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博多の守護神!松阪と博多で櫛祭りは今も 元伊勢巡礼 神話は今も生きている ことの葉綴り 八七五

寅の年+寅の日で金運招来

おはようございます。日曜の早朝、まだ暑くなる前に「ことの葉綴り」のひとときです。
七月二十四日(日)大阪の夏の風物詩「天神祭」です。千年以上続く、大阪天満宮のご神事で、日本三大祭り、大阪三大祭りの一つ。
二十四日が宵宮さん、二十五日、天神さんのご縁日に本宮祭となります。大川を天神さまを乗せた船御鳳輦ごぼうれんが進む「船渡御」と、最大のフィナーレの奉納花火は、今年はおこなわれないそうです。でも、陸渡御で、天神さまは、町を練り歩かれるそうです!

暦は、六曜は「先勝せんしょう」で、午前が吉。何かすることあるなら、早目にするのがいい日。十二直は「あやぶ」で、物事を危惧する日。控え目にしてよしとされます。二十八宿は「星」とかいて「せい」体の不調のケアや治療をはじめたり、祭祀、お参りに吉。
そして「寅の日」。今年は寅の年、日と寅がダブル。千里を往き千里を還る虎にあやかり、出したお金がすぐに戻るという金運招来の日! 宝くじを買ったり、お財布変えたりいいですね。あっ買うなら午前中に、控えめにしていいのかも(^^)
暑いですが、皆さん、お元気でお過ごしくださいね。

さて、三重県松阪市「櫛田神社」さんの続きです。
宜しく御願いします。


今回の元伊勢ご巡幸旅の流れは……

今から約2千年前、皇祖神の天照大御神さまの永久にお鎮まりになる宮処を求めて、皇女の倭姫命さまが、ご巡幸された聖地を巡ってのご紹介です。

今回の巡礼旅で巡ったのは、
愛知県一宮市「酒見(さかみ)神社」さん。

三重県桑名市多度町「野志里(のじり)神社」さん。

三重県亀山市の「布気皇舘太(ふけこうたつだい)神社」さんと、「忍山(おしやま)神社」さん。

三重県津市「加良比乃神社(からひの)神社」さん。

三重県松阪市「阿射加あざか神社(大阿坂おおあざか)」さんと、阿射加あざか神社(小阿坂こあざか)さん。

三重県松阪市の「神戸神館神社(かんべこうだてじんじゃ)」さんと「神山(こうやま)神社」(三重県松阪市)さん

三重県松阪市「櫛田神社」さん。

天照大御神さまが伊勢の神宮にお祀りされるまでの物語、下記のマガジンにまとまっています。

現在のお参りしているのは、「神話15 天照大御神の御杖代 元伊勢 倭姫命様 2 伊勢 1」です。
よかったらご覧ください。

他にも……こんなに「元伊勢」編マガジンがあります。



九州、博多の総鎮守「お櫛田さん」に!

松阪市の「櫛田神社」の主祭神は、大若子命《おおわぐごのみこと》さま。

倭姫命やまとひめのみことさまは、伊勢の国で大若子命《おおわぐごのみこと》さまと出会います。そして、ご巡幸の旅の右腕となり、倭姫命やまとひめのみことさまをお支えし続けます。
その功績を讃えられて、倭姫命やまとひめのみことさまは、この地を司る大若子命《おおわぐごのみこと》さまをお祀りすよう命じられたのです。

「櫛田神社」さんで、もう一つのトピックは、以前もご紹介したのですが、こちらのご祭神の大若子命《おおわぐごのみこと》さまは、大幡主命おおはたぬしのみことというお名前をお持ちで……。

今から千二百年ほど前のことです。
こちらの「櫛田神社」さんが、九州の博多へと、勧請かんじょうされて……勧請かんじょうとは、「ぜひ、こちらにもいらしてください」と懇願されて、その神の分霊を、お迎えして、新たな地でお祀りされることです。

大若子命《おおわぐごのみこと》さまこと、大幡主命《おおはたぬしのみこと》さまは、七五七年(天平宝字元年)、博多にお招きを受けてお祀りされました。

それが、九州博多の「櫛田神社」さんの起源です。
それ以来、博多の総鎮守の神さまとなられます。

戦国時代に、荒廃していたのを、豊臣秀吉が、現在の神社の拝殿を建立、寄進されて、博多の氏神さま、総鎮守の神さまとして、商売繁盛、不老長寿の神さま「お櫛田さん」として、崇敬されています。
天照大御神さまと、素戔嗚尊すさのおのみことさまもお祀りされています。


「博多祇園山笠」は櫛田神社の祭礼!

何より、七月に行われる「博多祇園山笠」は、国重要無形民俗文化財になっています。
博多にいったときには、お参りしたいですね。

ほんとに時代と、土地が変わっても、大若子命《おおわぐごのみこと》さまが、博多の守護神としていらっしゃる! 

倭姫命やまとひめのみことさまが、櫛をなくさなければ……大若子命《おおわぐごのみこと》さまをお祀りするようにとおっしゃらなかったら……博多の「櫛田神社」さんもないのですもんね~。

よろずのことって、たとえ目にみえなくとも、つながっているのですね~。

そうそう、三重県松阪市「櫛田神社」で毎年行われる「櫛祭り」。
博多の「櫛田神社」さんでも毎年、使えなくなった櫛と筆に感謝し、ご供養する「くし感謝祭」が、九月四日(くしの日)におこなわれているそうです。

倭姫命やまとひめのみことさまも、きっと喜ばれているでしょうね。

―次回へ、


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