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子孫が有名な審神者(さにわ)? 神話は今も生きている ことの葉綴り。二四二

子孫が有名人シリーズ?


おはようございます。曇り空の今朝も、「ことの葉綴り。」に向かいます。

『欠史八代』と呼ばれる“知られていない”第二代綏靖天皇(すいぜい)~第九代の開花天皇(かいかてんのう)の系譜をご紹介しています。
今日も、皇位を継承されていない御子たちが有名人シリーズ(^^)
「万葉集」の歌人として有名な柿本人麻呂は、第五代 考昭天皇(こうしょうてんのう)の長男、天押帯日子命(あめおしたらしひこのみこと)の子孫

桃太郎伝説のモチーフになった大吉備津日子命(おおきびつひこのみこと)は、第七代孝霊天皇(こうれいてんのう)の御子でした。



そして、前回、第八代の孝元天皇(こうげんてんのう)の御子たちが、「お・も・て・な・し」の祖となったことや、北陸などの「お米どころ」の国造(くにのみやつこ)や、九州の筑紫の国造(くにのみやつこ)など、各地の首長となったことをご紹介しました。

今日ご紹介する、子孫が有名人は、前回と同じ、第八代の孝元天皇(こうげんてんのう)の御子、比古布都押之信命(ひこふつおしのまことのみこと)です。こちらは、二人目の妻との間に誕生した御子です。

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比古布都押之信命(ひこふつおしのまことのみこと)の孫

比古布都押之信命(ひこふつおしのまことのみこと)は、
に、尾張連(おわりのむらじ)等の祖、意富那毘(おほなび)の妹で、葛城(かづらぎ)の高千那毘賣(たかちなびめ)を娶ります。
そして、誕生したのは、味師内宿禰(うましうちのすくね)で、山代の内臣の祖となります。
内臣は、うちつおみ、または、ないしんと呼ばれる、古代の官職です。

この味師内宿禰(うましうちのすくね)が、木國造(きのくにのみやつこ)の祖である、宇豆比古(うづひこ)の妹、山下影日賣(やましたかげひめ)を娶ります。

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宇豆比古(うづひこ)、覚えているでしょうか?
神倭伊波禮毘古(かむやまといわれびこ)と、兄の五瀬命(いつせのみこと)に、海路の水先案内人を努めたことを。
そして、最初に天孫の御子たちの味方となったことを。


同じ名前ではありますが、時代は違いますね。子孫なのでしょうか。でも木の国、紀伊の国からお嫁さんを娶ったってことはわかりますね。

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武内宿禰(たけしのうちすくね)

そして誕生した孫が、建内宿禰(たけしうちのすくね)です。
建内宿禰(たけしうちのすくね)は、武内宿禰とも書きます。
聞いたことありませんか?
五天皇にお仕えした伝説の人なのです。
一説には、三百三十歳まで生きた、なんて伝説も!?
そして、何より、武内宿禰(たけしのうちすくね)は、審神者(さにわ)として知られています。

で、審神者(さにわ)ってな~に?

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―次回へ


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