記事一覧
解離性障害に対応可能な相談・支援機関
※必ずしも対応できるとは限りません。詳しくは各相談機関にお問い合わせください。
(『わかりやすい「解離性障害」入門』p.285参考)
・各自治体の保健所/保健センター
・全国の精神保健福祉センター(厚生労働省HP)
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubutsuranyou_taisak
【読むゲーム実況】ハートを射止めるゲーム
※この記事は、ゲーム「ハートを射止めるゲーム」のネタバレを主な内容としています。ゲームのスクリーンショット等も多用しています。あらかじめご了承ください。
IEOIさんの新作! ポップで毒々しい色遣いが可愛らしいこの画面からゲームスタートです。
遡ること10カ月ほど前。美容師である主人公・チコラちゃんは、如月くんと運命の出会いを果たす。「ヤンデレがストーカーするゲーム」という情報を事前に得ていた
【エッセイ】600冊
15歳の春から、読書記録をつけはじめた。記録とはいっても、本1冊につき大学ノートの罫線を1行使って、本のタイトル・著者名・日付を書くだけのシンプルなものだ。一言感想を添えていた時期もあったが、面倒だったので途中から書かなくなってしまった。
15歳の私が何を思って記録をつけ始めたのかは忘れてしまったが、その時浮かれていた(というかアホだった)ことだけは確かなようである。大学ノートは1ページにつき
【声劇台本】高瀬、旅に出ないか
男性2名。約25分。ご使用の際はご一報ください。
<あらすじ>
時は昭和40年代。若くして古本屋の店主となった高瀬のもとに、友人・真崎が訪れる。悩んでいる様子の高瀬に、真崎は言った。「高瀬、旅に出ないか」
<登場人物>
・真崎(まさき):男性。国文学部修士2年の大学院生。世話焼き。お酒が好き。
・高瀬:男性。大学院に進学予定だったが、祖父の死をきっかけに進学を諦め、古本屋を継ぐ。控えめな性
【声劇台本】人形師瑪瑙(女女ver)
<あらすじ>
時は大正。人形師・瑪瑙(めのう)は、あまりにも精巧な人形を作ることから、「人間を人形にしている」という噂が立ち、「魔女」と呼ばれていた。そんな彼女のもとに、一人の新聞記者が訪れる――。
<登場人物>
・瑪瑙(めのう):人形師。二十八歳。
容姿…長身痩躯。中性的な顔立ち。目は切れ長(灰色)。長い白髪を後ろにまとめている。
性格…皮肉屋。人を揶揄って楽しむところがある。
・畠(はた)
【声劇台本】人形師瑪瑙(男女ver)
<あらすじ>
時は大正。人形師・瑪瑙(めのう)は、あまりにも精巧な人形を作ることから、「人間を人形にしている」という噂が立ち、「魔女」と呼ばれていた。そんな彼のもとに、一人の新聞記者が訪れる――。
<登場人物>
・瑪瑙(めのう):人形師。二十八歳の男性。
容姿…長身痩躯。中性的な顔立ちだが身体のパーツは男性らしさがある。目は切れ長(灰色)。長い白髪を後ろにまとめている。
性格…皮肉屋。人を揶揄っ
【短編小説】山田【声劇『ヒビキ』後日譚】
あの子を初めて見た時。まだ子どもの気配が色濃いのに、煙草に火を点ける表情は世慣れた大人のようで、かすかに戸惑ったのを覚えている。
あの子が歩んできた道のりの険しさも、背負い込んだものの大きさも、その華奢な体には身に余るほどだった。それでもあの子は、決して膝を折ろうとはしなかった。二本の足で懸命に立ち続けるあの子は、手負いの獣のような獰猛さと危うさがあった。
この子を手中に入れて、果たして私に
【短編小説】マコト【声劇『ヒビキ』前日譚】
この掃き溜めで、ずっと、二人で生きてきた。
雨の日も、風の日も、暑い日も、寒い日も。二人で寄り添いながら過ごしてきた。
あたしが路頭に迷っていた時、最初に見つけてくれたのがマコトだった。それからマコトの体温を感じない日なんてなかった。二人で食糧を分け合って、二人で同じ毛布にくるまって眠った。施設に入れられた時も、こっそり会話を交わしあって脱走の計画を立て、二人で逃げ出した。あの日の肌を刺す寒