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清く潔く慎みあかき心で祈る  倭姫命様ご巡幸地巡り四 ことの葉綴り七九〇

一粒万倍日+鬼宿日の吉日で連休入り!

おはようございます。皆さん、今日から大型連休ですね?
四月二十九日(金)は、六曜は「先勝せんしょう」で、午前が吉。急用をこなすのによい日。先んじることで幸を勝ち取るとされる日。十二直は、物事が成就する「なる」。新しいことを始めるのによい日。種まき、開店、開業、婚礼、旅行に吉!
二十八宿中でいちばんの大吉日の「
そして、一粒の種が万倍の稲穂に実という吉祥日の「一粒万倍日
と、ご神事やお参り、お墓参りにもよい「神吉日かみよしにち」です。
今年は、おでかけされる方も多いでしょうね。用事は午前中にすませて、大吉日の休日入り、楽しい休日を満喫なさってくださいね。


元伊勢巡り

今から二千年以上前、天照大御神さまが永久にお鎮まりになる聖地を求めて、豊鋤入姫命とよすきいりのひめのみことさまと、倭姫命さまの二人の皇女が、ご巡幸の旅にでられました。伊勢の神宮にお祀りされるまで、天照大御神さまをお祀りし祭祀を執り行っていた聖地「元伊勢」。
その倭姫命さまの、ご巡幸地の最初の方を巡ってきました。

この「元伊勢」のことを綴ったマガジンはこちらです。

奈良「大和国」の「御室嶺上宮みむろのみねのかみのみや」で、初代の御杖代みつえしろ豊鋤入姫命とよすきいりのひめのみことさまと二年間、ご一緒に祭祀をされた倭姫命さま。

そこから、倭姫命さまは、ご巡幸の旅にでられて、最初は同じ大和国の「宇多阿紀宮うたのあきのみや」に四年間。
こちらといわれているのが、宇陀市の「阿紀神社」さん。
そして、宇陀川を進み、天照大御神さまに誓約うけひをして、童女の大宇祢奈おおうねなと出会われます。この「佐佐波多宮ささはたのみや」といわれているのが、「篠畑ささはた神社」さん。

どちらも、静かで品があり優しい聖地です!


祈りのこころ 清く潔く丹き心

このときに、倭姫命さまは、天照大御神さまをお祀りするのに、とても大切なこころを明かされています。

きたない心をなくして丹心あかきこころを以って、清く潔くいつきつつしみ、
左の物を右に移さず、また右の物を左に移さず、左を左とし、右と右とし、左に帰り右に回る事も、万事違うことなくして、大神に仕え奉る。元を元とし、本を本とする故なり」

宇陀川の小川のせせらぎ、小高い山
川で身を清め、小高い聖地で、つつしんで天照大御神さまをお祀りする祭祀を執り行う。
まさに、「左左右右ささうう」「元元本本げんげんぽんぽん」と、身を清め潔く慎まれ明るい心で、伯母の豊鋤入姫命とよすきいりのひめのみことさまより受け継がれた祈りを、真摯に日々、執り行われていたのだろうな~と思いを馳せました。

ご巡幸のはじまりの聖地は、豊鋤入姫命とよすきいりのひめのみことさまと過ごされた、三輪山の山頂での祭祀に近い形で、川と山の上で祭祀をとりおこなわれていたのだろうな~と感じる、小さいけれど清らかで静謐で、慎みを感じる聖地でした。またどちらも、地元の皆さんが、心を込めてお守りされていらっしゃいました。


詳しいのはこちらも参照くださいね。

そして、倭姫命さまご一行は次に東へと向かわれていきます。
そうそう、このご巡幸には、五人の重臣たちが側近として一緒に旅をしていました。

きっと宇陀川を小舟で進み、また川がないところは、ご自身の脚で歩んですすまれて、次に、名張川へと出られていきます。
次は、伊賀国「市守宮」……倭姫命さまにとり、生れ育った「大和国」から、違う”国”へ入っていきます。これは今の三重県の名張市です。

皆さまも、今日も、連休も平穏で楽しくありますように!

―次回へ。

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