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天使の戦線シリーズ

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⓹天使たちの天外戦線⇨⓶天使たちの天界戦線⇨⓵天使たちとの共同戦線⇨ ⓸天使たちとの能力戦線⇨ ⓷天使たちの日常戦線⇨⓺天使たちとの最終戦線⇨⓻天使たちの終末戦線 ◎は執筆順。…
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#天使たちとの能力戦線

天使たちとの能力戦線(一章、ネニアの精神防御術)

天使たちとの能力戦線(一章、ネニアの精神防御術)

これは天界も知らない俺と天使の物語・・・。

ネニア「やぁ。」

ミィディア「え・・・誰?」

ネニア「私はネニアだ。よろしくね。」

ミィディア「よ、よろしく。」

ネニア「今日私がここに来たのはね、ミィディアにミィディアだけの力を手にしてもらう為なんだ。」

ミィディア「俺だけの力?」

ネニア「うん。これから先ミィディアには私たちの力なしで生きてもらわないといけない。だからミィディアだけが使

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天使たちとの能力戦線(二章、オッソの憑依剣術指南)

天使たちとの能力戦線(二章、オッソの憑依剣術指南)

オッソ「こんにちはミィディア。調子はどうかしら?」

ミィディア「こ、こんにちは・・・誰?」

オッソ「オッソよ。よろしく。」

ミィディア「よろしく。」

オッソ「今日はあなたに剣術を教えにしたわよ。」

ミィディア「剣術を?」

オッソ「ええ。」

ミィディア「剣術ならヴェッキに教わったから大丈夫かなぁ。」

オッソ「・・・本当に?」

ミィディア「え?」

オッソ「本当に教わらなくて大丈夫?

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天使たちとの能力戦線(三章、イプノの精神把握術)

天使たちとの能力戦線(三章、イプノの精神把握術)

イプノ「ミィディア。久しぶり!元気にしていたかい?」

ミィディア「イプノ!まぁぼちぼちかな。」

イプノ「そっか笑。それは良かった。今日はね、君に僕が使う技術を教える為に来たんだよ!」

ミィディア「どんな技術?」

イプノ「相手の精神性を把握する技術。相手がどの程度の人間なのか。どれくらい精神的に成熟してるのか。どんな考え方をするのかが分かるようになる。ざっくり言うとテレパスもどきだね。」

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天使たちとの能力戦線(四章、セイの誤認術)

天使たちとの能力戦線(四章、セイの誤認術)

セイ「お久しぶりです。ミィディア。」

ミィディア「あ、セイ。」

セイ「順調に魂の損傷も回復しているようですね。」

ミィディア「魂の損傷?」

セイ「気づいていないようですが実は君の魂はあの毒ともいえる父親に虐げられたせいで本来の機能を今まで損傷していたんですよ。」

ミィディア「その本来の機能ってなんだ?」

セイ「思考能力、感情・情緒的能力ですね。初めて会った時君は知恵を奪われた人間そのも

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天使たちとの能力戦線(五章、フォルテの極限集中術)

天使たちとの能力戦線(五章、フォルテの極限集中術)

フォルテ「やぁ久しぶりだね。ミィディア。」

ミィディア「あ、フォルテ。何しに来たの?」

フォルテ「今日は君に集中力のコントロールについて教えに来たよ。」

ミィディア「・・・それって天使に教えてもらう程のものなの?」

フォルテ「・・・集中力は君が思っているより重要だよ?」

ミィディア「そうなの?」

フォルテ「ああ。」

ミィディア「でもフォルテが言ってるのって戦いでってことでしょ?」

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天使たちとの能力戦線(六章、シェンスの思考術)

天使たちとの能力戦線(六章、シェンスの思考術)

シェンス「ミィディア~、元気~?」

ミィディア「お、シェンス!まぁまぁかな。」

シェンス「そう~。」

ミィディア「今日は何しに来たの?」

シェンス「今日はね、あなたに考え方を教えに来たのよ。」

ミィディア「考え方?」

シェンス「ええ。」

ミィディア「それって何に対する考え方なの?」

シェンス「あらゆる物事に対しての考え方。要するに考えるという行為に対するお勉強をあなたに課しに来たの

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天使たちとの能力戦線(七章、フェアの対人術)

天使たちとの能力戦線(七章、フェアの対人術)

フェア「ミィディア~、元気にしてますか?」

ミィディア「フェアか。まぁそれなりには。」

フェア「そうですか。」

ミィディア「今日は何しに来たの?」

フェア「今日はですね、私の対人術をあなたにみっちりとお教えする為に降りてきました!」

ミィディア「・・・対人術?」

フェア「人間と相対する為の技術です。」

ミィディア「なんかどういう技術なのかイメージ出来ないな。」

フェア「もう少し分か

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天使たちとの能力戦線(八章、モルテの推理術)

