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ロボットとデザイン

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micro:bitとAdobeXDとPLEN:bitを題材にして、未来のデザインについて考えていきます。
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#ロボット

Raspberry Pi Picoの無線対応で期待すること

Raspberry Pi Picoの無線対応で期待すること

6月30日に「Raspberry Pi Pico W」が発表されました。ハードウェア的にはWi-FiとBluetoothが実装されていて、現在はWi-Fiのみの仕様ですがBluetoothは遅れて使用できるようになるみたいです。これまでも安価で小型のマイコンだからこそ電池運用、ウェアラブル、ロボティクス、モバイルなどに使いたい場面が沢山ありました。もしかしたら今回のラインアップ拡張はそんな願いをか

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PLEN:bitでロールプレイを楽しむ

PLEN:bitでロールプレイを楽しむ

PLEN:bitは手のひらサイズの小型ロボットキットです。去年の冬にKickstarterでクラウドファンディングが成立し、その後は順調に製品が出荷され、現在ではいくつかの販売ルートでも入手できるようになってきています。

今年も10月23日から12月6日までの期間で新しいクラウドファンディングが始まりました。従来のmicro:bitでコントロールするモデルだけでなく、M5Stackを使ったモデル

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ロボットでインタラクションを学ぶ

ロボットでインタラクションを学ぶ

前回の記事では、組み立て終わった報告とこれからやりたいことを書きましたが、今回は実際に動かしてみた様子をお伝します。

インタラクションを学ぶ基本がある「ロボットについて学ぶ」という場合には、人間研究などを含めて広くなりすぎるため、私がPLEN:bitで体験してみたい「ロボットとのインタラクション」について考えてみたいと思います。

インタラクションは、現在のデザインが重視しているUI(ユーザーイ

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ロボットが、我が家にやってきた。

ロボットが、我が家にやってきた。

キックスターターでクラウドファンディングしていた「PLEN:bit」というロボットキットが10連休の前日に手元にとどきました。PLENbitは名前の通りmicro:bitというマイコンボードで動くロボットです。

10連休はいろいろと予定が詰まっていたこともあり、また手軽に作ってしまうのも勿体ないと思い、連休明けの仕事が一段落するまで大切に温存していましたが、ようやく楽しみながら組み上げ、

とう

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ロボットに写真を撮らせる <ドリーユニット実験>

ロボットに写真を撮らせる <ドリーユニット実験>

今年は「ロボットに写真を撮らせる」を目標に、クラウドファンディングでロボット購入したり、サーボの動きでカメラのレリーズを操作する実験をしたりして着実に作業を進めています。

最初に描いたイメージ

今回は、ロボットとカメラを乗せて写真のフレーミングを変えるドリーユニットを作ります。

「ドリー」はカメラスライダーとも呼ばれ、主に動画を撮るときに用い、正確な軌道を移動させながら撮影するためのものです

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私がPLEN:bitを選んだ理由

私がPLEN:bitを選んだ理由

PLEN:bitのクラウドファンディングが残り6日となり、残りはおよそ80万円分(PLEN:bit 30台分くらい)です。

なかなか厳しい状況です。それでもぜひ達成していただきたく、私が多くの選択肢の中でなぜPLEN:bitを選んだのかをまとめてみようと思いました。

PLEN:bitとの出会い私はメーカーでUIデザイナーをやっています。大学ではプロダクトデザインを学びましたが、会社に入っていか

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ロボットに写真を撮らせる <レリーズユニット実験>

ロボットに写真を撮らせる <レリーズユニット実験>

普通のカメラをロボットに操作させるというコンセプトで、今年はなにかを製作しようと目標を立てました。

いきなり精巧な手を持つヒューマロイドを作ってカメラを操作させることは難しいので、まずはリモートレリーズの外部入力を利用してサーボの動きでシャッターを操作してみることにしました。

このレリーズユニットがあれば、角度が変化するものをシャッター操作に置き換えることができます。

カメラへのコネクター部

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ロボットと共有する"カメラ"

ロボットと共有する"カメラ"

以前の記事で、ロボットを購入(クラウドファンディングの支援)をしたことを書きましたが、UIデザインの視点でもう少し掘り下げてみたいと思います。

今回ロボットを購入した理由は、そのロボットに写真を撮らせようと考えたからです。
これまで色々なカメラのUIをデザインしてきましたが、それは人間が操作することを前提したものでした。しかし「未来のデジカメ」をデザインするのであればロボットとの共同作業を考えて

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PLEN:bitに写真を撮らせるプロジェクト始動。

PLEN:bitに写真を撮らせるプロジェクト始動。

PLEN:bitは、自分で組み立ててプログラムも楽しむことができる小型のロボットキットです。

12月1日からKickstarterでクラウドファンディングが始まっており、一日が経過した時点で全体の5分の1の達成率になっています。わたしも支援(購入) させてもらいましたので、ぜひ目標額を達成できるように応援してきいたいと思っています。

自分で組み立てられる最初にプラモデルのように組み立てることも

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