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置屋さん

皆さん今晩は、桜が咲き乱れ春らしくなってきましたね*・゜゚・*:.。..。.:*・🌸✨
ここ数日の寒の戻りで縮こまっていますが、
花冷えと言う言葉が好きなもとおどり子です🥶

さて今回から修行期間について細こぅ書き綴っていきますね。

舞妓さんになる為にはまず置屋さんと言うところに住み込みで修行をします。

よぉ聞かれることなんですが
お茶屋さん置屋さんは別物です。
シンプルに説明しますと

お茶屋さんとはお客さんをおもてなしするお店
そこへ舞妓さん芸妓さんが寄せてもらいます。


置屋さんは仕込みさん舞妓さん若手の芸妓さんなどが住み込みしているお家のことです。
※この二つの説明も又今度書きますよ

花街によってお茶屋さんと置屋さんが一緒になっているところもあれば、別々のところもありますので良ければ覚えといとぉおくれやす💡

さて、まずどのように置屋さんに入門させてもらうかですが、、、

それは人それぞれご縁やきっかけが違います
ここ近年多いと思うものは、
各花街のホームページ
お茶屋さんなどのホームページ
おおきに財団さんからのご紹介
(☝️おおきに財団さんの事は又今度改めて)
などなどインターネットに載っている情報みて
問い合わせがありそこから置屋さんやお茶屋へお話を通してもらったり

こちらはあんまりないですが
お茶屋さんのお客さんからのご紹介です。
あと、通っていたお稽古のお師匠さんからの
ご紹介など、、、

他にも色々なご縁で花街へ入る方はいると思うので、すべてとは言い切れませんが、大体はこのようなカタチで夢や志しをもって来はります。

そしてまず最初は履歴書を書き写真と一緒に
送り、お返事があり「面接へお越し下さい」
とお話があれば親と一緒にいよいよ面接です。
(履歴書と言っても中学までですが笑‼︎)

まぁこれが緊張するんです❗️
あのどきどきは覚えています笑
私は母と二人※歌舞練場(かぶれんじょう)
の事務所に伺わせてもらいそこで面接を
受けました。
(※仕込みさん舞芸妓さん達のお稽古場とおどりの会などのお舞台がある建物です)

肩を真四角に尖らせる私の隣でコソッと、、、、
母 「泉ピン子さんみたいねっ」
舐めるように私を見て
女将「ほんまに厳しい世界でっせ」
私 「はい。」                         
女将「本気ですか?」
私 「はい。」
女将「そうやったら、うちで(女将の置屋さん)預からせてもらいます。」


女将さんはこの世界の厳しさと簡単には帰れないところだと言うことを私に強く念を押し、
勿論親の同意がある上ですが、私の気持ちは
本気なのかと母ではなく私の言葉で返事をさせました。

それから中学を卒業するまでの間
一度置屋へ泊まり込みで
仕込みさんの体験をさせてもらいました。

昔のしきたりと違い、仕込みさんの体験をさせてもらえる置屋さんがあります。
全ての置屋さんかは言い切れませんが、
実際に泊まり込みで置屋さんへ入らせてもらい
どんな生活をしながら修行をしていくのか
お世話になる置屋の先輩芸妓舞妓さん達や
おうちのお手伝いさんはどんな方達なのか、
中へ入らないと分からないことが沢山あるので体験中に自分は本当にやっていけるんやろか、、、などと考えながら心を固めて行きます。

人によったら舞妓さんのハードな生活
仕込みさんの厳しい修行を目の当たりにしたり
思ってたものと何か違うと感じ
やっぱり辞めます。と体験だけで来ない子も
いますが、、、
私は目を輝かせ絶対帰ってきまーーーーーーーすッッッ‼️‼️と忘れ物までしてきました笑
(厚かましい娘です💦)



それから私はいつ置屋さんへ入らせてもらうか
決めて置屋のお母さんに伝えました。

実家を離れるまで家族で大事に時間を過ごしていましたが、心はすでに「京都」でした😅

若いと言うのは、強いですね。
離れるまで寂しさや恐怖、不安はなく
始めにお話してましたが、
「人と違うことができる」未来があるだけで
心はワクワクしていました笑

置屋さんに本格的に入門する当日
母と親戚と従兄弟が置屋さんまで見送ってくれました。みんなで歩いた最初の道が不思議と
異世界へ入る通り道の様に感じました。
(千と千尋のような、、、🚪)

家族を見送り仕込みさんのお部屋へ通してもらって、さっきまで一緒にいた家族の和やかな
空間がない、そこにはもう戻れないと感じ少し
泣いてしまいましたが、、、、、悲しみに浸る間もなくすぐに修行は始まったのであります。



続きは又次回🙇‍♀️



ご質問などありましたら、コメント欄にて
お待ちしております💡
お応えできる事でしたら書かさせてもらいます

では、最後まで読んでもうておおきに☺️





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