天使たちとの能力戦線(八章、モルテの推理術)

モルテ「久しぶりですね。ミィディア。」

ミィディア「モルテ。久しぶり。」

モルテ「最近調子はどうですか?」

ミィディア「最近ね・・・まぁ可もなく不可もなくかな。」

モルテ「それはミィディアにとって良いことですか?」

ミィディア「俺にとってはな。」

モルテ「それは良かった。」

ミィディア「ま、世間的に見たら底辺なんだろうけどな。」

モルテ「ですが生きていく上では世間的に見てどうかより

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天使たちとの能力戦線(九章、ジョナルタの憑依剣術指南)

天使たちとの能力戦線(九章、ジョナルタの憑依剣術指南)

ジョナルタ「貴様がミィディアか?」

ミィディア「・・・そうだけど誰?」

ジョナルタ「私はジョナルタだ。今日は貴様に特殊な剣術を教える為こうしてやって来た。」

ミィディア「〝また剣術かよ・・・〟あのさ、ジョナルタには大変言いにくいんだけど剣術はもう色んな天使に教わってるから間に合ってるんだよね。」

ジョナルタ「それはヴェッキやパンピ、オッソからであろう?」

ミィディア「え、何で知ってんの?

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天使たちとの能力戦線(十章、リスパリオの戦略術)

天使たちとの能力戦線(十章、リスパリオの戦略術)

リスパリオ「やぁお前がミィディアで間違いないか?」

ミィディア「・・・あんたは誰?」

リスパリオ「俺はリスパリオだ。よろしく頼む。」

ミィディア「お、おう。」

リスパリオ「最近色々な天使にあらゆる技術を教わっているようだな。」

ミィディア「ま、まぁお陰様で・・・。」

リスパリオ「うむ!関心関心!」

ミィディア「〝・・・何だ?〟」

リスパリオ「喜べ!今回は俺がミィディアに戦略術という

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天使たちとの能力戦線(十一章、ラーナの虚言術)

天使たちとの能力戦線(十一章、ラーナの虚言術)

ラーナ「お久しぶりですー。ミィディア。」

ミィディア「ラーナ。」

ラーナ「調子はどうですかー?」

ミィディア「結構良い感じかな。」

ラーナ「それは良かったですー。今日はそんなミィディアに僕の虚言術を教えに来ましたー。」

ミィディア「・・・虚言術?」

ラーナ「分かり易く言えば嘘のつき方ですね。」

ミィディア「・・・それ教えても大丈夫なの?」

ラーナ「どういうことですかー?」

ミィデ

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天使たちとの能力戦線(十二章、スパツの探索術)

天使たちとの能力戦線(十二章、スパツの探索術)

スパツ「やぁミィディア!元気にしていたかい?」

ミィディア「スパツ!まぁぼちぼちだな。」

スパツ「それは良かった。」

ミィディア「で、今日は何しに来たの?」

スパツ「今日はね、君に僕の探索術を教える為に来たんだ。」

ミィディア「探索術?」

スパツ「ある特定のものを何の当てもなく探す技術のことだ。」

ミィディア「何それ。めっちゃ便利な技術じゃん!」

スパツ「でも何でも探せるわけじゃな

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天使たちとの能力戦線(十三章、ラスポの諜報術)

天使たちとの能力戦線(十三章、ラスポの諜報術)

ラスポ「ようミィディア。」

ミィディア「・・・どなたでしょうか?」

ラスポ「初めましてだな。俺はラスポだ。よろしく。」

ミィディア「よ、よろしく。」

ラスポ「さて早速だがミィディア。諜報技術に興味はないか?」

ミィディア「・・・諜報技術って?」

ラスポ「間諜・・・つまりスパイ技術だ。」

ミィディア「無くはないけど・・・そういうのって普段使うの?」

ラスポ「まぁ普段効果を発揮すること

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天使たちとの能力戦線(終章、天使たちとの能力戦線)

天使たちとの能力戦線(終章、天使たちとの能力戦線)

ミィディア「〝よし初対面は大切だな・・・。〟」

俺は高校を卒業した後大学受験に全落ちした為専門学校に学歴を汚さない&毒親からのダメージ回復の時間確保の目的で入学した。

しかしそこで待っていたのはお世辞にも頭の良いとは言えない人々の集まりだった。

昔の血気盛んな頃の俺であったならばその学校のクラス中を敵に回すといったどこかの統一を目論む暴君のような強硬策を取ろうとしたであろうが天使たちから様々

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