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天使たちとの能力戦線(一章、ネニアの精神防御術)



これは天界も知らない俺と天使の物語・・・。


ネニア「やぁ。」

ミィディア「え・・・誰?」

ネニア「私はネニアだ。よろしくね。」

ミィディア「よ、よろしく。」

ネニア「今日私がここに来たのはね、ミィディアにミィディアだけの力を手にしてもらう為なんだ。」

ミィディア「俺だけの力?」

ネニア「うん。これから先ミィディアには私たちの力なしで生きてもらわないといけない。だからミィディアだけが使える技術を新たに作る為私が一緒に考える為に降りてきた。」

ミィディア「・・・俺だけが使える・・・ねぇ・・・。」

ネニア「不満?」

ミィディア「不満って言うより疑問かな。」

ネニア「何が疑問なの?」

ミィディア「俺だけが使える技術ってさ、他の人に対して有益に働くの?」

ネニア「どういうこと?」

ミィディア「だからさ、ゼロから俺固有の技術を作るんだろ?」

ネニア「んーゼロからではないかな。」

ミィディア「?」

ネニア「材料はあるんだよ。けどその材料はミィディアしか持っていないんだ。だからミィディアだけが使えるってことなんだけど。」

ミィディア「・・・つまり俺だからこそ使える技術ってこと?」

ネニア「そうなるね。」

ミィディア「でも俺しか使えないならその技術が本当に使えるのか判別が出来なくない?」

ネニア「あー・・・そういうことか。ミィディアが心配してることが分かったよ。つまりいくら天使が作る技術とはいえそれが人間世界で通用するかは別問題じゃないか?ってことだね。」

ミィディア「そう。確かに凄い技術を作ってくれるのかもしれないよ?けどそれが人間世界でも期待通りに働くかは分からないだろ?もしその技術に資格なんかがあって複数の人が使ってるなら判断も出来るけど俺だけが使うとなると最悪俺の独り善がりになる。」

ネニア「・・・フッ。」

ミィディア「何がおかしいんだよ?」

ネニア「いやその点は心配しなくていいよ。なんせミィディアの技術に使う材料の半分はもう下界の研究で証明されているものだからね。」

ミィディア「?」

ネニア「古典的条件づけって知ってる?」

ミィディア「あぁそれなら心理学の分野で習った。」

ネニア「今回ミィディア固有の技術材料の一つにはこれを使う。」

ミィディア「・・・それって犬でやった動物実験だろ?」

ネニア「そうだ。実験だと犬にある特定の刺激を与えた後想起させたい事柄をさせていたけどこれって人間にも応用出来るよね?」

ミィディア「・・・まぁ人間も動物だしタンスの角とかに小指をぶつけるとタンスにぶつかることが怖くなるからな・・・。」

ネニア「それはタンスの角で痛い思いをしたことでタンスが怖いと覚えてしまったからだね。ミィディアにはこの生物の習性ともいえるものを利用して技術にしてもらう。」

ミィディア「・・・何をどうするんだ?」

ネニア「まずミィディアは憑依と俯瞰が使えるよね?」

ミィディア「まぁ・・・今はね。」

ネニア「その憑依と俯瞰をこの技術で天使と別れた後も使えるようにしてあげる。」

ミィディア「マジで⁉そんなこと出来んの?」

ネニア「ミィディア次第かな。でも不可能じゃないよ。」

ミィディア「どうやってやるの?」

ネニア「その前にこれから私が教える技術の仕組みを伝えておくよ。まず基礎となるのがさっき言った古典的条件づけだ。いわば骨組み。絶対に変わらない部分だ。次がもう一つの材料になるんだけど“何を条件づけるか。”これはミィディアの知っている天使たちを条件づけてもらう。」

