kuron T

「趣味で(料理)(小説)(diy)などをしている者だ!」 宝島社『クックパッドの夏レ…

kuron T

「趣味で(料理)(小説)(diy)などをしている者だ!」 宝島社『クックパッドの夏レシピ2022』にレシピ「夏野菜のティアン」掲載。 扶桑社『cookpadplus 2023年春号 おかずカレンダー』にレシピ「ポークビンダルー」掲載。 「Amazon.co.jpアソシエイト」

最近の記事

  • 固定された記事

ラブリコで作る間仕切り壁

手軽に柱を立てる事が出来るとdiy界隈で人気のラブリコ。 今回は、そんなラブリコを使って間仕切り壁を作って行きたいと思います。 これが我が家の居間。 足の悪い義母が同居する事になり、急遽部屋が必要になった。 しかし、我が家の一階には部屋らしき物が無い…。 「部屋が無ければ、作ればよいじゃない!」 突然、心の中のマリーアントワネットがそう叫んだ! なるほど、その通り! しかし、それをするには大きな問題が二つあった。 問題1   シンプルに金が無い 部屋の中に部屋を

    • 『3COINS』のバタースティックが許せない。

      『3COINS』とは百均の300円版で、百均よりもオシャレ感が強い雑貨が揃ったお店である。 筆者も基本的にはこの店が好きであり、今もこれを書くのに『3COINS』で購入したBluetoothでスマホと繋げるキーボードを使用している。 だが、たまに「これは……無いよね?」って商品もあるのだ。 それがこの「バタースティック」である。 ※あくまで筆者の感想です。 何に使う物? まず、このバタースティックと言う商品。パンに手軽にバターを塗れる物である。 具体的に言えば「スティ

      • ホワイトデー

        「さて、今年のホワイトデーをどうするか」 つらつらとネットを眺めていると、良さそうなスイーツが出てきた。その名はフランパティシエ。 『フランパティシエはタルト生地にカスタードクリームを入れオーブンで焼くと言う簡単な料理』 フランスではメジャーなオヤツで、各家庭でレシピが有るとか無いとか。 ーーとは言え、俺は食べた事が無い。 画像検索すると「PAQUET MONTÉ」と言う店のが一番美味しそうに見えた。 よし、今年のホワイトデーはコイツにしよう。なぁに、フランスじゃあ

        • 彼女の春巻き(8)

          この小説は、過去にTwitterで上げた140字短編小説を書き直したものです。 彼女の春巻き(8) 「頼む! この通り!!」 そう言って同僚の岡田は僕にエナジードリンクを差し出した。聞くと明日提出する見積もりがまだ出来ていないらしい。 「ーーったく、分かったよ。その代わり絶対契約取って来いよ?」 いつもなら「期日ぐらい確認しとけよ、こっちだって暇じゃないんだぞ」と嫌味の一つでも言ってやる所だが、今日は不思議とそんな気にはならなかった。 「助かる! お前が手伝ってく

        • 固定された記事

        ラブリコで作る間仕切り壁

          スマホで確定申告(エラー1498)の対処法

          マイナカードを使った確定申告、その途中で現れた不吉なエラー表示。 昨年は医療費が嵩んで10万を越えたので、医療費控除を申請。 マイナカードとスマホがあれば簡単に申請出来るとの事でYouTubeを見ながら進めていたら、マイナカードの読み取り後にこんなエラーが……。 プライベートブラウザモードとは? プライベートブラウザモードとは、iPhoneで言う所の履歴が残らないSafariである。 まぁ、検索履歴などを見られたくない場合に使うと便利なモードだ。 だが、今回はこのプ

          スマホで確定申告(エラー1498)の対処法

          彼女の春巻き(7)

          この小説は、過去にTwitterで上げた140字短編小説を書き直したものです。 彼女の春巻き(7) 明日は僕の誕生日。 妻が「何か欲しい物ある?」と聞いてきた。 ーー珍しい。 ここ数年は僕の誕生日が過ぎた後、「あっ、そういえば先週誕生日だったんだね、おめでとう」なんて言われるのがデフォだったのに。 (欲しい物、欲しい物か……) そう言えばもう財布がボロボロだな。いや、それよりもいい加減冬物のコートを買い替えた方が良いかも? しばらく考えて僕は言った。 「えっと

          彼女の春巻き(7)

          プレゼントはもう決まった?

          街がクリスマスに染まる12月。 お子さんから頼まれたプレゼントは、もうサンタさんに伝えましたか? 「まだ決めまらなーい」なんて、迷いに迷っているお子さんもいるかもしれませんが、プレゼントは有限なのです。早く頼まないと希望のプレゼントは手に入らないかもしれません。今回はAmazon経由で頼める『一押しプレゼント』を紹介していきますので、「こんなのもあるみたいだよ?」と親子で選ぶ参考にして下さい。 お洒落なキッチンで本格的おままごと 段ボール箱をひっくり返した様なおままごと

          プレゼントはもう決まった?

