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【noteで学ぶ英語学習:英語多読をルーチンにする】

 こんにちは(o・ω・o)カエルです。
 
【語学】

 について。
 英語をはじめとする第二言語習得はグローバル化が進む日本でも必須スキルの1つであり、なおかつ現代日本人がいまだ苦手とするカテゴリでもあります。
 かくいうカエルも、学生時代に英語学習をサボりまくったおかげで(過去の自分に説教したい)、いまだ英語力は中学生以下のレベルだと自覚しております。
 ですので現在進行系で英語に関するツール(動画やアプリ)を使い勉強中なのですが、合わせて「効率的な第二言語習得方法はないのか?」と過去に調べてもいます。

 様々な「効率化」はあるものの、第二言語習得に必要な時間はおおよそ2000〜3000時間と言われています。
 1日8時間みっちり勉強したとして、最短でも約1年(語学習得はなるだけ短期間習得が良いとされる)。
 社会人やプライベート時間を活用して語学を学ぶ場合は勤勉に努めたとしても3年は必要ということになります。
【言語】という大きなジャンルを修得する訳ですから、時間がかかってしまうのは仕方がないことですが、「最低でも1年!真面目に続けても3年以上かかるケースはザラにあるよ!」と面と向かって言われると辟易してしまいますよね。
 
 では、どのように続けていくのが「ちゃんとした成長に繋がるのか?」というのが今回のテーマです。

□多読の効果を知る

 まず、言語習得には4つの習得すべきカテゴリがあることをおさらいしましょう。
 言わずもがな、『聞く』『読む』『話す』『書く』です。
 中でも、習得の効率に限った話で言うと『聞く・読む』が優先度が高いと言われています。
『話す』に関しては『聞く』とセットで行う『シャドーイング』が効果的というデータがありますが、習得の優先度という話に限定すると『聞く・読む』が前に来ます。

 今回はその上で『読む』の方を取り上げる訳ですが笑

■多読とは

多読とは 多読(Extensive Reading 略してER)とは、
文章を分析しないで大意を把握する読書法
SSS(Start with Simple Stories)の多読法は、従来不可能であると思われてきた英語初級者でも楽しく始められ、楽しく続けられる多読法。

 簡単に言うと、
『英語の意味は分からないけど、文章にある英文の読める英単語を読む』
 
というもので、 なるだけ自分の英語力に合った英文を多く読むことで、『読解力、文法、リスニング、ボキャブラリー』を伸ばす。
 
という学習法のこと。 
 過去にも紹介したデータでは、

①中学校から多読を始めた生徒
②小学生で多読を始めた生徒
③多読未経験の高校生
上記3グループに英語の学力テスト(BACE)を受けさせた。
 
【結果】
・多読を経験している中学生(①と②)は、中学二年生時点で高校一年生よりも英語力が高い
・中学二年生の段階で、高校一年生よりも『読解力、文法、リスニング、ボキャブラリー』のすべてにおいて60%以上、上回っていた

 とのこと。
 とにかく多くの単語、英文に触れることで読み取る力を伸ばすことが可能であると解っています。

□何を読めば良いのか? どれくらい読めば良いのか?

 基本的には「自分のレベルに合ったもの」なので、「絵本くらいなら読める」「雑誌くらいなら読める」「新聞くらいなら読める」「論文くらいなら読める」「専門誌レベルでも読める」など、読み手に合ったレベルの本がベター。
 言語レベルに合わせた英文章集なども販売されているので、レベルで多読をする場合はそちらを使ってみるのも○
 
 ですが、それ以上にオススメなのは『自分が好きな小説の英語版(または翻訳版)』です。
 日本の小説も多く英翻訳されたものが多いので、「自分の好きなものが英翻訳版された本」が
「何が書かれているのかイメージしやすい」
「そもそも興味があるものなので飽きにくい」
 
という点で◎
 英語学習の教材などよりも、『多読』に向いています。
 これはポリグロットと呼ばれる多言語習得を趣味としている人に見られる言語学習の共通点です。
 知らない言語への関心を高めるために、「好きなものを興味がある言語で読んでみたい」というモチベーションで多読するワケです。

 そしてもう1つで重要なのは、多読は「読み疲れた」り「読み飽きた」らストップするということ。
「○○分多読する!」とノルマを決めていても、読み飽きた状態で多読を続けると、「多読するのが苦痛」と感じるようになり、苦痛に感じたものは脳が「多読は辛いから嫌だ」と次第に忌避するようになります。
 こうなると本をすぐ読める場所に置いていても、手が伸びません。
 最終的には「やっぱり自分には英語学習は無理なんだ」という挫折に至ってしまいます。
 この気持ちを味わったことがある人は多いのではないでしょうか。カエルはあります笑
 

□習慣化は最小単位からスタート


 習慣化の鉄則は、

✅超簡単なこと を
✅超小さな単位 で
✅毎日ちょっと だけ
✅既にある習得とセットにする 

 です。
 これは最強の習慣化スキルである『if then プランニング』と呼ばれるものです。
 
「○○をする時には、○○をする」
 
 という、既に習慣化しているものに新しく習慣化したいものをくっつける方法となっています。
 
 極端な話、「ご飯を食べる時には多読を5分する」みたいな「コレしないと○○ができない」状態にしてしまう方法です。
「お昼ごはんの前には多読で一冊読まないといけない」みたいな、ハナから無茶な設定でなければ、ほぼ習慣化することができます。


□最後に

 今回の内容は以上となります(o・ω・o)が、
 
 英語学習はモチベーション維持と、自分の成長(前進)をほんの僅かでも感じ続けることが肝要です。

 それは「今日は多読を2ページ進めた」でも良いですし「多読の習慣を1週間続けれた」でも良いです。
「多読の為の英翻訳版を買って、試しに1ページ読んでみた!」
 でも良いかもしれません。
 何にしても、最終的には『英語を使いこなせるようになって、その先にある自分の目的に繋げる』ということですから、

✅自分は何のために英語を習得したいのか?
✅自分のレベルはいかほどか?
✅自分に必要なスキルは『聞く』『読む』『話す』『書く』のどれなのか?
✅スキル習得のために習慣化しないといけないことは何か?
✅習慣化に必要な物は準備できているか?

 これらを明確に洗い出して、習得の準備をすることを忘れてはいけません。

 自分に必要な情報を揃えて、新しいチャレンジを継続させていきましょう(o・ω・o)という自戒も込めて。


【参考記事】

 



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