ミィディア「・・・どうやって?」

ネニア「それはさっき言った骨組みを使ってね。ミィディア。あなたがよく覚えている天使はいる?」

ミィディア「・・・まぁ結構いるかな。」

ネニア「それは良かった。条件づけに使うのは主にその天使たちの人物像だから。まず仕組みとしては憑依や俯瞰の対象にしたい天使を出来るだけ鮮明に思い浮かべる。その後その天使特有の癖を行って自分の中で天使と自分を同一化する。そしてその後その状態を暫く維持するように努める。これを繰り返し行って体に覚えこませる。そうするとあら不思議。その天使を思いだけで天使モードになれる技術が誕生するよ。」

ミィディア「・・・そんな単純にいくものか?」

ネニア「まぁ最初は覚えるのに苦労するだろうね。けど覚える前でも癖を挟めばその天使のモードになれるから使えないことはないよ。」

ミィディア「でも・・・。」

ネニア「大丈夫だよ。知恵を持たない動物でも簡単な条件づけは出来るんだ。ミィディアは人間でしょ?人間は知恵を持つ動物だからただの動物よりも複雑かつ高度な条件づけが複数出来る。」

ミィディア「!」

ネニア「それに思い浮かべるだけでモードになれるなら複数のモードを状況に応じて切り替えることも一瞬だ。これが出来れば一対一でも技術的にはいつでも一対多数の構図を作り出すことも可能だ。しかも一つ一つの技術が一対一で使っても強いから鬼に金棒だ。」

ミィディア「確かに!」

ネニア「笑。これが出来るようになればミィディアはいつでもバックに天使たちを置くことが出来る。しかもこの戦力は削ぐことが出来ないからとても脅威だ。」

ミィディア「そうだな。削ぐなら本体をたたくしかない。」

ネニア「うん。でも戦力を削ごうとするやつは本体をたたけないから削ごうとするんだ・・・でもそれは出来ない。」

ミィディア「その力の全てがあってないような力だからな。」

ネニア「うん。分からなくて怖い。分かるともっと怖い。ぞっとするでしょ?この力。」

ミィディア「ああ。分かったら絶望して動けなくなるな。」

ネニア「これはある意味人間の本能に訴えかける技だ。破りたいなら本能的な恐怖を超えるしかない。」

ミィディア「それが出来るならそもそも勝ててるって笑。」

ネニア「うん。だから技術として機能するんだ。ある意味無慈悲なくらい矛盾のない技術。それがこの技術だ。」

ミィディア「・・・成程な。」

ネニア「これからはこの仕組みを使ってあらゆる技術を身につけていくといいよ。」

ミィディア「分かった。」

ネニア「じゃ下準備も整ったことだしこの技術で最初に身につけてもらうのは精神防御術だ。」

ミィディア「精神防御術?」

ネニア「うん。これは名前の通り自分の精神をあらゆる影響から守る技術だ。人間なら脳機能を下げない技術でもあるかな。ミィディアには今回作った技術・・・そうだな。人格術を使ってこれを身につけてもらう。」

ミィディア「人格術?」

ネニア「人間界で言う人格を作り出す術って意味を込めてそう名付けた。ある特定の個人の精神を忠実に再現するんだからはたから見たら別人格が乗り移ったように見える。体は一つだけど人格は無限。だから人格術。」

