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絶えずあなたの命を守っている脳

そもそも
集中が常に持続する
なんていう構造をしてない
のが脳なんですよね

これは、注意機能という視点ですね

注意機能は4つの構造になってます

この1番上の持続性注意ってのは
ある意味危険な状態なので
基本的には持続以外の3つの注意機能がメインで活動しています

つまり
なかなか集中して
それがずっと持続するっていう構造にはなってはい

忘れちゃいけん視点は
人間は動物って事です
常にいろんな情報に警戒してないといけませんから

僕らがリラックスしてるつもりでも
脳は絶えず周りの異常を探索してます

そして何かあればすぐに反応して
逃げられるような構造となってます
僕らの命を守るのが仕事やからです

なので
やる気スイッチオーン!!
なんていう構造をしてしまうと
簡単に他の情報が遮断されてしまい
危険状態になるのです

例えば、、、
野生で動物が捕食してる最中に
ムシャムシャと食べることに全集中してしまうと
その間に天敵が近づき
それに気づかずに
次は自分が捕食される

集中しすぎちゃあ、いけんのよ…

なので、
やはり簡単に注意を1つに向けるっていう構造にはなっていないんですよ

常に色々な事を警戒しているのが、脳

ってことでね
やる気がなかなか…
とか
すぐに集中モードに切り替えれなくて…
とか
集中したと思ってもすぐに集中が切断する…
とか
それを個(自分)の責任として考えている人は
やめましょう

無駄に自分を責めないでください

自分を大切にするってのは
具体的には
このような知識をつけるってこと

あなたの性格っていうよりか、
そもそも注意ってのは
簡単に切り替わらんし
したところで
ずっと集中する
っていう構造にはなってないって理解は必要ですってことです

理由は説明してきた通り

人間含めた動物ってに
睡眠くらい危険なのが
1つに集中してしまうってことです

なので基本的には
注意ってのは
ずっと警戒して周りの事に分散してるもんです

持続性注意以外の3つ

そのお陰で
我々は
ほんの少しの違和感や
不安やらをキャッチして
道を変えたり
その人に近づかなかったり

集中するのをやめて
その不安な因子を探索したり
つまり、
目で探して
耳を澄まして
身体がキャッチした
何かしらの不安因子を探すんですよね

この前僕が姪っ子と公園で遊んでいて
姉は近所の母親仲間の4人くらいと喋ってました
他の母親の子供さんも
同じくその公園で遊んでいました

母親達の会話は盛り上がってる様子で、
みんなで会話内容に参加している状況です

が、そんな中でも
誰かの子供が遊具で遊びだしたり
ボールを投げ出したり
公園内から出そうになった瞬間は
毎回見事に
会話がとまり

子供の方に視線を移したり

こら、危ないよ〜!
と危険を促したりしてました

そうそう
人間にとって持続性注意は危険なんです

もしこの場合も
会話に全集中してしまえば
すぐ横で子供がどうなってるか?
に気付けなくなりますから

なので
母親達も
会話は会話で注意をしながら
同時に
子供達の動きにも注意を向けている

つまり
配分性注意を使ってるんです

複数に注意を向けている

ってことでね
やはり人間の構造として
簡単に注意は持続できないようになってます

注意=集中と思ってください

脳神経学では注意機能
俗語が集中です

ですから
まずは自分の事を
集中力がない!
なんでこんなに集中が続かない!
情けない…とかやめてください

自分の為にも
まずは
なぜ、集中は続かないんやろう?
と考える事です

なんでもかんでも
すぐに自分の性格や気質というような
アイデンティティの話になってしまいますが
そうじゃなくて
解剖生理学や脳神経学や高次脳機能の視点で
身体は捉える事をオススメしておきます

集中力がないとかじゃなく

絶えずいろんな事に集中して
あなたの命を守ってくれてるのが
脳ですよ

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