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容姿端麗の乙女 赤猪子 雄略天皇八 神話は今も生きている ことの葉綴り七八〇

気象病は大丈夫? 寅の日

おはようございます。お天気がまた崩れそうですね。皆さん、雨が降るなどして気圧が変化することで、めまい、倦怠感、眠気、頭痛などがおこる「気象病」は大丈夫ですか? お天気の影響を受けて、体調に変化を感じる人は1千万人もいるそうです。深呼吸をゆっくりしたりと、自律神経を整えるのが大事だそうです。
さて四月十九日(火)の暦は、六曜は「先負せんぶ」で午後が吉。平静に、控えめにするのがいいとされます。
十二直は開き通じる日「ひらく」で、運を開くための祭祀、お参り、建築、引っ越し、婚礼に吉。二十八宿は、「しつ」祭祀、お参り、御祈願始め、婚礼やお祝い事に吉。
そして、金運招来に良い「寅の日」です。千里を往き千里を還る寅さんにあやかりましょう!(^^)

早速、第二十一代、雄略ゆうりゃく天皇さまの物語に入ります。

<ご即位されるまでの波乱の物語はこちら>


謀反に策略、家臣の裏切り、深い忠誠心、復讐が復讐を生んだ悲劇の連鎖……そこで生き残り、大長谷谷王おおはつせのみこが、ご即位されるまでの物語はこちらです。

聖帝とよばれた仁徳天皇さまの物語はこちら。


皇后若日下部王わかくさかべのみこさまの父でもあります。


美しい乙女赤猪子あかいことの出会い

第二十一代、雄略ゆうりゃく天皇さまは、結婚前、后となられる前の若日下部王わかくさかべのみこさまに会うために、大和の宮中から、河内へと行幸されますが、結ばれることは叶いませんでした。
その帰り道“いずれは……共に寝よう! 愛しい我が妻よ”と、恋の御歌を詠まれました。
やがて、若日下部王わかくさかべのみこさまは大后となられますが、雄略天皇さまとの間には、お子はありませんでした。

さて、次のお話も……ある乙女との出会いについてです(^^)

あるとき、雄略天皇さまは、遊びにお出かけになられました。
美和河みわかわ(奈良県桜井市の三輪山のあたり、泊瀬の下流。三輪川)にまで、ふら~っと歩いてこられたときです。
河辺で、衣を洗っている乙女がいました。
見ると、とても容姿端麗で、天皇さまは心を動かされます。

なんと美しい~~

お前は、誰の娘か?
その乙女に声をかけました。

はい。私の名前は、引田部ひけたべ赤猪子あかいこといいます

美しい乙女は、天皇さまに名前を明らかにしました。
古では、男の人が名前を聞くということは、プロポーズすることと同じだそうです。そして名前を答えるのは、「お受けします」ということになるんですって。

そうか。あいわかった。美しい赤猪子あかいこよ。
そなたは、誰かの元へと嫁ぐではないぞ! この私が、いずれ宮中へ召すであろうぞ! よいな

美しい乙女の赤猪子あかいこに、そう声をかけると、雄略天皇さまは、満足そうに宮中へと帰っていかれました。

突然の出会いに驚きながらも、雄略天皇さまの言葉を信じて、この赤猪子あかいこは、待ち続けたのです。
そして……そして……やがて……。
さて、この美しい乙女、赤猪子あかいこ、どうなるでしょうか?

―次回へ


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