ミィディア「成程ね。」

ネニア「この人格術を使ってミィディアには精神防御術を習得してもらう。」

ミィディア「了解。」

ネニア「じゃあミィディア。あなたが知っている天使の中で一番精神的に強そうな天使を挙げてみて。」

ミィディア「・・・ビランチかな?」

ネニア「それは何で?」

ミィディア「最初はオルゴかな?って思ったんだけど・・・よくよく思い出してみるとビランチかなって。だってビランチが動揺してるのって想像出来ないから。」

ネニア「成程ね。じゃ次はこのビランチのイメージを人格術と掛け合わせてみよう。」

ミィディア「・・・どうすればいい?」

ネニア「まずはビランチを忠実に思い出してみよう。どんな天使だったか。」

ミィディア「・・・屈託なく笑いながらとんでもないことを平然と言ってて常に余力を残してそうで感情が凪のように平坦。」

ネニア「その記憶の中で特に鮮明に思い出せるイメージは?一言で表すならビランチはどんな感じかな?」

ミィディア「・・・何者も届かない凪。かな?」

ネニア「ならその言葉をビランチの人物像を想起する時のキーワードにしよう。」

ミィディア「どういうこと?」

ネニア「少し前私は天使特有の癖を間に挟んで天使モードにするって言ったよね?」

ミィディア「ああ。」

ネニア「それは厳密には癖だけじゃなくて思い出しやすいキーワードだったりその人物を思い出すという行為自体でもいいんだ。構造としては各天使を思い浮かべることを中性刺激。天使の癖(ルーティン)やキーワードを無条件刺激。各天使のモードを無条件反射とする。そうした状態で体に覚えこませる行為を繰り返すと次第にその天使を思い出すだけですぐに天使モードになれるし逆に思い出さなくてもそのキーワードを思い出したり癖を行うことが天使モードのトリガーになる。」

ミィディア「成程。なるべく天使モードになるまでの段階を簡略化することでスムーズに移行出来るわけか。」

ネニア「そうだ。実戦で使うにはコンマ何秒の遅れも生死に関わるからね。」

ミィディア「まあな。」

ネニア「それに生死に関わらなくても技術自体がばれにくくなることにもつながる。」

ミィディア「・・・それは重要だな。心理戦とか交渉事でもし天使を呼ぶとなった時目の前でやるとなった時ばれる確率はグンと上がるから。」

ネニア「流石。今まで伊達に生き残ってないね。」

ミィディア「まあね笑。」

ネニア「じゃここからが重要だ。ビランチを思い浮かべそのイメージを同一化し維持した状態にまでなったら次はどうする?」

ミィディア「どうするって?」

ネニア「色々な場面をビランチモードで遭遇した時にどうするかイメージするんだ。」

ミィディア「それってビランチならどうするか?ってこと?」

ネニア「そうだ。ビランチならどう立ち振る舞う?ビランチならなんて言う?それをイメージして体現し続けるんだ。」

ミィディア「んー・・・。」

ネニア「例えばあなたが大嫌いないじめっ子に“大人になってまだ彼女いないの?”って隣に女性を伴って言われたらビランチならどうする?」

ミィディア「んー・・・すげぇムカつく。」

ネニア「ムカつくとかじゃなくてビランチならどうすると思う?」

ミィディア「・・・あ、ビランチじゃないけど思いついた!いい?」

ネニア「誰で行くの?」

ミィディア「フェアなんだけど“あら彼女がいないから何なんですかねぇ?逆に彼女の前で他人を批判して恥ずかしくないのですか?あ、済みません。恥ずかしくないから批判してるんですよね!どうもすみませんでした汗。どうやら私も思慮が足りなかったみたいですね。これ以上あなたが近くにいると思考力が下がり続けてしまうのでこれにて失礼します。では。”って感じで立ち去るかな。」

ネニア「〝・・・凄い。湯水のように悪口が出てくる〟・・・。」

ミィディア「・・・どうだった?」

ネニア「完璧だよ・・・後でフェアにはもう少し色々と気を付けるように言っておかないとって思ったぐらい正確に嫌な感じのフェアが出てた。」

ミィディア「だってそうでも言わないとやってらんないじゃん。」

ネニア「まぁそうかもしれないけど・・・というかミィディアは何でそんなにフェアを忠実に再現出来るの?」

ミィディア「・・・そんな忠実だった?」

ネニア「・・・まぁ面の皮の厚さといい図々しさといいそっくりだったよ。」

ミィディア「そうなんだ・・・。」

ネニア「ビランチの方は出来そうかな?」

ミィディア「ああ。さっきフェアが出来て思ったがビランチなら歩みも止めずに素通りだと思う。」

ネニア「笑。そうだろうね。」

ミィディア「で、“ちょっと待てよ!”って言われても殴り掛かられたりしない限り無視して“きゃー怖いわぁ。”とか“笑。”って感じで、揶揄って終わりかな。」

ネニア「そうだね。ビランチは低俗な存在だったり低俗な質問は記憶しない都合の良い思考をしているからそもそもその質問は届かないね。」

ミィディア「ビランチって他にどんな考え方するの?」

ネニア「そうだなぁ。そもそも自分に害をなそうとしている輩に態々時間だけじゃなく意識すら割くのがもったいないって思ってるからそのいじめっ子はいない存在として扱われるだろうね。」

