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池波正太郎と同じ味覚を持つ0歳児
私と夫は、生まれ育った土地も環境もそれぞれの性格も正反対です。そんな私たちの揺るぎない共通点は、食いしん坊であるということ。旅行先ではその土地のスーパーに赴き、現地の調味料、食材やご当地ならではの食に舌鼓を打ちます。特に、八丈島のスーパーで買って食べた島寿司は、安価にも関わらず、肉厚かつ本格的な味わいで感動しました。
そんな夫婦から生まれた娘は、食いしん坊のサラブレッドです。離乳食を始めた生
サトシさんとピカチュウと私たちの旅
私は尊敬と親しみをこめて、アニメ「ポケットモンスター」の主人公を「サトシさん」と呼んでいる。1994年生まれの私にとって、「ポケモン」なしでは自分の人生を振り返られないほど、身近なものだった。
5才上の兄の影響で、私が「ポケモン」を好きになったのは、物心がつく前のこと。3歳の頃には、大好きなピカチュウの着ぐるみを身にまとって、自宅の庭で遊ぶ様子や家族と旅行へ出かけた写真が残っていて、幼稚園の
グッナイ、「インターステラー」
この人は、何度人類を危機に晒し、何度地球を滅亡させればいいんだろう。
暇さえあればSFやパニック映画を見ていた母に対し、私は疑問と少しの呆きれの感情を抱いていました。実家にはテレビが一台しかありません。母が観ていた映画をなんとなく一緒に観ることも多かったのですが、常に緊張感が流れ、必ずしもハッピーとは言えない展開ばかり。何が面白くて母はこの作品を見ているのだろう、とまで思っていました。
グ
故郷を捨て、今はポケモントレーナーのような生き方に憧れる
消滅可能都市と言われる田舎で育った私は、学生時代に大人たちから伯父の悪口をたくさん聞いて育った。実家は100年以上続く老舗。山に囲まれた盆地にある小さな街では名前、顔も広まり、ご近所さんはもちろん、教師までもが口を揃えて伯父の悪評を言った。
極め付けは、成人式当日。早朝から車で5分ほどのところにある美容院で、顔見知りの美容師さんが、着付けのために借り出されていたおばさんに私の家族構成を話した