「くらしてん」ーその人のくらしを、くらしてみる ウェブメディアー

くらしてんは、様々な地域にくらす人の何気ないくらしを記録しているメディアです。「写ルン…

「くらしてん」ーその人のくらしを、くらしてみる ウェブメディアー

くらしてんは、様々な地域にくらす人の何気ないくらしを記録しているメディアです。「写ルンです」で撮影してもらった写真はリアルな”普通のくらし”。そこから、自分らしいくらしを考えるきっかけにしてもらえれば、と思っています。 https://kurashiten.com/

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    「くらしてん」は、様々な地域にくらす人の何気ないくらしを記録しているメディアです。noteでは記事のあとがき、暮らしにまつわるあれこれを話すpodcastの話などを綴っています。

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【暮らしのあとがき】函館在住、蒲生寛之さん ②函館の輪郭をなぞるという原体験・街中と自然との近さが可能にする暮らし方

函館在住の蒲生寛之さんの暮らしのあとがきの後編。 記事の中で、青春時代に過ごした函館西部地区での原体験が、その後の人生に大きく影響を与え、街づくりを仕事とするようになったと言っていた蒲生さん。今回はそのような街への想いを形成しているのは、実は函館の特異な地形では?という話をしています。 まずは、この写真。 山や海との距離が近い函館の街で、「函館の輪郭をなぞるように遊んでいた」という話はとても興味深く、函館出身のkatoottoもとても共感しました。 そして、もうひ

    • 【暮らしのあとがき】函館在住、蒲生寛之さん ①函館で宿を営むということ・町内会という超ローカルコミュニティでの奮闘

      今回は、少し前に公開した、函館在住の蒲生寛之さんの【暮らしのあとがき】の前編。 函館で民間まちづくりの立場から、不動産業、宿の運営など、多角的にまちづくりに参画している蒲生さんに、函館のまちづくりのリアルを聞いてみました。 まず前編から、yome氏が気になったのは、函館という街で宿を営むということについて。 幾多の困難を経ながらも乗り越えてきた宿の運営のあれこれと、その背景にある彼の函館の街への想いについて伺いました。 そして、次は、最近になって参画し始めたという町内会

      • 【暮らしのあとがき】旭川在住のはじめ氏_②地方都市の学校事情・自分の子どもに見せたいと思う風景

        今回は、10月に公開した旭川在住で「くらしてん」メンバーのはじめ氏の記事の「暮らしのあとがき」後編。 前半に続いて、yome氏が気になった写真は、小学校の運動会の写真。 ファミリーで地方移住する際には、まず直面する子どもの学校問題の話です。 旭川の中心地に位置するこの小学校は、生徒数減少が深刻ではあるけれど、逆に少人数がゆえに教育はひとりひとりに行き届いているそう。 そして、otto氏が気になった写真は、雪で真っ白になった旭川の街。3人それぞれの記憶を振り返って、子どもの

        • 【暮らしのあとがき】旭川在住ハジメ氏①雪崩で通行止め・自分に合った移動手段

          こんにちは。ゆるゆる更新中のpodcast「くらしてん」ラジオ。 今回は、10月に公開した旭川在住で「くらしてん」メンバーのはじめ氏の「暮らしのあとがき」の前編。 今年の初めに旭川にUターンしたハジメ氏。新しい旭川での暮らしを撮影してくれた記事からyome氏、otto氏がそれぞれ気になる1枚を選定して、話を聞きました。 まず、yome氏が気になった写真は、この猛吹雪と除雪車の一枚。なかなか首都圏在住の者には見慣れない風景です。 実はこれは勤務中に雪崩で通行止めになった

        【暮らしのあとがき】函館在住、蒲生寛之さん ②函館の輪郭をなぞるという原体験・街中と自然との近さが可能にする暮らし方

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          【本棚を肴に】雑誌の魅力・ローカルHIPHOP・本の所有欲/ライター・編集者 宮本拓海さんの本棚 後編

          こんにちは。ゆるゆる更新中のpodcast「くらしてん」ラジオ、今回は岩手県遠野市在住のライター・編集者 宮本拓海さんをゲストに招いた「本棚を肴に」の後編です。 後編は押入の本棚の話へ。 yome氏が気になったのは、「話の特集」という古い雑誌。yome氏も学生時代に古い雑誌にハマったことがあるのですが、今は掲載できないような表現もあって面白いんですよね。時代によって、雑誌の役割も少しずつ変わってきているような気がします。 本は所有欲を掻き立てるものではありますが、読みき

