かてきん

日常についてのメモ書き。 興味→筋トレ、読書、日本酒、紅茶、紫微斗数、易学、投資、営業…

かてきん

日常についてのメモ書き。 興味→筋トレ、読書、日本酒、紅茶、紫微斗数、易学、投資、営業、焙煎。

最近の記事

火種の消える音がした

僕はモチベーション高く仕事をしていたように思う。与えられた販売計画を達成するために足繁く見込み顧客を訪問し、期待される仕事をほんのちょっと上回るように仕事をしていた。 結果がついて来ない時も腐らず、種を蒔いた後の手入れを行い続けること数年、努力が身になった。 結果がついてくるようになると人の目は変わるもので、仕事がどんどん舞い込んでくるようになった。 正しく飛ぶ鳥を落とす勢い。向かうところ敵はなし。連戦連勝。 富めるものは富み、飢えるものはますます飢える。資本主義の縮図

    • 職務経歴書と自分探し

      最近僕は珍しく忙しかった。仕事に追われておりちょっとばかりの休日出勤に、友達との忘年会。例の感染症下の中でこれほど充実した日々が過ごせるのはありがたい限りだ。 予定がなくなる時ははっきりしているようで、この日曜はとにかく暇だった。 久しぶり暇になるとどうしていいかわからなくなる。やらねばならないことややるべきことがないからといって、やりたいことがあるとは限らないのはなんとも非情なことであろう。 30代目前に迫った独身男性は暇になると聞いていたが、まさに今日が記念すべき第一歩

      • 結果がわからない方が面白い

        「暇だからコーヒーの自家焙煎始めたんだ」と知り合いに伝えるとたいていの場合、決まって「コーヒーそんなに好きだったっけ?」と言われる。 何を隠そう僕はコーヒーよりも紅茶派だ。それを知っている知り合いたちは「好きでもないのに、なぜコーヒーの焙煎というマニアックな趣味に手を出したのか」と疑問に思うことも仕方がないことだろう。 僕が焙煎をし始めた理由はとてもシンプルで、”何か面白そうだったから”に尽きる。自分好みの美味しいコーヒーが飲みたいなんて気持ちは微塵もない。純粋な好奇心から

        • 魚を与えるのでもなく、釣り方を教えるのでもなく、私は魚釣りの楽しさを語れる人になりたい。

          魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えろ、という格言がある。魚を与えてしまうと自律した人間になれないので、魚を自分で釣れる、自律した人間になってほしいと願いが込められているのだと思う。そしてこれはきっと正しいことなんだろう。 この格言が有名になったからか、魚の釣り方を教えたい人が世の中に氾濫している気がする。 自分の方法こそもっとたくさん釣れますよ、カッコよく釣れますよ、美味しい魚が釣れるのはこの方法しかないみたいな感じで。 なんの責任も追わなくていいなら人に物を教えるのは

        火種の消える音がした

          驚くほど権威主義な私

          権威主義、Wikipediaによると”権威に服従するという個人や社会組織の姿勢、思想、体制 ”である。 サラリーマンだから権威すなわち上司には逆らうことはあまり良しとされないが、つくづく自分が権威主義に染まっているということを実感することがあった。 * 僕の勤めている会社はそこそこのグローバル企業のため、海外メンバーとチームを組むということがある。今回のケースでは攻めあぐねている欧州のお客さんに対して効果的なアプローチをするために、ドイツ在住の中国人がマネージャーを中心にチ

          驚くほど権威主義な私

          兄に15年遅れた青春がやってきた。

          「デートの誘い方を教えてくれ。」 突然兄から来たラインに思わず驚いた。僕が驚いたのは理由がある。 まず簡単に兄の紹介をしよう。兄は僕の2つ上で東京で公務員やっており、僕とは違って極めて堅物だ。冗談なんか聞いたことがないし、よく言えば寡黙、悪く言えば陰気な奴である。 体育会の僕と対照的に運動は苦手でパソコンいじりが得意。イラストレーターを使ってサークルのポスターとかばかり作っていた。 部屋にはフィギュアが大量にあり、僕が「彼女でも作ったら?」というと「そんな話聞きたくもな

          兄に15年遅れた青春がやってきた。

          “絶対にヤレる合コン”なるものに誘われた時の話

          僕が社会人3年目くらいのころ、下半身に行動を支配されていた時期があった。 日々溢れんばかりの性欲をどうにか処理しようと、週2回の合コン、性風俗、出合い喫茶、出会い系アプリ、ナンパ…下半身の赴くままに、一抹の可能性にかけて色々なことに手を出していた。 合コンをたくさん開いていると異性の知り合いだけでなく、“合コン友達”なるものが出来てくる。 合コン友達とは文字通り合コンで出会った合コンに行くための友達だ。合コンを開くためだけのLINEグループとかも作ったりしていた。ほとんどが

          “絶対にヤレる合コン”なるものに誘われた時の話

          誰かのために仕事をするということの危険性。

          最近思うのは仕事のパフォーマンスが最大化するのは誰かのために仕事をしている時だということ。 その誰かは社外・社内に限られない。その人に喜んでもらうために一心不乱に思考を重ね続けた末に得られる成果は非常に質の良いものになることが多い。 この献身性が不足している時は大概の場合、犠牲者意識に憑りつかれている。。 「自分にはもっと適した仕事があるに違いない」「こんなに頑張っているのにどうしてわかってくれないのか。」 このような心持で仕事に臨んだしても仕事のパフォーマンスが上がってくる

