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休学で人生が変わった!!「農のある暮らしの豊かさを追い求め島へ移住!?」後編

こんにちは!
「休学者のつどい」は、「大学生活の選択肢の1つに気軽に休学を」
をコンセプトに
「休学経験者」「休学をしようと考えている」「休学中の方」
が集まるコミュニティーです。

今回は、前編に引き続きスギさんのインタビューの続きを投稿させていただきます!!



農的な暮らしを目指して「淡路島」へ半移住!!


淡路島の畑で農作業をするスギさん

休学してすぐに活動拠点を淡路島へ移動し、早速淡路島へ半移住。
休学中やっていきたいことの一つは「農業」を学ぶことだった。


除草作業


お世話になった農家さんは少量多品目の野菜を無農薬で育てる農家さんとバジルを育てる農家さん。

普段東京で一人暮らしをしていたスギさん。島暮らしを体験して東京での暮らしに違和感を覚えたという。

「東京での生活は日中は天気はいい日でも室内で働いたり授業を受けたり、家に帰ってきてとりえあず何かごはんを買って食べたりするという生活だった。
でも、島へ移住して農業をしてから太陽を浴びながら身体を動かして、勝手にお腹がすいて農家さんが育てた野菜をいただいて、自分で料理をして食べる。周りは海と山に囲まれて自然サイクルの中で暮らすことに豊かさを感じた。」

淡路島の海の景色


淡路島の湧水スポット


何でも物が揃っている東京とは違い、野菜は自分たちで育てること、ないものは近所の方と助け合う島の暮らしに東京ではなかなか体験できない暮らしを学んでいた。

田植えのと収穫の時期は佐渡島へ!!

5月になると農家さんは繫忙期に差し掛かる。
ここ佐渡島はお米の名産地として有名な地。

そこで彼は東京のファーマーズマーケットで出会ったご縁で佐渡島の農家さんのもとで田植えの手伝いをしていた。


佐渡島での田植えの手伝い

当時東京での野菜の販売も手伝っていた時に仲良くなったお客さんも佐渡島にきてみんなで田植えをして、昼も夜も佐渡の食材で食卓を囲むように日が続いた。

佐渡島のお米の収穫


佐渡島のが畑から見る景色


「日本は経済的に発展しているけど一方で失われていってしまったものもあるのではないか。例えば地域の繋がりとか、助け合いの文化とか。」

そのようなことを感じていたという。

暮らしの持続可能性を求めパーマカルチャーに出会う

島では農業を学び、次は自分の暮らし方を考えるべくを学びたいと考えていた。

「自然と共生した暮らしって何だろう??」そんなことを疑問に抱きながら千葉県にある「Permaculture AWA-PAWA」と「パーカルチャーと平和道場」に足を運んだ。


「パーマカルチャーとは、パーマネント(永続性)と農業(アグリカルチャー)、そして文化(カルチャー)を組み合わせた言葉で、永続可能な農業をもとに永続可能な文化、即ち、人と自然が共に豊かになるような関係を築いていくためのデザイン手法です。

パーカルチャーセンタージャパン

「Permaculture AWA-PAWA」では、持続可能可能な暮らしのモデルになるような場所だったという。

ソーラーフードドライヤー


朝食は産み立て卵を調理


「色々な果樹や野菜、そしてニワトリも育てていた。ガーデンで育てた野菜を料理に使い、そこで出た生ごみはコンポストへ。たい肥化できたものはまたガーデンに撒いたり、コンポストの発酵熱でお風呂まで沸かしてしまったり。とんでもない場所だった(笑)」

次に訪れた「パーカルチャーと平和道場」では、エネルギーの持続可能性について勉強しに行ったようだ。


パーカルチャーと平和道場

ここでは、オフグリッドという形で電線からのエネルギーに依存せずに自分たちでエネルギーを生み出す太陽光パネルを設置するワークショップに参加した。

太陽光の設置作業

「オフグリッドをさせるにあって、わたしたちが普段どのくらいエネルギーを使っているか数値化することやそれを省エネ家電で対策すること、熱を使うものは薪やソーラークッカーで代用できないかなど大学での学びを実践するような場所だった」

フィリピンの農村集落でホームステイ!?経済成長と豊かさの違いの違和感


フィリピンの農村集落

そして最後のやりたいことは、「海外に行く」という目標だった。

彼の旅のスタイルは観光地ではなく、現地の暮らしが見えるところに行くということだっため、他大学の先生に勧めていただいた
「フィリピンの農村集落にホームステイをする」
ことを決めたという。

「旅を出る前は、先進国である日本人だから何かフィリピン村に貢献できることがあるのではないか??」
と考えていたようだった。

しかし、
現地を訪れると子供たちの絶えない笑顔、村全体で子育てをする姿勢、半自給的な暮らし、取れたものをみんなで分かちあう、知らない人がごはん食べにきていることに学ぶことが多くあったという。


ホストブラザーと近所の友達の笑顔


最終日は村人とパーティー


行きと帰りに立ち寄ったマニラでは、子供たちが停車している車のもとへ訪れ
「お金をちょうだい」とよって来たり、路上で暮らす人が多くいた。

ここでフィリピン内でも都市化が進んだところと集落とでは何か違いを感じたようだった。

フィリピンのホストファミリー

それは、島暮らしで感じた
「経済発展していくうえで失ったもの、繋がりの豊かさや助け合う文化」
そこを深く感じたという。

復学してから学ぶ楽しさを知った

復学をしてから、休学して今まで見てきた景色や疑問が教授たちが授業で論理的に話していて学びの楽しさを知ったという。

「どうして環境問題が改善されないのか。休学中色々模索していたが暮らしのサステナビリティだけでなく、今の経済システムがそうさせているのか。社会の構造などが気になるようになった。」


復学後も旅を続けるするスギさん

復学後も旅をしながら大学へ行き、旅先で出てきた疑問を教授に質問するという
「旅×大学」
というその二つが両輪で回るような学び方は休学したからこそ見えてきた学び方なのかもしれないそう感じているようだ。


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