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倭姫命の船に魚が集まり喜ばれた「魚見神社」元伊勢巡礼 神話は今も生きている ことの葉綴り 八七六

天神さまに「無病息災」を祈る

おはようございます。二十五日は天神さまのご縁日。
「大阪天満宮」さんの天神祭。
九州の「太宰府天満宮」さんでも「誕生祭」
京都の「北野天満宮」さんでは、「天神市」が、執り行われます。
今の状況を思い、天神さまに手を合わせて「疫病退散」「無病息災」をお祈りしたいですね。
さて、七月二十五日(月)の暦は、六曜は「友引」で朝と夕が吉。勝ち負けが何事にもない日とされる日。十二直の「なる」は、物事が成就する日。新しいことを始めるのに良い日。種まき、引越し、旅行にいい日。二十八宿は「ちょう」で、お参り、祭祀、お祝い事、就職に吉。種まきは大吉。そして、ご神事、お参りにいい「神吉日」です。
皆さん、今週も夏バテせずお元気でお過ごしくださいね。

さて、天照大御神さまのお鎮まりになる宮処を求めて、倭姫命やまとひめのみことさまが、ご巡幸された聖地を巡る旅の続きです。


今回の元伊勢ご巡幸旅の流れは……

今回の巡礼旅で巡ったのは、
愛知県一宮市「酒見(さかみ)神社」さん。

三重県桑名市多度町「野志里(のじり)神社」さん。

三重県亀山市の「布気皇舘太(ふけこうたつだい)神社」さんと、「忍山(おしやま)神社」さん。

三重県津市「加良比乃神社(からひの)神社」さん。

三重県松阪市「阿射加あざか神社(大阿坂おおあざか)」さんと、阿射加あざか神社(小阿坂こあざか)さん。

三重県松阪市の「神戸神館神社(かんべこうだてじんじゃ)」さんと「神山(こうやま)神社」(三重県松阪市)さん

三重県松阪市「櫛田神社」さん。

天照大御神さまが伊勢の神宮にお祀りされるまでの物語、下記のマガジンにまとまっています。

現在のお参りしているのは、「神話15 天照大御神の御杖代 元伊勢 倭姫命様 2 伊勢 1」です。
よかったらご覧ください。

他の「元伊勢」編マガジンです。


魚たちが集まり船に飛び込んできた「魚見社」

三重県松阪市の大若子命おおわぐごのみことさまをお祀りする「櫛田神社」さんから、櫛田川を少し河口に進み、「魚見橋」を渡った川向うにご鎮座するのが、「魚見神社」さん。

こちらは、倭姫命やまとひめのみことさまご一行が御船で、櫛田川を下っているときに、魚たちが、その船の周りに自然と集まってきて、そして、御船へと飛び込んできました。
それをご覧になられた倭姫命やまとひめのみことさまが、たいそうお喜びになられて、その地に、「魚見社」をお定めになられました。

それが、この三重県松阪市魚見町の「魚見神社」さんとされています。

田畑が広がる中のこんもりとした鎮守の杜。
鳥居の脇には、「行宮跡」と、「式内魚見神社」の石碑が。
樹木に囲まれた鬱蒼とした参道を進みます。

ご祭神は、豊玉比古神とよたまひこのみことさま、豊玉比賣命とよたまひめのみことさま、月読荒魂命つきよみのみことあらみたまさま。

拝殿の奥、石垣の向こうに、神明造りのご本殿が!

境内には、石碑があり、見てみると、なんと、この石碑「千九百五十年祭碑」とありました。


二千年近くの伝承や歴史を、ずっと、次の世代へ、また次の世代へと、家族や地域で手渡し続けたからこその、千九百五十年の祭祀! それは、嬉しかったでしょうね。

質素ですが、とても清らかに手入れされていて、きっと地元の氏子の皆さんが、誇りに思って守っていらっしゃるんだろうな~と、感じました(^^)。

―次回へ。

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