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美しい田園風景 神戸神館神社さん ご飯が沢山の飯高宮 元伊勢巡礼ことの葉綴り 八七一

35度超えの真夏日

こんにちは。朝からすでに35度超え?の猛暑。皆さん、夏バテしていませんか? 私は今日も仕事の合間のひとときに「ことの葉綴り」に向かいます。
なかなか、早朝更新に戻れない日々です(苦笑)。
明日、七月二十一日(木)の暦は、六曜は「仏滅」勝負はしないほうがよしの日。十二直は、「さだん」で、物事の善悪が定まる日。引っ越し、種まき、婚礼の取り決め、建築、開店開業にいい日。二十八宿は「せい」で、神社やお寺への神さま、仏さまへのお参り吉。種まき、建築にいい日。
暑さが続きそうですが、皆さんも、お元気でお過ごしくださいね。


元伊勢ご巡幸旅の続きへ

倭姫命やまとひめのみことさまが天照大御神さまが、伊勢の神宮にお祀りされるまで、ご巡幸された「元伊勢巡幸地」を訪ねる旅を綴っています。

今回の巡礼旅で巡ったのは、
愛知県一宮市「酒見(さかみ)神社」さん。

三重県桑名市多度町「野志里(のじり)神社」さん。

三重県亀山市の「布気皇舘太(ふけこうたつだい)神社」さんと、「忍山(おしやま)神社」さん。

三重県津市「加良比乃神社(からひの)神社」さん。

三重県松阪市「阿射加あざか神社(大阿坂おおあざか)」さん。

もう一つの阿射加あざか神社(小阿坂こあざか)さんです。

天照大御神さまが伊勢の神宮にお祀りされるまでの物語、下記のマガジンにまとまっています。
よかったらご覧くださいね。

次に向かったのは…
倭姫命やまとひめのみことさまが、四年間、天照大御神さまお祀りされた、伊勢の国「飯野高宮(いいのたかみや)」。
三重県松阪市に、この「飯野高宮」といわれる神社が二社あります。

最初にお参りしたのは、「神戸神館神社(かんべこうだてじんじゃ)」さん。


楚々とした境内に広がる田園と空「神戸神館神社かんべこうだてじんじゃ

地名の「神戸」も、神さまにお供えするお米をつくる神田と、そこで働きご奉仕する人びとを神戸(かむべ)といいます。
 
鳥居をくぐり、陽ざしの入る木立の参道を通り境内へ。


 
「神戸神舘神明社 社記」の石碑によると、
ご祭神は、
天照皇大神宮御霊
御杖代みつえしろ 大倭姫命
豊受大神宮御霊
縣主あがたぬし 乙加豆短命おとかづちのみことこの飯高の土地の県造あがたのみやつこ
正勝吾勝速日天之忍穂耳命まさかつあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと……(天照大御神さまの子で、天孫降臨した、邇邇芸命ににぎのみことさまの父)
木之花佐久夜毘賣命このはなさくやひめのみこと
大山祇神おおやまつみのかみ二柱
 
境内の池で生息した井草で、筵(むしろ)をつくり、伊勢の神宮に、毎年、奉納されていたと、社記の石碑に記されていましたよ。


 
 
ご拝殿は楚々として、清々しさを感じます。
ご本殿は、神明造り!
 
振り返ると、境内の広場の隅に、ベンチが2つおかれていて、そこから、色鮮やかな花と田園風景と空が大きく広がっています。
 


ご飯が高く盛れる「飯野高宮」



この土地を統治していた縣主あがたぬし乙加豆短命おとかづちのみことさまが、倭姫命やまとひめのみことさまに、この国の名を聞かれ
「飯高の国です」と、答えて、神田を献上されます。
すると倭姫命やまとひめのみことさまは、「ご飯がたくさん高く盛られる(飯高し)は、とてもめでたいですね」と、喜ばれた伝承が残っているのですよ~

陽ざしも美しく、豊かな稲穂が青々と輝いています。
風も吹き渡り、氏子さんや崇敬者さんにとっても、神さまにお参りしたあと、憩いのひとときを過ごせる癒しの空間ですね。
 
本当に美しい田園に来たようです!!


 
きっと倭姫命やまとひめのみことさまも、この田園の景色を愛でていらっしゃるでしょうね。
 
境内は、とてもきれいに整備されていて、とても心地よいお宮さんでした。



 
―次回へ


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