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こころの旅

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2023年5月の記事一覧

「本」という言葉に感じる日本らしさと本の未来

「本」という言葉に感じる日本らしさと本の未来

「本」という字は、中国伝来の漢字のはずなのに、大和ことばのような、翻訳された和製漢語のような、どことなく日本っぽい印象を受ける言葉だなと思っていた。

というのも、日本語と中国語で使い方がだいぶ違うから。
日本語では「本」と「書物」はほぼ同義のように使われるけれど、現代中国語では書物はあくまで「書」であって、「本」という字は使わない。
中国語では「本を読む=看書」「勉強する=読書」。

「本物」「

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ChatGPTは子どもの敵か味方か 親目線で考えてみた

ChatGPTは子どもの敵か味方か 親目線で考えてみた

ChatGPTの教育利用の是非の話題について、もう一度考えてみる。

シロウトが触ってみた感想としては、現状のChatGPTはまだノイズを含んでないもしくは限りなく少なく、自分の思考域に干渉してくる感じを受けないので、12歳以下の子どもが使用しても実害はないと思う。
ホンモノの人間(特に身近な大人)のノイズの方が、子どもの思考域に干渉して、しかもより影響力が大きいので、教育という点ではむしろCha

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もう一つの知の革命。マッチング理論

もう一つの知の革命。マッチング理論

Youtubeチャンネル「ReHacQリハック」の経済学者の小島武仁さんの回で知ったマッチング理論。
ChatGPTもすごいんだけれど、「マッチング理論」も同じくらいのディープインパクト、革命の幕開けだと思った。

「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」
アドラーの言葉だったかな。

「対人関係問題=マッチングの失敗&人間間の不必要な頭脳ゲーム」と考えるなら、ビッグデータを基にしたマッチングで

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知の解放。ChatAIについて考えてたらなぜか共産主義が浮かんできた

知の解放。ChatAIについて考えてたらなぜか共産主義が浮かんできた

しつこくChatGPTの話。
前回のnoteで、ChatGPT登場は「黒船」表現がしっくりくると書いたんだけれども、ちょっと違う気がしてきた。
開国を迫るディープインパクト~という意味では黒船と似ているけれど、視覚的な威圧感があるわけでも、全く予期されていなかったものでもない。

どちらかというと「革命」?しかも革命完了のような。
「情報革命」「IT革命」が気づかぬうちにコンプリートしていて、Ch

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ChatAIの登場=人間のスペック競争の終焉か?

ChatAIの登場=人間のスペック競争の終焉か?

子どもが学校教育にお世話になっているけれど、時代の変化に合わせて教育現場も変わろうと試行錯誤しているのを感じる。

小学校でも中学校のように教科専任制(一部の先生がクラス担任をせずに算数や理科の授業のみを担当)を取り入れたり、算数はクラス越えで習熟度別に班分けして授業をしたり。
タブレットもフル活用、英語の授業ではタイピングとアルファベットとローマ字を同時進行で学ぶ。

2020年から施行された「

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