ランダム性とモチベーション
最近よく思うのは、仕事や資格試験など何かを成し遂げる時にモチベーションを管理する発想自体がは間違っているのでは?ということ。
巷に溢れている習慣化などの自己啓発本にはモチベーションを高いまま維持する方法や、モチベーションを排除しスケジューリングによる方法などが人気のようだ。しかし、この発想自体ずれているのでは?と思う。
そもそもの話だが、モチベーション、言い換えると人間の心理はそれ自体がランダム性を内包していると思う。
ランダム性というのは、株式市場のランダムウォークのように、論理とは関係なく不規則に変化すること。
例えば同じ仕事する場合でも無性に捗る日もあれば、全く集中できない日もあるように、人間の心理は論理とは関係なく常にランダムに変化する。
モチベーションの増減は全く論理的ではないので、例えばモチベーションが下がった状態で、仮にモチベーションを上げるような方法を試してみてもその効果は一過性で、15分やそこらでその効果は消えてしまうという経験は誰にでもあると思う。
そのため管理しようと考えること自体が誤ったアプローチのように思う。
ではモチベーションを無理やり管理しようとする方法ではなく、モチベーションはランダムに変化するという視点に切り替えてみる行動してみるとどうなるか?
これを行うにはモチベーションの増減という軸だけでなく、時間軸と追加しなければならない。
モチベーションの増減を一喜一憂するのではなく、モチベーションの高低に応じて仕事量を調整するという方法だ。
この方法は1発勝負の試験などには上手くいかないが、仕事などある程度の期間があるとのには効果的だ。
仕事も資格試験もそうだが、毎日ベストパフォーマンスをする必要はなく、期間内で結果を出すことができればいい。そのためモチベーションの低い日と高い日で同じことをする必要はない。
高い日には高強度に、低い日は最低限のノルマをこなす。人間なのだからロボットのように規則正しくする必要なんてない。
そんな発想で仕事に取り組んでいると思いの外ストレスなく仕事が回っている。
これからもモチベーションに振り回されながら仕事も勉強も取り組んでいこうと思う。
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