【ご当地食材】高知ではメッチャよく使われる食材『すまき』とは?
うどんを食べようかと思ってスーパーで『すまき』を買ってきたんですよ。
うどんの具として『すまき』を入れるってのはド定番っていうか、うどんのトッピングとしては非常にポピュラーな具材なんで『すまき』を買ったわけなんですがね。
ってな風に言っていて、ふと気づいたことがあるわけです。
それは私たち高知県人にとっては非常にポピュラーな食べ物ってな風に感じている『すまき』なんですが、『そういや、県外に住んでいた頃にゃ見たことが無かったな!!』ってことなのです。
私、若い頃は殆ど県外で住んでいたわけです。
実際の話、本州に住んでいた頃にスーパーとか量販店に行って『すまき』を探したことが何度もあったんですが、全く見つけられなかったわけです。
高知県人にとっては信じられないことかも知れんですが、県外では『すまき』ってのは全く売られていなかったってことなんですよね。
もっとも同じ四国内の愛媛で『すまき』って商品を売っているのは見たことがあります。
まぁ高知と愛媛って隣接してるんで、あまり県外って感じでもないけどね。
もっとも愛媛で売っていた『すまき』は普段私たち高知県人が見慣れた『ピンク色』では無かったんですけどね。
ってな感じなんで『ピンク色のすまき』ってのは、おそらく高知県限定の食材じゃないかって思ったわけです。
まぁいずれにせよ、県外の人にとっては『すまき』ってのは馴染みの薄い食べ物だと思われるわけです。
ここまで聞くとあなたも未知の食材に興味深々ってことで、「『すまき』ってどんな味なの?」ってな風に聞いてくると思うんで、その疑問に答えると『かまぼこ』に似ていますね。
ちなみに『すまき』ってのは高知県人にとっては、年齢・世代問わず何十年もの昔といった子供の頃から慣れ親しんでいるってな感じで、常に身近にあった食材なわけです。
実際の話、高知県においては『すまき』ってのは様々な料理に使われているわけです。
うどん、ラーメン、ソーメン、焼きそばってな麺料理に『すまき』はかなり高い確率で入っています。
巻きずし、ちらしずし、田舎寿司ってな寿司類の中にも『すまき』ってのはかなり高確率で入っているわけです。
チャーハン、おでんなんかにも『すまき』ってのはかなり高い頻度で入っていますねっていうか、高知県で食べるおでんに『すまき』はマストと言っても過言ではありません。
あと、汁物、玉子焼きなんかの中にも『すまき』が入っていたりもします。
ってな感じで『すまき』ってのは様々な料理に合うってんで、高知県においては非常に使用される頻度の高い食材ってことが言えます。
っていうか『すまき』を使う料理をいちいち上げるとキリが無いんで、むしろ『すまき』が使われることの無い料理を探す方が簡単なんじゃないかってなレベルで『すまき』ってのは高知県人にとってはポピュラーな存在だと言えるわけです。
ちなみに私が今まで『“すまき”が入っているのを見たことが無い』って料理はカレーとかですかね。
もっともカレーってのはお店ごと、家庭ごと、作る人ごと、『それぞれに個性があって同じカレーは存在しない!!』ってな感じなんで『すまきが入っていないカレーなんてカレーじゃない!!』ってな人も居る可能性があるんで、私としては『すまき入りカレー』の存在を否定するつもりは毛頭ありません。
ってな感じで『すまき』ってのは様々な料理にマッチするわけなんですが、そのまま生で食べても美味しいわけです。
『すまき』をおやつ代わりにして、そのままかじりついて食べるなんてのもサイコーに美味しいってことです。
生の『すまき』を刺身みたいに切って、刺身同様にわさび醤油をつけて酒のつまみにするんも良いですね。
もちろん、塩分が気になる方はわさび醤油をつけなくても普通に美味しく頂けるんで安心安全です。
ちなみに『すまき』のスーパーでの実売価格って、2本入りで100円ちょいってな感じのお求めやすい価格なんで私ら庶民でも気軽に購入できるってのも『すまき』が様々な料理シーンで使用されている要因の一つかも知れんですね。
では、ここで実際に私が買った『すまき』を画像でご紹介したいと思います。
↓ ≪すまき画像1≫ 袋に入った状態の『すまき』 ↓
↓ ≪すまき画像2≫ 袋から取り出した状態の『すまき』。1本ずつラッピングされている。↓
↓≪すまき画像3≫ ラッピングを外して包丁で半分に切った状態の『すまき』 ↓
↓ ≪すまき画像4≫ 包丁で斜め切り&輪切りにした状態の『すまき』 ↓
ところで……
『すまき』の画像を見て貰えれば分かると思うんですが、『すまき』って全体的に縦の線が入っているってな感じの模様があるじゃないですか?
こうした『すまき』の模様をみると、『すまき』って名称がつけられた意味が想像できるってことです。
『すまき』ってのは魚のすり身を使った練り物加工食品なわけです。
つまり!!
魚肉の練り物を『簾(す)』、いわゆる『巻き簾(まきす)』で巻いて作っていたんで、『すまき』ってな風に呼称されるようになったんじゃないかと想像するわけです。
ちなみに『巻き簾(まきす)』ってのは、いわゆる『巻きずし』なんか作る際に使用する細長い棒状の竹やプラスチックを編んで作られた道具です。
安い、美味い、早い(県内のスーパーやドラッグストアといった量販店なら定番商品として扱っていて即入手可能って意味と、生でも即食べれるって意味において)ってな風に三拍子そろったんが『すまき』ってことが言えましょう。
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