ミィディア「例えば?」

ネニア「いじめっ子の言葉は全てガン無視。その直後にグラントとかに話しかけられたら普通に話す。いじめっ子が触ろうとしても全てタイミングでずれたように避けて決して目は合わせない。ビランチは空間の神力が使えるから感知はお手のものだし。相手が殴り掛かってきても避けて全力で逃走。その後何事もなかったかのように現れてガン無視の続き・・・って感じかな。」

ミィディア「でもさ、意識したくなくても意識しちゃうじゃん?」

ネニア「あー・・・それはね、ミィディアがまだそのいじめっ子と同じレベルの人間だからだよ。」

ミィディア「どういうこと?」

ネニア「知恵的に同レベルなんだ。つまり同じ土俵にいるってこと。意識したくないなら土俵を変えるしかない。」

ミィディア「どうやって?」

ネニア「今の自分を常に超え続けていくんだ。誰にも追いつけない速さで。ミィディアなら人格術を極め続ければすぐに下界で言う人格者レベルまではいけるよ。人格術はまだ教えてないけど天使の憑依や俯瞰を再現出来る以上のメリットがあるから。」

ミィディア「それって何?」

ネニア「天使以上の知恵が手に入る。なんせ天使とは比べ物にならない速さで色々な人格を追体験するんだ。まぁ言葉で言ってもこのメリットは分からないと思う。」

ミィディア「何で?」

ネニア「知恵って言うのはね。経験ありきの技術なんだ。本で読んだだけ。人から聞いただけ。実際に見ただけ。これだけじゃ高まることはないんだよ。実際に一度自分の体の内に入れて経験して初めて理解の始まり。でもミィディアはその経験を急速に早める方法を手に入れた。」

ミィディア「・・・人格術か。」

ネニア「そうだ。人格術があれば実際の経験には少し劣るかもしれないけどその分何度でも同じ経験を出来るし何が自分に足りないのか確認出来る。自分のものにするにこれほど効率の良い方法はないかな。」

ミィディア「・・・成程。」

ネニア「だから記憶しているだけじゃ意味ないんだよ?頭だけが覚えていても意味がないんだ。下界では小さなマイクロチップ?に記憶を入れて・・・みたいな技術があるようだけどそれじゃ宝の持ち腐れ状態だ。」

ミィディア「頭は完璧でも体がついていかないからだな。」

ネニア「そうだ。体に覚えこませるという今となっては泥臭いとも取れる行為が圧倒的に足りない。そして残念なことにいざという時役に立つのは頭より体の記憶だ。命を守りたいなら体に覚えこませることを忘れちゃいけない。」

ミィディア「難儀だなぁ・・・。」

ネニア「でもやるしかないんだよ。」

ミィディア「分かってる・・・そういえばネニアってさ天使なんだよね?」

ネニア「そうだよ。だから何?」

ミィディア「ぶっちゃけ天使から見て人間ってどうなの?」

ネニア「そうだね・・・身も蓋も無いこと良いっていいかな?」

ミィディア「・・・どうぞ。」

ネニア「まずね、勝手に神話とか言って私たちの話を書かないでほしいかな。」

ミィディア「・・・何で?」

ネニア「関係ないじゃん。仮に私たちが争っていたのが事実だとしても人間は関係ないじゃん。なに勝手に関係してる雰囲気だしてんの?神の争いに勝手に入ってきて勝手に変なルール創るなよ。」

