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深夜書店 選書版 an・an・as、。

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着信アリ、。an・an・as、。 一字ちがいの母子、出演作品をまとめました、
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#歳月経て

ザ・コアーズ (The Corrs) 「ブレスレス」、続けていく、息もできないくらい、深夜書店

ザ・コアーズ (The Corrs) 「ブレスレス」、続けていく、息もできないくらい、深夜書店

 風、はみえない
 でも、触れることができる
 手をさしのばせば、感触がある
 
 そ~いったものなのかも、、
 ひらがなで書く「おもいで」も、
 かけがえのない「いとおしさ、」も。
 
 誇らしげに、
 それでいて、哀しげに映らなくもないけど。
 
 The daylight's fading slowly
 The time with you is standing still
 ゆっくりと日

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心恋(うらごい)、下恋(したごい)、深夜書店。

心恋(うらごい)、下恋(したごい)、深夜書店。

 むかし、むかし、。
 どれくらいむかしかは知らないけれど、、。

 心、のことを「うら」といったそうだ。
 表面にでている顔なんかを面(おもて)というのに対して、隠れている内面は「うら」とか「下」という言葉であらわしたと、。

 ただ、「うら」の方は、隠すわけではなく表面にあらわれない心のことで、「下」の方は表面にあらわすまいとして、こらえ、隠している心をさすという違いはあるらしい。

 心恋(

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着信アリ(笑)、。an・an・as、深夜書店、へ走れ!。

着信アリ(笑)、。an・an・as、深夜書店、へ走れ!。

 初夏の風になびく、行方も知らない想いのかけら、。 

 着信アリ、。an・an・as、。
 穏やかな初夏の時節、着信音が響いた。
 知らない番号には、つなぐ気も普段なら起きない。
 それをわざわざ、かけなおしたりもすることはない!。
 っていう話からはじまる。

 六月九日のことだ。戻ってきてまだ日は浅かった。昔日、共に暮らしてた黒猫の誕生日だった。
 永い月日会えずに過ごしていた愛猫だ。生き別

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前編 冷静と情熱の「思念」、深夜書店。

前編 冷静と情熱の「思念」、深夜書店。

 「なんだかなぁ~、」な気持ちと‶誕生日〟にまつわる奇妙な因果に「思念」が生まれた感じだ。

 朝早くLINE通話がはいった日のことだ。
 「着信アリ(笑)、。an・an・as、」
 なんて話を小説作にもした、女性からだった。
 
 最初の着信はスマホをいじり損ねた所為かわからんけれど、不在着信になった。
 そんで、すぐには画像が送られてきた。
 と、同時くらいにまた通話がきた。すかさず応答する。

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後編 冷静と情熱の「思念」、深夜書店。

後編 冷静と情熱の「思念」、深夜書店。

 例えば、、その相手が。
 世界中の誰もを敵にしたとしても、、。
 生涯、自分は味方で在りつづけたい、。
 
 そんなこと考えさせてくれる存在がどれだけいてくれるか、。
 
 冷静と情熱の「思念」、とはこんな感じなんかも、。

 休日の朝、LINEトークが入ってきた。
 【この人探してます!】との人物のことだ。
 「こないだゆーてたやつ見つかった」と、。
 女性とは一文字ちがうだけの名前の娘、可愛

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