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タウトが歩んだ道を歩む:書籍【日本美の再発見】
こんにちは
今回は、ボクが建築探訪をするときに参考としている本のお話をしていこうと思います。
それは、ドイツの建築家ブルーノ・タイト氏の書籍「日本美の再発見」
日本の良さって何だろうとわけもわからず右往左往していた時、ボクにとって助けになった一冊。
ブルーノ・タウトが日本に滞在していた間に巡った場所が日記のように記されています。
タウトの本を通じて学んだことを綴っていきます。
よろしければお付き合いくださると嬉しいです。
では、さっそく
|建築家ブルーノ・タウト
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都市計画と集合住宅の世界的権威で、著名な建築家であったブルーノ・タウト(1880年から1938年)は、エリカ夫人を伴い故国ドイツから国外逃亡(亡命)を図り、昭和8年(1933年)5月3日、日本にやってきました。ナチスを率いたヒトラーが首相になり、親ソビエト派と見られたタウトの身に危険が迫ったからです。
タウトは、昭和11年10月までの3年半、日本に滞在していました。この3年半を滞在地別に分けると、日本の伝統を初めて見聞した京都滞在期、仙台の商工省工芸指導所嘱託を努めた仙台滞在期、高崎の少林山に住み群馬県工業試験場高崎分場嘱託(昭和11年群馬県工芸所に改組)と井上房一郎の経営する井上工房顧問を勤めた高崎滞在期の3つに分けられます。高崎での生活は、2年3カ月余りに及びました。
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ウェキペディアより
|タウトの本に出会ったキッカケ
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kuramocoという自社製品を発信していく場所を作り、自分の考えの下、設計をしていこうと、その活動を始めた時、ボクは日本的なものをベースした作品を作りたいと思ったんです。
それは、シンプルに日本の文化が好きだから。
ということもあるし、日本人として日本の良いところが詰まったものから改めて、美点、が伝えられたらいいなぁ、があります。
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ここにもタウトの足跡が
とは言うものの、日本的なものと考えた時に何から知っていけば良いのか、何がそもそも日本的なものなのか、がわかりませんでした。
いざ自分で書こうとしたり設計したりしようとすると思っている以上に、なぜそうしたのか?って問われた時に答えられず、なんかこうした方がイイと思って、的なことしか言えないんです。
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小屋組の合理的な構造をタウトは称賛した
真っさらな状態から見たら、島国とはいえ日本の歴史、文化、建築など分野は非常に広くて深かった、です。
分かっているようで本質的に理解はしていない、そんな自分に気づかされました。
そんな手探りな状態の中で頼りになったのが、ブルーノ・タウトの本でした。
|タウトが見たものを追体験
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彼が何を見て、何を感じたのか。
日本の何に心が動かされたのか。
日本の良さや建築の魅力、を語ってくれています。
例えば、彼が飛騨地方から北陸へ向かう道中で見た白川郷の合掌造りのが話、または伊勢に行った時に見た伊勢神宮の外宮と内宮の造りについての話。
ドイツ人の建築家が見た建築や日本というものを日記のようにボクたちに教えくれます。
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今よりも日本の美点を知らなかった自分にとってこの本は、ある意味、旅のガイドブック、になりました。
そう、タウトが見てきた場所、建築を歴史的な時系列などはひとまず置いて、まずは体験することから始めていこう、という感じです。
もちろん最初は本の内容になぞって建築を見たものの、やっぱり見ても理解が伴わないこともありました。でも、その場を体験して気づいたこと、分からなかったことは調べたりすることで次につながりますし、改めて訪れると見え方が変化します。(ちょっとずつですが)
今でもその作業を繰り返しで各地を巡っている感じです。
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日本の簡素さにある美点や自然の豊かさを称えてくれていて、日本人のボクらから見てもなるほどなぁと思えるキッカケを与えてくれる一冊だと思います。
気になった方は一読してみてください。
いつかタウトが絶賛した桂離宮に行ってみようと思います。
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外宮と内宮の社の木組は異なる
ということで、
今回はこの辺りで失礼します。
ここまでご覧くださりありがとうございました。
ではまた
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