          彼女の春巻き(6)

          この小説は、過去にTwitterで上げた140字短編小説を書き直したものです。 彼女の春巻き(6) あれから20年……。 僕達の食卓から『春巻き』が消え、代わりに子供達の好物が並ぶ様になった。 ハンバーグ、オムライス、唐揚げに甘口のカレーライス。 子供が好きな王道料理が並ぶ騒がしくも賑やかな家族の食卓。どれもとっても美味しいけれど、偶に無性に食べたくなる。 パリパリの皮、溢れ出すジュワッとした餡、口の中で咀嚼した時に鼻に抜ける胡麻油の香りーー。 何度か頼もうかとも思

          彼女の春巻き(6)

          家庭用脱毛器のホントのところ。

          冒頭から汚らしい画像ですまないが、これは俺の右手首の写真である。 当然、腕だけでは無く、足や腹、人に言えない場所にだって無駄毛は毛々と生えている。 この毛深く汚らしい無駄毛の所為で、学生時代は夏でも半袖を着れなかった。 今だってコンビニで女性店員からお釣りを手渡される時には相手への申し訳なさで胸がいっぱいだ。 そんな俺が家庭用脱毛器を半信半疑ながら購入して試した結果を書いていく。 ーー勿論、忖度など一切無しだ。 何故、家庭用脱毛器? 単純に脱毛サロンに行くのは嫌だっ

          家庭用脱毛器のホントのところ。

          彼女の春巻き(5)

          この小説は、過去にTwitterで上げた140字短編小説を書き直したものです。 彼女の春巻き(5) 「ウチのお父さん、中華が好きでさ。昔から何かあると近所の中華料理店に連れてかれてたのよね」 幼少期からの中華料理店の常連だったと言う彼女。学生時代にはそこでアルバイトとして働いてもいたらしい。その際、店主に教えて貰った料理の一つがこの『春巻き』との事。 成る程、あれは正にプロ直伝の味だったと言う訳だ。 「コツはね、豚肉を油通しする事と包む前にしっかり具を冷ます事。あと

          彼女の春巻き(5)

          彼女の春巻き(4)

          この小説は、過去にTwitterで上げた140字短編小説を書き直したものです。 彼女の春巻き(4) 「お待たせー、ご飯出来たよ!」 小さなダイニングテーブルに所狭しと料理が並ぶ。 マヨネーズで炒めた海老、細切りのハムが入ったモヤシのサラダ、溶き卵の中華スープ、そして『春巻き』。 大皿にドンと積まれた長方体。ホクホクと湯気が立ち上る黄金色のそれを見て、僕は自分の勘違いを知る。 (あー、春巻きって、これかっ!) 言い訳ではあるけれど、実家で食べる中華料理って餃子と炒飯

          彼女の春巻き(4)

          (単話)栗鼠と手袋

          村に貧乏な少女がいた。 彼女は毎日森へ入ると火種になりそうな樹木の皮や小枝などを採取して、それを村の商店に持っていき、僅かな豆と交換して貰う事で生きていた。 ある冬の日、少女は木のうろで眠る一匹のリスを見つける。 リスは自分の尻尾を抱えるようにして小さく縮こまり、その毛皮には穴から拭き晒す雪が固まってまるで毛玉の様に張り付いていた。 死んでいるのではないかとも思ったが、よく見ると微かに腹が上下している。 たった一匹で冬に耐えるそのひもじい姿を自分の境遇と重ね合わせたのか

          (単話)栗鼠と手袋

          彼女の春巻き(3)

          この小説は、過去にTwitterで上げた140字短編小説を書き直したものです。 彼女の春巻き(3) ーートン トン トン 包丁がまな板を叩く小気味の良いリズム。そっと振り向けば、キッチンの奥で手際良く動く彼女が見える。 野菜を洗い、刻み、ガスコンロに火を着ける。フライパンを振りながら、合間に洗い物も熟す彼女。 ザザー キュッ。チッチッチッチッ ボッ シンクとコンロを行き来しながら、水と炎を自在に操る姿はまるでキッチンの魔術師だ。 大袈裟に聞こえるかもしれないが、

          彼女の春巻き(3)

          彼女の春巻き(2)

          この小説は、過去にTwitterで上げた140字短編小説を書き直したものです。 彼女の春巻き(2) 「さぁ、今日は君をギャフンと言わせてやるからね!」 帰って来た彼女はそう僕に告げると、早速とばかりにキッチンへ向かう。 「うわっ、随分と買い込んできたね!?」 沢山の野菜、見たことの無い調味料、サラダ油に……胡麻油? 油って二種類も必要なの?? 予想外の大荷物に驚いていると、彼女は呆れた様に僕を睨んだ。 「だって君んちってさ、油もなければ調味料すら無いんだもん。鍋

          彼女の春巻き(2)

          彼女の春巻き(1)

          この小説は、過去にTwitterで上げた140字短編小説を書き直したものです。 彼女の春巻き(1) 付き合い始めた頃、僕は彼女に得意な料理は何かと聞いた事がある。 「ん〜? 春巻きかな」 天井を軽く睨んだ後、彼女はそう言って小さく手を叩いた。 「どうだ!」と言わんばかりの視線から、彼女の並々ならぬ自信が見て取れる。ーーが、正直、僕としてはガッカリの一言だ。 (春巻きって……あの、茹でて盛り付けるだけのヤツ?) 色の抜けたパスタみたいのに野菜を混ぜただけの地味なサ

          彼女の春巻き(1)

          スイートポテト作って失敗した話

          秋になると色々なお店でサツマイモを使ったスイーツが並ぶ。安納芋トリュフにおさつスナック、サツマイモのケーキ。 そんな中でも俺が一番好きなのはスイートポテト。 今日はスイートポテトを自作して失敗した話をしていこうと思う。 作った過程を見ていこう 失敗の原因を探るには、まずは俺がどの様にスイートポテトを作ったのかを知る必要がある。 ーーと、言う事でスイートポテトを作った過程を記載していこう。 芋を煮る 実は俺、スイートポテトを作るのは初めてでは無い。 前回はお手軽な

          スイートポテト作って失敗した話