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すずめの戸締まり

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『すずめの戸締まり』は今まで観た映画の中で、トップクラスに良かったです。多くの人が感想や考察を書いていますが、私が読んだ中で共感できるものやハッとさせられたものを集めてみました。…
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#日記

『すずめの戸締まり』に通底する精神は『日月神示』に通じる

『すずめの戸締まり』には日本の根源的精神が流れている 新海誠『すずめの戸締まり』はご覧になったでしょうか。普通に日本で暮らしている人であれば、この映画には神道の発想が根底に流れていることを感じたのではないかと思います。神道の発想の中でも、特に古神道あるいは幕末明治維新期に生じた新興神道(形式化した神道に対する本来の神道復活の動き)に通じるものがあると感じました。 そうした古来の本来の神道のエッセンスは『日月神示』(「ひつきしんじ」と読みます)に凝縮されて示されていると思ってい

すずめの戸締まり5回見た

今はどんなに悲しくてもね、すずめはこの先、ちゃんと大きくなるの。だから心配しないで。未来なんて怖くない。あなたはこれからも誰かを大好きになるし、あなたを大好きになってくれる誰かとも、たくさん出会う。今は真っ暗闇に思えるかもしれないけれど、いつか必ず朝が来る。朝が来て、また夜が来て、それを何度も繰り返して、あなたは光の中で大人になっていく。必ずそうなるの。それはちゃんと、決まっていることなの。 ───幼少期の鈴芽との邂逅シーンより引用 これエグすぎませんか・・・泣いちゃいま

戸締まりのたび。

変わるもの、変わらないもの。この世界には、どちらも存在する。普遍的なものだけれど、最近より強く認識している。 このタイミングで出会えて良かった。 時間は流動的なもの。ひとの気持ちが絶対変わらない、なんてことは無い。時間はいつだって止まることは無い。前に進み続ける。そして、掴むこともできなければ、誰にも何にも抗えない。長さは違えど、ひとりひとり同じだけ授けられた概念。そこに、何を刻んでいくか、受け入れていくか、なんだと思う。 ただ、進み続ける。何があっても、変わらず動く。その

映画「すずめの戸締まり」を観て

9月24日、「すずめの戸締まり」という映画を観た。2022年の日本のアニメーション映画で、新海 誠 監督の作品だ。 登場キャラクターは、岩戸 鈴芽(いわと すずめ)、宗像 草太(むなかた そうた)、ダイジン、岩戸 環(いわと たまき)、岡部 稔(おかべ みのる)などである。 ***************************** あらすじは、 九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太に出会う。彼の後を追って迷い込

思惑に触れる喜び 2022/11/14

・マンタロー、俺たち遂に勝てたんだね……! なれたんだね……! “勝者”に……!!!! ・フェスやっててもトリカラバトルの戦績が割と良かったりして「これ案外逃げ切れるか…?」と思ってたりしたけどマジでそうだとは思わなかった。というかこんなオーバーキルじみた結果になるとはもっと思ってなかった。輝かしい勝利のはずなのになんだろうこの虚脱感は。俺たちが掴みたかった勝利って本当にこんなものだったのだろうか? もっとこう、切磋琢磨というか、フェスが終わったあとにお互いを称え合えるよう

すずめの戸締まり@上海2024.2.1

ヤッホー 今日は、友だちとおうち映画しました。 めちゃくちゃ優雅な帯同生活!! (今日初めて思ったかも) 子どもが幼稚園行ってる母同士、 映画でも見る?ってなって、 1人では見ないけど、気になってる映画を見ることになりまして、 おうち映画会の第一回目が 『すずめの戸締まり』でした。 2人で観て良かったし、 映画館じゃなくて良かった。 字幕ないから聴き取れないところとかあって😅 あともう年齢のせいなのか 2時間映画は半分くらいの時点で 時計チェックしちゃうね笑 「…

すずめの戸締まりの感想とか

新年最初のnote。去年は後半お仕事忙しくなって読書がままならなくなってた(あとYou Tube見すぎ)だったので、今年はインプットもアウトプットもジムも頑張ろうと心に誓う睦月です。 2022年、一番見た映画、ワンピースのフィルムレッドとすずめのな戸締まりどちらも5回見ました。(アニメ映画ばっかりやな!)スラムダンクもみたいなと思いながら、すずめの戸締まりのチケットを買ってる、そんな感じ。煉獄さんの死もウタの慟哭も、何度も見てると慣れてきて最後は涙流すことはなくなったけど、

