見出し画像

櫛祭り&男女の縁結ぶ招福の御神木「櫛田神社」元伊勢巡礼 神話は今も生きている ことの葉綴り 八七四

大暑&土曜の「土用丑の日」

おはようございます。今日は二十四節気の「大暑」。もっとも暑くなるとき! 猛暑に夏バテしがちですが、今日は、「土用丑の日」でもありますね。
蒸し暑い夏を、元気にすごすために、「う」のつくものやを食べて、英気を養い、無病息災を祈る!
うなぎが有名ですよね。ほかにも、うどん、瓜、梅干し! ほかにも、「土用しじみ」「土用卵」「土用餅」もいいそうです。

昨日、「うなぎのオムライス」を頂きました(笑)


皆さんも、鰻や、冷たいおうどんに、キューリの千切りや梅干しのせてもいいですね。
七月二十三日(土)の暦は、「大暑」。六曜は「赤口」で昼前後が吉。十二直は「やぶる」で、物事を突破する日。人を説得するのにいい日。二十八宿は、「りゅう」で、こちらは物事をお断り、辞退するのにいい日。そして、ご神事やお参り、お墓参り、ご先祖供養によい「神吉日」です。皆さん、土曜の土用の丑の日、「う」のつくものをいただき、無病息災を祈り元気でいましょう!

さて、前回ご紹介した、三重県松阪市「櫛田神社」さんの続きです。
今から約2千年前、皇女の倭姫命さまが、皇祖神の天照大御神さまの永久にお鎮まりになる宮処を求めてご巡幸された聖地を巡り、ご紹介です。


今回の元伊勢ご巡幸旅の流れは……

今回の巡礼旅で巡ったのは、
愛知県一宮市「酒見(さかみ)神社」さん。

三重県桑名市多度町「野志里(のじり)神社」さん。

三重県亀山市の「布気皇舘太(ふけこうたつだい)神社」さんと、「忍山(おしやま)神社」さん。

三重県津市「加良比乃神社(からひの)神社」さん。

三重県松阪市「阿射加あざか神社(大阿坂おおあざか)」さんと、阿射加あざか神社(小阿坂こあざか)さん。

三重県松阪市の「神戸神館神社(かんべこうだてじんじゃ)」さんと「神山(こうやま)神社」(三重県松阪市)さん

三重県松阪市「櫛田神社」さん。

天照大御神さまが伊勢の神宮にお祀りされるまでの物語、下記のマガジンにまとまっています。

現在のお参りしているのは、


よかったらご覧ください。

他にも……こんなに「元伊勢」編マガジンがあります。




倭姫命やまとひめのみことさまと大若子命おおわぐごのみことさま

「櫛田神社」さん、木漏れ日の美しい参道を進み、ご神前へ。

こちらの主祭神は、大若子命《おおわぐごのみこと》さま。

倭姫命やまとひめのみことさまが、ご巡幸の旅での功績を讃えられて、この地を司る大若子命《おおわぐごのみこと》さまをお祀りすようにと仰ったのです。

ほかに櫛玉命くしだまのみことさま
市杵島姫命いちきしまひめのみことさま
天忍穂耳命あめのおしほみみのみことさま(天照大御神さまの御子神さまで、邇邇芸命ににぎのみことさまの父
そして、天照大御神さまの弟須佐之男命すさのおのみことさまです。


男女のことならなんでも?「招福の御神木」

ご神前で、天照大御神さま、倭姫命やまとひめのみことさまと、大若子命《おおわぐごのみこと》さまに想いを馳せて、お招きいただいたことに、ご神縁に感謝して手を合わせ祈ります。

木立の林の中の神明造りのご本殿も美しいです。

緑が美しい境内には、「招福の御神木」が。
「恋人や男女の絆、御良縁夫婦仲など、男女のことはなんでも御祈願下さい」と、ありましたよ~(^^)


倭姫命やまとひめのみことさまの「櫛」と今も続く「櫛祭り」

櫛田の名前は、倭姫命やまとひめのみことさまが、大切な櫛を落とされたことが由来です。

その櫛は、大若子命《おおわぐごのみこと》さまが拾われたという伝承も残っているのです。

この姫の“櫛”とのご縁があり、毎年九月には、「櫛まつり」の特殊神事が、今も行われているんですって! 二年年前に失くされた「櫛」から、地名になり、川の名前になり、お宮の名前になり、今も、その名前が使われて、ご神事も行われている!

毎年、「櫛」を使われる三重県の美容関係の方々(県美容業生活衛生同業組合)が、ご本殿でご神事をおこない、約50㎝の大きさのある木の櫛のレプリカを焼く「古櫛焼納」の儀をおこなわれて、愛用してきた櫛に感謝して供養をして、技術向上や、商売繁盛を祈るそうです。

本当にすごいですよね。
神話って生きてる、ライブなんですよね(^^)。

と、櫛田神社さん、次回、もう一つご紹介したいことが!(笑)

―次回へ

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?