          誰かのために仕事をするということの危険性。

          網タイツの防御力

          大学生の時に、小さい頃から疑問だったことを確かめてみたことがある。 その疑問とは、網タイツは防御力が本当にあるのか? 僕は生粋のドラクエ派でナンバリングは大抵制覇している。その中で女性キャラが網タイツを装備すると防御力が上がるのがとても不思議だった。 あんなに隙間があるのに防御力なんてあるわけないじゃん?エッチなだけじゃん? フェルマーの最終定理の証明にも引けを取らない、この難問を確認するために酔った勢いで女友達に相談することにした。 * 「網タイツの防御力を確かめた

          網タイツの防御力

          ランダム性とモチベーション

          最近よく思うのは、仕事や資格試験など何かを成し遂げる時にモチベーションを管理する発想自体がは間違っているのでは?ということ。 巷に溢れている習慣化などの自己啓発本にはモチベーションを高いまま維持する方法や、モチベーションを排除しスケジューリングによる方法などが人気のようだ。しかし、この発想自体ずれているのでは?と思う。 そもそもの話だが、モチベーション、言い換えると人間の心理はそれ自体がランダム性を内包していると思う。 ランダム性というのは、株式市場のランダムウォークのよ

          ランダム性とモチベーション

          社長になりたいが口癖だった友人が社長になる方法を教えてくれた

          「俺、ついに明日社長になるわ。」 先日、衝撃的なニュースを告げるLINEが僕のiPhoneに届いた。送り主の名は吉田くん。高校の同級生で、酒と女とタバコとギャンブルを愛するナイスガイだ。 「決まりを守るのが苦手なんだよね」「俺に期待しないでほしい」「俺自身俺を雇いたいと思わないから将来社長になるわ」「社長になったらお前を雇ってやるから楽しみに待っておけ」 など高校時代にはクズ寄りの発言が目立った吉田くんだったが、大学でラクロス部に入部してからは嘘のように真人間となってしまい

          社長になりたいが口癖だった友人が社長になる方法を教えてくれた

          友人の初彼女が僕の元セフレだった

          先日、つくづく世界は狭いということを実感させられる事件があった。 ことの発端は先月のある日。大学時代の友人から突然飲みに行こうとお誘いを受けた。 こんな時期に遠方の人間と飲み会などけしからん!だとか、卒業後しばらく経ってからのお誘いはだいたいマルチ!だとか、偏見を持っていなくもないのだが、疎遠になっていた友達が自分のことを覚えてくれていたことが嬉しく、何かと人恋しい僕は二つ返事で承知した。 その友人をAと呼ぶことにしよう。Aはいわゆる残念イケメンだ。 彫りの深く整った顔

          友人の初彼女が僕の元セフレだった

          なんでも出来立てが一番美味しいわけではないと、自家焙煎コーヒーが教えてくれた。

          コロナ禍ということもあり、暇を持て余すようになった。 「人生は死ぬまで暇潰し」と誰かが言っていたように思うが、これは少なからず遠からず正しいことなんだろう。 これまでも、これからも虱潰しに暇潰しをしていくのも悪くない。 コロナ前の自分であれば、暇さえあれば勉強していたものだが、今のご時世自己研鑽だけをするには時間がありすぎる。 新しく時間の潰せる趣味を探そうと、ここ数ヶ月色々なことに挑戦してきた。たくさんの趣味候補の中で相性が良かったのがドリップコーヒーだ。 * 今までコ

          なんでも出来立てが一番美味しいわけではないと、自家焙煎コーヒーが教えてくれた。

          他人から向けられる性欲がキツイという記事を読んで、昔の恐怖体験が蘇った。

          ついこの間、自分に向けられる性欲に対して嫌悪感を持ってしまう、という記事を読んだ。 記事を書いた人と想定読者は女性だったが、不思議と共感する部分も多いことに驚いた。というのは昔僕も性欲向けられて恐怖した経験があるからだろう。 性欲を向けられるという恐怖体験について、具体例を3つほど挙げてみる。 1. 海水浴場で出会ったアジア国籍の女性。 2. 大学の同級生でバイセクシャルの男性。 3. スーパー銭湯にいた見知らぬ男性。 自分で言うのも変な話だが、僕はハンサムではないし、そ

          他人から向けられる性欲がキツイという記事を読んで、昔の恐怖体験が蘇った。

          アラサーになった憧れの先輩と7年ぶりに飲むことになった

          ふとしたきっかけで元バイト先の、密かに憧れていた先輩と飲みに行くことになった。 きっかけはとても些細なことで、残業中に見た「月末に帰省します。暇な人がいたら遊んでください。」とツイートだった。 その先輩とはバイトを辞めてからは連絡を取ったことはなく、控えめに言っても惰性でフォローしているだけなので、普段なら絶対に読み飛ばす内容だった。 しかしこの日のツイートだけは何故だか目についた。 特徴も飾り気もない、ごく普通のツイートに何故目がついたのか。 たぶんコロナ禍で人とのコミ

          アラサーになった憧れの先輩と7年ぶりに飲むことになった

          やりたい仕事が出来ないと嘆く後輩へ向けて書く

          今日職場の後輩から「仕事でやりたいことが見つからないのが辛い」という相談を受けた。 「そんなのある人の方が珍しいから気にすることないよ」と軽く流したのだが、案外20代前半の人はやりたいことがないことに悩んでいる人が多いらしい。 この「仕事においてやりたいことが見つからない」という命題に対する個人的な答えは、 3年目くらいまではやりがいことなんてなくて当然。4年目くらいから自然と見つかるから気にしなくていい というものだ。この命題について、簡単に思うところを書き連ねようと思う

          やりたい仕事が出来ないと嘆く後輩へ向けて書く