          【本棚を肴に】雑誌の魅力・ローカルHIPHOP・本の所有欲/ライター・編集者 宮本拓海さんの本棚 後編

          【本棚を肴に】山への興味と宮沢賢治の再発見・メディア論と村上春樹と/ライター・編集者 宮本拓海さんの本棚

          こんにちは。ゆるゆる更新中のpodcast「くらしてん」ラジオ、今回は念願のゲストをお呼びした「本棚を肴に」の回です。 3回目の「本棚を肴に」は、岩手県遠野市在住のライター・編集者 宮本拓海さんの本棚を覗かせていただきました。 宮本さんは、21年3月に「くらしてん」のサイト上で暮らしを紹介させていただいたのですが、そのインタビューの時に本や雑誌の話が多くて(特に古い雑誌の話とか)、どんな本を読んでいるのだろう…とすごい気になっていたんです。「本棚を肴に」を始めた時に真っ先に

          【本棚を肴に】山への興味と宮沢賢治の再発見・メディア論と村上春樹と/ライター・編集者 宮本拓海さんの本棚

          【よなよなふうふ話】テーマ:”熱のある人”から買う/古い団地の中のカフェ(w/虫の声)

          よなよなふうふ話は、コンポストの話題から続いて後半です。 住んでいる地域での発見が多かった夏。 美味しいコーヒーとは何かという講義を試飲とともに教えてくださる熱量の高いコーヒー豆屋さんに、リノベーションされた銀行を使った団地内のカフェと、なかなか面白い場所に出会えました。 こだわりたい物は”熱のある人”から買うと、面白さがさらに倍増しますよね。自分の住む場所のどこに”熱スポット”があるか、というのを知っておくと休みの楽しみが増える気がします。 住んでいる千葉の北側は古く

          【よなよなふうふ話】テーマ:”熱のある人”から買う/古い団地の中のカフェ(w/虫の声)

          土づくりで感じる繋がり・現代における所有って?/くらしてんラジオvol.20

          こんにちは。ゆるゆる更新中のpodcast「くらしてん」ラジオ、アップしました。 今回まずはapple podcastで初めてレビューを頂いた!!という話から。こんな夫婦の雑談メインのpodcastにコメントをくださるなんて…ほんとありがたいです!(引き続き、よろしくお願いします) そして、トピックスのひとつ目は、最近始めてみたコンポストのこと。コンポストをやることで、精神的に満たされている気がするというotto氏。土を作ることで生命体との”繋がり”を感じるようになったき

          土づくりで感じる繋がり・現代における所有って?/くらしてんラジオvol.20

          その街の産業を知ること/くらしてんラジオvol.19

          前回に引き続きよなよなふうふ話雑談回の後半。 八千代の梨のように、実はそれぞれの街に、その街ならではの隠れた産業ってけっこうあるよね、という話に。 私たちが前に暮らしていた江戸川区には、実は金魚の養魚場がたくさんあったり、インド人が多く住んでいてインド料理屋さんがたくさんありました。 産業の話は、yome氏の地元である内房の工場の風景や、otto氏の地元函館の漁火にも及びました。 そして、もう一つのトピックスは、くるま好きの2歳児と一緒にトミカを集め始めたotto氏の話に。

          梨のおかげでこの街に愛着が沸いた/くらしてんラジオvol.18

          こんにちは。週明けゆるゆる更新中のpodcast「くらしてん」ラジオ、アップしました。またもや「よなよなふうふ話」、テーマは”愛着”。今回は私たちの住む街の名産についての話からスタートしました。 8月に入ると私たちの住む千葉県北西部の名産、梨の季節になります。近所を車で走ると、梨園の多さに驚くほど。千葉県出身のyome氏も、こんなに梨園が多いとは住むまで知らなかったです。 住み始めて2回目の梨シーズンにぐっと上がったのが、街の愛着度。季節感を感じさせてくれると同時に、秘密基