『すずめの戸締り』のあるシーンが響いた話(写真等なし長文です)

こんにちは、トンボです。 実は私が住むマダガスカルでも数カ月前に新海誠監督の『スズメの戸締り』が放映されました。 私は大学生の頃から新海誠作品が好きで、たしか協力隊合格が決まった後に『すずめの戸締り』が公開されることが発表され、「公開する頃にはマダガスカルに居て見ることはできないかな~」と予想していたら、結果的に昨年の公開直前に日本を発つことになり、ひどく残念に思っていました。たしか一週間もずれれば日本で見ることができていたような日程だったと思います。 ところがなんと、

『すずめの戸締り』を正装で観た日。

11月13日(土)会社の先輩の結婚式が東京で開催された。 それに合わせて金曜日の夜前乗りして、そしてそのまま日曜の夕方まで都内で過ごすことにした。 3日間で色んなことをしたので、本当にただの日記になってしまうが記録してみる。 11月12日金曜日 夜の日記:空振り三振バッターこむらがえり 11月13日土曜日 午後の日記:新鮮なベルト/ダルマのシステム 11月13日(土)午前@池袋 この日は14時からメインイベントである先輩の結婚式だった。 午前中は予定もなかったので、池袋

感想:『すずめの戸締り』

 タイトルにある通り、ネタバレありです。  かつ、「軽くネタバレするけど、作品を楽しむ上では支障ありません」というレベルなく、作品の核心に迫る点もネタバレしてます。なので、今後見るつもりの方は、下記読まないことをオススメします。  一言だけ書くと、作り手の勇気と覚悟と誠実さを感じる、すばらしい作品でした。おすすめです。 * * *  何か所も泣いてしまったんだけれども、最も涙してしまったのは最終盤、主人公のすずめが過去の自分と出会うシーンだった。  東日本大震災後、

すずめの戸締まりを通して見つめた、わたしの故郷と記憶

書かないと、書かないとやってらんない。 誰かに話さないと、やってらんないような気分でもあるけど、いま日本はきっと朝の5時ごろで、まだ誰も起きてないし。 だから今日も1人で書く。こんな陶酔しきって荒削りの状態でいるのもあれだし、少し落ち着いてから時間をおいて書くべきなのかもしれないけど、いま、2023年4月21日22時43分のわたしのこの感覚は、いまのわたしが一番鮮明に体感できるものだから、書く。 映画「すずめの戸締まり」をやっと見てきた。 (ネタバレを含みます。) 涙もろ

「ネタバレ⚠️すずめの戸締まりの感想」2022年11月18日

すずめの戸締まり・滅茶苦茶に泣いた、これでもかというほどに泣いた。刺さりすぎてしまったな。 ・このテーマに正面から、この期間でアニメーション作品で挑むの凄い。攻めてる。かっこいい、新海誠。この立場になってからコレができるのは凄い。 ・賛否両論の作品になることは間違いないのに、この作品をつくりたかった理由がわかる。 ・重くなりすぎず説教臭くならず、でも大切なことはちゃんと伝えて、"エンタメ"になっているの凄い。 ストーリー ・最初の数分から最後まで、中だるみが一切なか

日本文化からみる『すずめの戸締まり』

先日、新海誠監督作品『すずめの戸締まり』を見てきた。 新海監督の作品を『言の葉の庭』から知った私は、映画の中に散りばめられる日本古来の文化や文学の要素が好きだ。 今回、ストーリーの大筋に関する考察は各所でなされているので、私は日本文化の面から『すずめの戸締まり』を見直してみたいと思う。 始めからネタバレを踏むので、未視聴の方は劇場でご覧になってから読まれるのをおすすめする。 地震を引き起こす「ミミズ」 物語の重要な鍵を握る「ミミズ」について、なぜミミズ?と思った方は多いの

『すずめの戸締まり』を観てきました。

はじめに5月某日。 ついに観てきた! 公開が去年の11月くらいだったかな、たしか。 そのときは絶賛ひきこもり中で「行きたい気持ちはあるけど、無理だろうなあ・・・」なんて思っていたけれど 今週、やっと行けた泣 ロングラン上映していたから観られたんだよね~ありがてえ~ 映画館へ歴代の新海誠作品は何だかんだ映画館で観ていたわたし。 『君の名は。』は高校生のときにクラスの友達と、 『天気の子』は大学生のときに中学からの友達と観た。 公開当時はクラス中が盛り上がってたなあ。瀧