った。 仕事が捗らないのは会社に行っていた時からそうなのだけど、てっきり「通勤で消耗するから」だと思っていた。実際電車に乗って会社に行くのは体力を使う。朝早く起きないといけないのも消耗の原因だ。コロナという「天災」で通勤という文化が絶対視されなくなったのは良いことだと思うけど、今では地下鉄の階段を登るたび出口から差し込んでくる、眩しくて忌々しかった太陽が恋しくて仕方がな

          2021/2/12 夜に駆ける(しかないので)

          2021/2/4 WELCOME 2 MY ROOM

          神奈川から多摩川渡って世田谷 流れ着いた所は仲間が住む幡ヶ谷の一角 扉開ければ俺の隠れ家 何もお構いはできませんが来たきゃ来れば? 壁にレコード 床にレコード 廊下にレコード レコード レコード レコード レコード レコード レコード これがMr. Drunkのラボラトリー 遠慮せずに腰掛けてくれ そのレコ箱に (RHYMESTER『WELCOME 2 MY ROOM』) どうしようもなくレコードが好きだけど、音楽を聴く最上級の媒体はレコードではないと思っている。 そもそも

          2021/2/4 WELCOME 2 MY ROOM

          2021/1/27 筋肉の動かし方

          Twitterのフォロワーが深夜に恋愛の話してると死にたくなる。 25を目前にして「この年で恋愛経験がないのは異常者だ」という実感がとてつもない。正直に言うと何年か前から、正確には前の仕事の上司に「お前モテようとしたことないだろ」と言われた時から感じていたのだが、いよいよ年齢と共に「本当にヤバいんだろうな」という気がしてならない。「気がしてならない」って時点で多少諦めとどうでもよさが入ってるんだと思う。 フォロワー達はなんだかんだ仕事とかも上手く行ってて、なんだかんだ人生楽

          2021/1/27 筋肉の動かし方