【日記】2月5日〜2月11日
2月5日
朝起きると外は真っ暗。朝のニュース番組はこれから大雪が降ることを繰り返し報じていた。
午前中は寒い曇り空。昼休憩の時間になる頃には雪が降り始めてやがて目の前は銀世界へと変わった。という訳で電車通勤の人は順次退勤するように、との指令。自分も15時には退勤した。
雪が降りしきる音と雷鳴を聞きながら眠りにつく。不思議な冬の夜。
2月6日
朝、少し早めに家を出ると街中がキンキンに冷えている。道にはシャーベット状の残雪、雪かきをする人達の白い息が空に舞っていた。
転ばないように気をつけながら会社にたどり着くと派遣さんや配送さんが雪かきをしているのが目に入る。会社の中もまたキンキンに冷えていた。
雪の影響で休業している事業所もあり一日中穏やかな火曜日。定時で上がり家が近い派遣さんと一緒に配送さんの車に乗り込み自宅近くまで送っていただいた。
2月7日
先週金曜日にコロナに感染していることがわかった配送さんが復帰。が、今でも嗅覚と味覚障害が酷くコーヒーの匂いもわからないそう。ひとまず味覚障害に効くという亜鉛のサプリメントを薬局で買って"早く良くなりますように"と差し入れしてみる。
引き続き一日を通して穏やかな日になる。
連休前や雪の影響で慌ただしくなることを覚悟していたので若干拍子抜け。今週はこのままの流れで進んでほしいけれど残り2日間、どうなるか。
2月8日
朝、いつもの電車を待っていると向こう側のホームにいる人達まで驚くほどの声量で騒ぐ若者たちがいた。騒がしいことよりも朝7時からそれだけのテンションで騒げるのも若さの証だなと感じる。自分はいつからか朝っぱらから大騒ぎする元気はなくなったな。
派遣さんのいない日。課長に入ってもらい、新しい派遣さんにはいつも以上に動き回ってもらう。
慌ただしい中、新卒さんから振られた仕事をするために2階の一番奥にある場所で一人探し物をする。しばらくガサゴソやって漸く探し物が見つかり立ち上がると、最近入社した事務員さんがいつのまにか近くに立っていて思わず「うわあああ！」と叫んでしまった。自分に用事があって2階まで上がってきたそうだけど、物音ひとつ立てずにここまで来たのはある意味凄い。
さらに一日中事務員さん達から名前を呼ばれ続ける日になり、夕方には配送さんがド派手にやらかして大混乱。ヘトヘトのなかで1時間半の残業になる。
2月9日
3連休前の金曜日、コロナ陽性反応でお休みの人や体調不良で早退する人が相次ぐ。どうやら2週間前の金曜日に体調を崩していた人達のなかに発熱や咳といった症状のない"隠れコロナ感染者"が何人かいたような気がする。自分もそうだったのかもしれない。
連休前だからか一日が慌ただしく過ぎていく。夕方にかけて事務所の絶え間ない無茶振りに怒る。定時になっても全く終わらず何人か応援に入ってもらって何とか1時間半の残業で終わる。グッタリ。
小澤征爾氏が亡くなった。20歳くらいの頃に「ボクの音楽武者修行」を読んで強い感銘を受けたことを今でも覚えている。"音楽は芸術の一つでもあるけれど、世界共通の言語にもなり得る"、ということ。
2月10日
連休初日。月末の連休は飛び石なので個人的には今月唯一の3連休。
午前中はゆっくり過ごして昼過ぎになってから出かける。高橋幸宏「Once A Fool,...」リマスター盤が下北沢で売られていると知って捕獲に行く。
以前はライヴを見によく訪れていた場所。だけど最近はたまにレコード店を覗くために訪れるくらいになった。今でも新しい文化と新しい音楽が生まれている街、という印象。東京で一番掘り出し物が隠れているレコード店にも立ち寄った。
戻って月曜日朝までの買い物をして帰宅。連休初日の街並みは今の自分には何故かやけに眩しく映った。
夜、おそらく今年最後のぶりしゃぶを食べる。
2月11日
「三島由紀夫レター教室」を読み終える。複雑に絡み合った無数の糸が解けたりさらに絡まったりする展開が面白い。群ようこさんの解説文にもあるように歳を重ねていくと登場人物への感情や共感は変わっていくように思うので、これから時折読み返してその都度何を感じるのか楽しみな1冊だ。
そして恋愛にとって、最強で最後の武器は「若さ」だと昔から決まっています。
ともすると、恋愛というものは「若さ」と「バカさ」をあわせもった年齢の特技で、「若さ」も「バカさ」も失った時に、恋愛の資格を失うのかもしれませんわ。私にはそれが骨身にしみてわかっているつもりです。
Xでよく見かけるようになった"ブルースカイ"というアプリをダウンロードしてみる。しばらくは様子見。もし良さそうならXは毎週日記を更新した際の報告用にして少しずつ移行していくつもり。とりあえず"David Bowie News"はフォローした。
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