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ご先祖に報告と感謝を 神さまも“失敗”して成長した ことの葉綴り。二三三

「懿」の漢字は、こう書く♪♪

こんばんは。肌寒いですね。月曜日はお仕事が一段落した日暮れに「ことの葉綴り。」のひとときです。昨日と今日でフォローしてくださった方、ありがとうございます。そしていつも訪れてくださる皆さん、本当にありがとうございます!! 感謝!
そして、今日も、神話の物語を綴ります。

神話の物語の中つ巻には、『欠史八代』と呼ばれる、知られていない系譜の神さまが続きます。前回と前々回は、第三代 安寧天皇(あんねいてんのう)と、その御子、お孫さんたちの系譜をご紹介しました。
皇位を継承されなかった御子の系譜も、天皇に届ける清水が出てきたりして、おもしろいですよね。

さて、今日は、とっても漢字の難しい、第四代 懿徳天皇(いとくてんのう)です。

懿徳天皇(いとくてんのう)は、安寧天皇の、二番目の御子で、大倭日子鉏友命(おおやまとひこすきとものみこと)です。

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あまりにも、漢字が難しいので、何か覚え方、歌って書ける♪と、ちょっとつくってみました。

♪はじめに「土」を書きまして♪ その下に「冖」は、わかんむり♪ このわかんむりの中に「豆」書いて~♪
右上に、「次」! 最後に下に「心」で、出来上がり♪

どうでしょうか? 
って、パソコンではIMEパッド・手書きが活躍してくれていますが(苦笑)
すいません。お話に戻りましょう。

第四代懿徳天皇(いとくてんのう)

この「懿」、懿徳天皇(いとくてんのう)は、輕の境岡宮(かるのさかひをかのみや)で、即位されて天下を治められました。
これは現在の、奈良県高市郡で、橿原神宮近くに、「軽之境岡宮」伝承地があるようです。

そして、師木縣主(しきのあがたぬし)の祖(おや)
賦登麻和訶比賣命(ふとまわかひめのみこと)
またの名を、飯日比賣命(いひひひめのみこと)を娶ります
縣主は、大和王権で、その地域を統治した首長のことでしたね。

皇后との間には、二柱の御子が誕生します。
御眞津日子訶恵志泥命(みまつひこかゑしねのみこと)と、
次に、多藝志比古命(たぎしひこのみこと)です。
そして懿徳天皇(いとくてんのう)は、四十五歳の若さで身罷られました。

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畝傍山にご先祖と共に


御陵は、畝傍山の眞名子(まなご)谷の上にあります。
畝傍山南織沙渓上陵」(うねびやまのみなみのまなごのたにのうえのみささぎ)」と呼ばれます。


曾祖父となる、初代神武天皇は、畝傍山の北、「畝傍山東北陵(うねびやまうしとらのすみのみささぎ)」に。

祖父の綏靖天皇(すいぜいてんのう)の御陵「衝田の岡」こと、「桃花鳥丘土陵」(つきだのおかのえのみささぎ)は、神武天皇陵のお隣になります。


懿徳天皇(いとくてんのう)の父の安寧天皇(あんねいてんのう)は畝傍山の南のくぼみ。「畝傍山西南御陰井上陵」うねびやまのひつじさつのみほどのいのえのみささぎ)」に。
こちらは、橿原神宮西口駅から歩いて7~8分。
この父の陵の近く、橿原神宮西口駅から300mのところに、懿徳天皇(いとくてんのう)の御陵畝傍山南纖沙溪上陵(うねびやまのみなみのまなごのたにのえのみささぎ)」もあります。

大和三山の一つ、畝傍山の近くには、初代天皇から皆さんご一緒に眠られているのですね。

日本のはじまりの地 橿原

昨年の11月27日、天皇・皇后両陛下が、皇位継承に伴う重要な行事の最後におこなわれたのが、「神武天皇山稜に親謁の儀」で、奈良県の橿原市の、皇室の初代神武天皇の御陵への参拝でした。
こちらで、即位の礼と大嘗祭が無事に終わったことを報告されたのです。

新たに天皇が御即位されるときには、こちらの神武天皇陵と、前四代の天皇山稜に参拝することが通例となっています。
歴代の天皇も、「日本のはじまりの地」の神武天皇陵をお参りされます
ちなみに前四代とは、孝明天皇、明治天皇、大正天皇、昭和天皇です。

また、昨年、上皇・上皇后陛下も、譲位の報告にも、神武天皇陵と、前四代の御陵に参拝し報告されました

神話は今も生きている、を実感できますよね
ありがたいことです

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橿原神宮と、畝傍山の御陵にもお参りするとき、初代から四代までが近くに眠られていることも、感じて、歩いてお参りしてみたいです。

前四代と初代のご先祖に


私たちも、天皇皇后両陛下と同じように、ご先祖の前四代と、命がこの世に誕生したときの。最初のご先祖に対して、人生の節目節目、思い出して手を合わせたいですね。
命の連なりがあっての、今、ここに生きていること。
それだけでも、ありがたい……。
そして、自らの人生の歩んできた道のりを報告して。
ここまで見守ってくださっていることに、感謝を表したいですね。
皆さんは、いかがでしょうか?

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―次回へ

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