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睡眠とエネルギーのコントローラーその名もオレキシン(第3弾)

こんにちは、くそにんじんです!
今回は、フォロワーさんからリクエストがあった睡眠に関係するオレキシンについて解説したいと思います!

最初に言っていた3弾構成よりも多くなりそうで、眠気シリーズは、少し長くなりそうです!

それでは解説していきたいと思います!
ちなみに以前の弾はこちらで!

1、オレキシンとは?

初めて聞く人がほとんどだと思うので、オレキシンとは何かについてまず説明したいと思います!
オレキシンは簡単に言うと、睡眠や食欲、エネルギー代謝といった私たちの生活に密接に関わる機能を司る神経ペプチド(脳内ホルモン)の一種です。

オレキシン、別名ヒポクレチンとも呼ばれるこのペプチドは、1998年に発見されました。名称はその特性から由来しています。オレキシンはギリシャ語の「ὄρεξις」(オレキシス)から取られ、"欲求"や"食欲"を意味します。一方、ヒポクレチンはギリシャ神話の医神ヒポクラテスにちなんで名付けられました。

オレキシンは脳内の特定の領域で生成され、体全体に分布するオレキシン受容体に作用します。その機能は多岐にわたりますが、今回は特に睡眠との関連性にスポットを当てたいと思います。

オレキシンは、私たちの覚醒状態を維持するための"目覚まし時計"のような役割を果たします。この"目覚まし時計"は、睡眠と覚醒のリズムを制御し、夜間には静かに、昼間には活発に働くように設定されています。したがって、オレキシンの分泌が活発になると覚醒状態が続き、逆にオレキシンの分泌が低下すると睡眠状態に移行します。

オレキシンが不足すると、何が起こるかというと、日中に突然睡魔に襲われたり、夜間に眠れなくなるなど、睡眠リズムが乱れることがあります。実は、このオレキシンの不足は、過度の日中の眠気を特徴とする睡眠障害、ナルコレプシーという極めてまれな睡眠障害の主な原因となっています。

2、ナルコレプシーとは?

ナルコレプシーは突然の睡魔に襲われる病気で、昼間に強い眠気が訪れるなどの症状を引き起こします。この症状は、脳内のオレキシンの量が極端に少ないことが原因とされています。これは、一部の人々が会話をしている最中、食事をしている最中、運転をしている最中など、突然眠ってしまうほど強いものです。

3、オレキシンの機能

オレキシンの機能は1の部分で説明したものだけにとどまりません。食欲のコントロールからエネルギーのホメオスタシス(恒常性)の維持まで、多岐にわたる生理的役割を果たしています。オレキシンの機能と、その働きをコントロールするメカニズムを理解することで、睡眠障害や食欲不振、肥満などの問題を解決する新たな道が開かれるかもしれません。

オレキシンの存在は、私たちが眠気を感じ、食事を摂る欲求を持ち、そして適度にエネルギーを使うための重要な調節機構を備えていることを示しています。生活習慣の見直しやストレス管理などを通じて、このオレキシンの働きを最大限に活用し、健康で充実した生活を送りましょう。

最後に、オレキシンについて一言で表現するなら、睡眠とエネルギーのコントローラーと言えるでしょう。その存在が私たちの生活を豊かで健康なものにしていることを忘れないでください。

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