ミィディア「その変なルールって?」

ネニア「徳とか善行ってやつだよ。何それ?そんなの盛大な現実逃避に過ぎないでしょ。」

ミィディア「〝あ・・・これ愚痴だ。〟で、でも徳とか善行って悪いことじゃ・・・無いじゃん?」

ネニア「まあね。確かに善く正しく生きられるならそれに越したことはないけどでもそれで結果苦しくなってるなら逆効果だよね。マイナスだ。」

ミィディア「まぁ・・・正論は結果人を苦しめることもありますが・・・。」

ネニア「本当人間は何をしたいのかよく分からないね。すぐ自分を縛りたがる。行動だったり考え方で。色んな形の縛りを作りたがる。ある意味呪いだね。」

ミィディア「それは俺も見てて思うよ。大体窮地に陥る原因って自滅だし。」

ネニア「そう。確かに周囲からの被害もゼロじゃないけどそれですぐさま死に直結することは少ない。寧ろ周囲からの被害に過剰に反応して自身の知恵が制御出来なくなって精神が崩壊し自ら死に向かうのが殆どだ。」

ミィディア「・・・何でだろうね?」

ネニア「それは人間が知恵しか持っていないからだろうね。」

ミィディア「?」

ネニア「ミィディア。人間は不死性を持っていないよね?何でか分かる?」

ミィディア「え、だってそれはシェンスが人間を作った目的は・・・って、あ!そういうことか!」

ネニア「気づいた?そう。元々あなた達人間は知恵も不死性もどちらも備える予定になかった。」

ミィディア「それが知恵だけを備えてしまったから根本的に制御出来ないって言いたいのか!」

ネニア「そういうことだ。現に今人間は私たちと同じ思考の域に達したけどそれはかなり限られた数の人間たちだけだ。下界には他にも普通と呼ばれる人間より知恵の低い者たちが存在している。」

ミィディア「まぁ・・・ね。」

ネニア「知恵と不死性はね。両方揃って初めて確実に最上位まで発芽するんだ。でも知恵だけしかなかったらその発芽に差が生じる。しかも私たちの言う知恵は単なる知識・思考性だけじゃなく情緒や精神性も含まれている。だから結果として幅広い知恵保持者が下界で存在し始めたんだ。だから知恵の低い高いはただの指標なだけで高いから良いとか低いから悪いわけじゃないんだよ。」

ミィディア「・・・それ。知恵で困ってる人にも言ってもらいたいな。」

ネニア「それはミィディアがその人に会った時そのことで苦しんでいたら言ってあげるといいよ。」

ミィディア「・・・分かった・・・もしさ、俺達が知恵じゃなくて不死性だけを備えていたらどうなってたと思う?」

ネニア「これまた不思議なことになってただろうね。最初は知恵の時と同じように全然発芽しない時期を迎えて徐々に寿命が延びたり逆に縮んだりする人間が出てくる。そして最終的には長寿命とごく僅かな不死性を備えた人間が生まれるって流れだろうね。」

ミィディア「そうなんだ・・・。」

ネニア「その中には私たち天使と同じように老化をコントロール出来る人間も現れるだろうね。」

ミィディア「・・・怖。」

ネニア「笑。でもそうすると完全な食物連鎖が起きてたかもしれない。」

ミィディア「それって・・・人間同士でってこと?」

ネニア「そうだ。不死性しか備えてないと知恵がないから寿命が短い人間が不死の人間を食べようとしたりその逆が起きたりしてたかも。それに不死がある程度増えると今度は種が増え過ぎて他の動物が人間の食事によって絶滅した後人間同士で食べ合って緩やかに絶滅。ってこともあり得る。」

ミィディア「怖過ぎるわ・・・。」

ネニア「まぁ確かにね・・・これで私が教えられることは教えたんだけどミィディアからは何かあるかな?」

ミィディア「・・・人格術。ものにしてみせるよ。」

ネニア「そう。頑張ってね。期待してる。」

そういうとネニアは姿を消していった。

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