          梨のおかげでこの街に愛着が沸いた/くらしてんラジオvol.18

          日常の中にあるタブー/くらしてんラジオvol.17

          こんにちは。週明けゆるゆる更新中のpodcast「くらしてん」ラジオ、「よなよなふうふ話」依存症から始まった雑談回の最終回をアップしました。 テーマは移り変わって「タブー」の話題に。 道徳観とかけ離れる行動をとることの快楽があるとすれば…というところで yome氏が思い出したのは小説「アサッテの人」(諏訪哲史著)。 そこで描かれている通常はやらない行為(奇行)はタブーを連想させます。 この本は、奇行と日常の行為の狭間にあるものは何なのか、と考えさせてくれる面白い作品なんです

          日常において「非日常」があることの大切さ/くらしてんラジオvol.16

          こんにちは。週明けゆるゆる更新中のpodcast「くらしてん」ラジオ、雑談回「よなよなふうふ話」の続きです。 依存という話から、日常で何を「非日常」とするか、という話に。 都会に住んでいると地方に行った時の自然体験はとても非日常的でリフレッシュできるけれど、自然自体が日常だったら、おそらくそんな感覚はないのでは…と思うotto氏。自然はさしおいて、パチンコとかお酒を飲んで、日常のストレスを発散しまう…なんとなくそれは依存の道に入る気もします。 移住をしても、ずっと地元にい

          日常において「非日常」があることの大切さ/くらしてんラジオvol.16

          ”依存してしまう”という状況とは何なんだろう/「くらしてん」ラジオvol.15

          ゆるゆる更新中の「くらしてん」ラジオ。ゆるすぎて、少し更新まで時間が空いてしまいました…。 今回は久々に「よなよなふうふ話」。最近見たYouTubeのエピソードを元に気になるテーマを掘り下げていきます。 yome氏は主業に関連して医療系のYouTubeを見ることが多いのですが、最近学びになったのが、脳内麻薬が出ることで依存のスパイラルに陥るという「依存症」の仕組み。体内の成分が介在することによって依存の関係ができてしまうということなんだけれども、otto氏が最近見たYouT

          ”依存してしまう”という状況とは何なんだろう/「くらしてん」ラジオvol.15

          村上春樹が読めなくなってきたこの頃/「くらしてん」ラジオvol.14

          こんばんは。ゆるゆる更新中の「くらしてん」ラジオ。 今回は、「人の本棚を覗いてみる」シリーズの第二弾。「くらしてん」メンバーのはじめ氏の本棚をkatoottoがのぞいてみた回の後編です。 本棚に並ぶ本について話を聞いていくと、はじめ氏の地元旭川への思いや、会社で行き詰まった時に読んでいた本、学生時代に理想に燃えていた頃に読んでいた本など、これまでのはじめ氏の人生模様を振り返るような回になりました。 そして、最近では読む本の種類も変わってきていて、いつも読んでいた村上春樹も読

          村上春樹が読めなくなってきたこの頃/「くらしてん」ラジオvol.14

          音楽を聴くように本を読む/「くらしてん」ラジオvol.13

          こんばんは。ゆるゆる更新中の「くらしてん」ラジオ。 今回は、その人が持っている本について聞いてみる「本棚を肴に」シリーズの第二弾。「くらしてん」メンバーのはじめ氏の本棚をkatoottoがのぞいてみた会の前編。 実は浪人時代から20年来の友人であるふたり。話題は、自然とはじめ氏のこれまでを振り返る感じになりました。 まずは、本棚の大半を占める村上春樹について。村上春樹の文体が好きだというはじめ氏。「本の読み方って人それぞれだよね」という話に。 はじめ氏にとって、村上春樹を

          音楽を聴くように本を読む/「くらしてん」ラジオvol.13

          反建築のものづくり:アゲイシさんのあとがきインタビュー②/「くらしてん」ラジオvol.12

          こんにちは。podcast「くらしてん」ラジオ、3月に公開した東京在住アゲイシさんのあとがきインタビュー後半をアップしました。 後半は、聞き手のyomeが印象に残った2枚目の写真、 写真スタジオの内装を手伝っている時の風景について聞きました。 記事のインタビューで 「これまで学んでいた”削ぎ落す”建築とは真逆な装飾の仕事だけど、 楽しいというのが覆しようのない事実」 という言葉が建築業界外のyomeには印象的だった1枚でした。 podcastでは同じ建築業界に携わるotto

          反建築のものづくり:アゲイシさんのあとがきインタビュー②/「くらしてん」ラジオvol.12