【日記】9月30日〜10月6日

9月30日
日常に生きる
金曜日に引き続き忙しい一日となる。
帰り道、近所のスーパーに立ち寄ると前日カタカナと共演したバンドのヴォーカルの方が買い物をしていて驚愕。世間の狭さを思い知る。
昨夜録画したナンバーガールのライヴをブルーレイに焼き、改めて見ようとしたら認識しない。ブロックでもかかっているのだろうか。しかもWOWOWの番組は一度ダビングすると自動的にハードディスクから消去される仕様になっているので、見られぬまま消去されてしまった。仕方なくスマホのオンデマンドで見る。

10月1日
日常に生きる
月初めの日ながら座り仕事に。ひたすら廃棄するものを切り刻む日。中川家のラジオ番組は本当に面白い。
細野晴臣さんの展覧会について知る。YMOを始め細野さんの音楽や発言にこれまでずっと多大な影響を受けてきた。近年の様子は少し残念だけど。

10月2日
日常に生きる
増税の影響か前日の売り上げが大苦戦したらしく、珍しく2日続けての座り仕事。途中、ラジオから流れて来た長澤知之という方の「ムー」という曲がなかなか良い曲だった。

夜、今年二十歳になったばかりの友人が結成したバンドのデビューライヴを見に北浦和へ行く。バンド名はpaint a rainbowという。
思わず息を飲むくらいに緻密に作られたギターの音色と轟音の響きの美しさ。そして初のライヴだから、という視線を真っ向から拒否する堂々とした3人の演奏がとにかくカッコ良い。
新しい時代をpaint a rainbowは絶対に作り出せると確信したライヴだった。

何年も前から笹口騒音氏のライヴを一緒に見てきた友人の初ライヴということで、イベンターの友人2人、カタカナのタイシンくんと見届ける。ライヴが終わって久しぶりにみんなで話をする。その瞬間はまるで数年前に戻ったようだった。

ふと「タイシンくんって大学の頃何してたっけ？」という話になる。
「ぼくは家でアニメばかり見てたんですけど、ある時外に出なくちゃ。まずは前から気になってた笹口さんのライヴに行こう！と思って初めて見に行った笹口さんのライヴ会場で出会ったのがきょうへいさんでした」って話を聞いて思わず涙腺が緩む。今から5年くらい前の話だ。

10月3日
日常に生きる
慌ただしく過ぎていく一日。
夜、うみのて完結ライヴのDVDを見る。未だに見返すたびに胸の奥がツーンと刺激される感覚になる。
2015年のクリスマスイヴにWWWのフロアにいた多くの人達はその後、それぞれに新しい音楽やイベントや作品を作り出して未来を作っている。この日は一つのバンドの終わりでもあり新しい時代の始まりでもあったのだ。

長い間、現在のうみのてに対して否定的な見解でいたけど、前日にタイシンくんが話していた言葉をきっかけに考え方を改めることにした。
笹口さんが作る音楽は間違いないのだから単に過去と現在を比較して新しいうみのてを聴くのではなく、笹口さんが作り出す新しい音楽の一つとして触れるべきでは？という考え方。思い出に生きるのも大事。が、新しく提示された未来をちゃんと真っ直ぐに受け止めるのも大事、ということか。

10月4日
日常に生きる
先週の猛烈な忙しさはやはり増税前の影響だったらしく、穏やかな一日になる。
帰りに渋谷と新宿で途中下車してタワーレコードへ。カタカナ初のフルアルバムのフラゲ日。実物を手にして嬉しい気持ちになるも、レコ発イベントで買うと決めていたので我慢してCDを陳列棚にそっと戻した。

10月5日
カタカナのレコ発イベントを見に吉祥寺NEPOへ。NEPOへ行くのは初めて、というdt alternativeさんと三鷹駅で待ち合わせて会場までご案内させていただく。いつも一人で歩く道もdtさんの大きな笑顔が一緒だとあっという間に感じた。

ついにフルアルバムという形で現在のカタカナを目一杯楽しめるようになって嬉しい。
そう言えば自分はカタカナのライヴをいつも真ん中で見ている。それは加入直後のタイシンくんから毎回「ぼくのギター大丈夫ですか？バランスとか音量とか」とステージの上から聞かれるので、それに対応すべく真ん中に立つ必要があったから、と久しぶりに思い返したり。
色々な方に会えて楽しい夜だった。帰りもdtさんと三鷹駅まで歩く。秋の夜の思い出。
※カタカナレコ発イベントのレポートはこちら

10月6日
一日中カタカナの「プラスチックティック」を聴く。「コンテンポラリー」から始まる10曲にはライヴを見る時に感じるカッコよさや高揚感がしっかり丸ごとパッケージされていて、お世辞抜きで本当に素晴らしい内容だ。これからカタカナと出会う人達の心も掴むであろう優れた作品。新しい解釈によって再構築された3曲のリミックスも聴きごたえ十分。

夜、今度はdt alternativeさんのライヴを見に久米川へ。
ついにオープンしたYajiさんのライヴバー「太陽と月灯り」へ初めて行く。お店に入った瞬間に大好きな場所になった。それくらいYajiさんの人柄が滲む暖かい雰囲気に溢れた場所。これから何回も訪れて沢山良い思い出が出来るのだろうな。

今日のライヴは短めの持ち時間だったけれど、その時間内にdtさんの美味しいところをギュッと詰め込んだ印象。日曜日の夜に聴く「週末はウィークエンド」は新しい一週間を迎える前の勇気のようなものを与えてくれる。
dtさん、2日間ありがとうございました！

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