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リハビリ知識

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リハビリの知識についてど素人ながらまとめています。
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2022年12月の記事一覧

効果が大きいものを原因とする風潮

効果が大きいものを原因とする風潮

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

臨床推論について

書いていきたいと思います。

私たちセラピストは運動療法を行ううえで

効果判定を行い、それを基に臨床推論を行います。

そして効果が微妙だったり逆に悪くなったり

とてつもなく効果があったりとさまざまな反応を見せると思います。

この効果判定をどのようにとらえるのか

新しい視点から私なりに書かせていただきますので

よろし

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エビデンスは主観である

エビデンスは主観である

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

エビデンス

について書いていきたいと思います。

EBMに代表されるように医療業界では

このエビデンスが重要視される傾向にありますが

このエビデンスをどのように理解するべきなのでしょうか。

わたしなりの解釈で書かせていただきますので

よろしくお願いいたします。

それでは始めます。

エビデンスとはまずエビデンスとはなんなのでしょうか。

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インピンジメントなんてわからない

インピンジメントなんてわからない

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

肩峰下インピンジメント

について書いていきたいと思います。

肩関節痛の原因として挙げられる病態ですが

今はどのような見解があるのでしょうか。

今回は肩峰下インピンジメントに関する

システマティックレビューを翻訳させていただきましたので

よろしくお願いいたします。

それでは始めます。

肩峰下疼痛症候群における肩峰骨頭間距離と疼痛には

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肩に触らず、肩を治療する?

肩に触らず、肩を治療する?

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は海外の症例報告を翻訳させていただきました。

かなり珍しい症例だと思うので

共有させていただきます。

それでは始めます。

五十肩患者における疼痛神経科学教育、触覚識別、および段階的運動イメージの応用

はじめに 報告されている五十肩の有病率は 2% から5%であり、他の病状を除外し、自動および他動でのROM、特に肩関節外旋において同等の制限がみ

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「理学療法士を辞めたい」と思ったとき

「理学療法士を辞めたい」と思ったとき

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

理学療法士を辞めたいと思ったとき

について話していきたいと思います。

現在2年目私ですが

私の周りでも理学療法士をやめたいと思っていたり

実際にやめていたりする方がいらっしゃいます。

正直にいうと

私は一度も思ったことがないので

あまり参考にならないかもしれませんが

このように思っている方に

少しでも参考になれば幸いです。

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足関節捻挫と横隔膜

足関節捻挫と横隔膜

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

足関節捻挫と横隔膜

について書いていきます。

なんの関係もないように見えますが

この関連性を示唆する論文を見つけましたので

共有させていただきます。

よろしくお願いいたします。

それでは始めます。

慢性足関節不安定症患者における横隔膜収縮性

はじめに

 慢性足関節不安定症 (CAI) は、1回目の足関節損傷患者の最大 70% で

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舌とパフォーマンス

舌とパフォーマンス

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

舌の位置

について話していきたいと思います。

理学療法とは程遠い器官のように感じますが

それを覆す面白い論文があったので

紹介させていいただきます。

よろしくお願いいたします。

それでは始めます。

はじめに
 舌は主に嚥下を行う器官であり、発話、咀嚼、呼吸にも関与しています。舌には三叉神経終末があり、何よりもアカゲザルと同様に外受容

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触診による治療を再考する

触診による治療を再考する

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

触診による治療

について話していきたいと思います。

整形外科領域の理学療法では

触診技術がかなり重要視されています。

評価の中でも病態を推測するために

必要な技術といえます。

この触診に関して

わたしなりに話させていただきますので

よろしくお願いいたします。

それでははじめます。

触診は解剖そのもの正確な触診には

深い解剖学

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身体認知とは①

身体認知とは①

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

身体認知

について話していきたいと思います。

最近のリハビリでかなり注目されてきている分野ですが

学校で習っているようなものではないと思います。

身体認知に関して

わたしなりに書かせていただきますので

よろしくお願いいたします。

それでははじめます。

身体認知と運動環境に適応した運動を実現するには

自己の身体の適切な認知が必要で

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姿勢で運動療法は決まらない

姿勢で運動療法は決まらない

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

姿勢について

話していきたいと思います。

スウェイバックやカイホロードシスといったような

ケンダルに代表される姿勢分類は多くあります。

理学療法評価でも必ず行われるといっていいほどありますが

私は

姿勢評価で運動療法を考えるのは不可能

と考えております。

なぜそのように考えているのか

わたしなりに書かせていただきますので

よろ

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