マガジンのカバー画像

天使の戦線シリーズ

69
⓹天使たちの天外戦線⇨⓶天使たちの天界戦線⇨⓵天使たちとの共同戦線⇨ ⓸天使たちとの能力戦線⇨ ⓷天使たちの日常戦線⇨⓺天使たちとの最終戦線⇨⓻天使たちの終末戦線 ◎は執筆順。…
運営しているクリエイター

#天使たちの日常戦線

天使たちの日常戦線(一章、もう一人の天使長)

天使たちの日常戦線(一章、もう一人の天使長)

ヌーラ「ふぅ。寂しくなりますね。」

ビランチ「・・・それってミイディアのこと?」

ヌーラ「ええ。あんなに素直な人間は初めて見ました。」

フォルテ「確かにね。人間は何処で覚えたのか一見素直に見えても心の中でどこか作っているからね。」

スパヴェンタ「ほんと何なんでしょうね。あれは。」

ヌーラ「我々も似たようなことはしますがそれはあくまで配慮ですからね。」

ヴェン「ええ。他者を尊重し円滑に進

もっとみる
天使たちの日常戦線(二章、創造の智天使)

天使たちの日常戦線(二章、創造の智天使)

ヴィーゴ「シェンス。調子はどうだい?」

シェンス「どうもこうもないわよ。ここ百年大した仕事なし。」

ヴィーゴ「みたいだね。今や人間たちの成長速度は昔とは比べ物にならない程速くなっているからね。」

ノーヴェ「けどそれっていいことだよな。それだけ人間が自立してきているってことだから。」

ヴィーゴ「そうだね!」

レナ「んで、ヴィーゴはここに何しに来たんだ?」

ヴィーゴ「何って大した用事じゃな

もっとみる
天使たちの日常戦線(三章、三人の中天使)

天使たちの日常戦線(三章、三人の中天使)

アルジェント「あー・・・ダリぃ。」

クオーレ「そりゃ一日中ぐーたらしてればだるいでしょ。」

アルジェント「だって働きたくねーんだもん。疲れるんだもん。動くの。」

クオーレ「うわ・・・天使にあるまじき発言・・・〝これであたしより階級が上なんだから世の中って不公平よね・・・。〟」

アルジェント「そういえばジョナルタは?」

クオーレ「何時ものように堕天使を説得に行ってる。」

アルジェント「真

もっとみる
天使たちの日常戦線(四章、天使か悪魔か)

天使たちの日常戦線(四章、天使か悪魔か)

グラント「いい?もう一度聞くわよ?本当にイプノのことは知らない?」

ニエンテ「・・・知らないっすよ汗。そんなに信用ないっすか?俺。」

グラント「勿論信用してない訳じゃないのよ?でも私の勘が言ってるの。あんたはイプノと繋がっているって!」

ニエンテ「そんな無茶苦茶な・・・汗。〝流石イプノも恐れる熾天使だ。変なところで勘がいいんだよな・・・。〟」

ドラーク「まぁその辺にしときなさいよ。もし繋が

もっとみる
天使たちの日常戦線(五章、堕天に傾く者)

天使たちの日常戦線(五章、堕天に傾く者)

ノテルナ「だから何でそんなことあなたに言われなきゃならないのよ!」

ジョナルタ「貴様も私も天使だろう!少しくらい協力したらどうなんだ!」

ノテルナ「あーーもううざったい!そんなんだから同じ天使にも煙たがられるのよ!」

ジョナルタ「私がいつ煙たがられたというのだ!」

ノテルナ「今よ。口を開けば天使として天使としてってバカの一つ覚えみたいにうるさいわ!あー煙たい煙たい。」

ジョナルタ「貴様こ

もっとみる
天使たちの日常戦線(六章、堕天を消し去る者)

天使たちの日常戦線(六章、堕天を消し去る者)

ディオ「・・・ッ!」

グラヴィーネ「何痛がってるのよ。大逆の時消された天使たちが受けた痛みはこんなもんじゃないわよ?」

グラヴィーネはディオに向かって5Gの重神力を放った。

重神力とは肉体にかかる重力を一定時間増やす神力である。

重神力は使う場所によって発動形態が異なる。

地球のような星で使用すればその核を中心に引力を発生させることで重力を発生させる。

宇宙といった星以外の場所では擬餌

もっとみる
天使たちの日常戦線(七章、四人の空間神力者)

天使たちの日常戦線(七章、四人の空間神力者)

ソーマ「・・・はぁ。」

チュル「なーにため息ついてんだよ。」

ソーマ「・・・ちょっとな。」

チュル「俺で良けりゃ話を聞くぜ?」

ソーマ「有り難い申し出だが恐らく話についていけないと思うぞ?」

チュル「・・・それはお前たちの神力についての悩みだからか?」

ソーマ「そうだ。」

チュル「それなら心配すんな。俺とチェルは天界の情報が全て頭ン中に入ってるんだ。」

ソーマ「しかし・・・。」

もっとみる
天使たちの日常戦線(八章、言葉の女神と邪視の始祖)

天使たちの日常戦線(八章、言葉の女神と邪視の始祖)

フェア「ちょっと出かけてきますね。」

グラント「あらあなたが地上に行くなんて珍しいわね。」

フェア「偶には地上を見回ってみたいんですよ。」

ミスティオ「でも堕天使とか出たら対処出来るんすか?」

フェア「まぁ何とかしますよ。言葉の女神として。では。」

タッソ「行っちゃったね。」

ヴェール「ええ。でも大丈夫かしら?彼女。戦う力もないのに。」

プロイビー「どうだろうね・・・でもフェアを傷つ

もっとみる
天使たちの日常戦線(九章、天使の剣の道)

天使たちの日常戦線(九章、天使の剣の道)

オルゴ「連れ戻った。」

ドラーク「はーい。」

ヴェール「・・・お帰り。」

フェア「・・・ただいまです。」

ドラーク「・・・どうだった?」

フェア「え?」

ドラーク「イプノと話して何か聞いたんてしょ?」

フェア「まぁそうですけど・・・。」

ドラーク「ま、今回のことは天使としてはちょっと不適切かもしれないけど個人的には全然ありだと思ってるわ。何時も合理性を優先してるからこそ偶には情緒的

もっとみる
天使たちの日常戦線(終章、知るということ)

天使たちの日常戦線(終章、知るということ)

モルテ「・・・はぁ。」

ノーヴェ「お、どうしたんだよ?モルテ。大きなため息なんかついて。」

モルテ「いや時々考えてしまうんですよね。私自身の能力について。」

ノーヴェ「・・・予知か?」

モルテ「ええ。私の使える神力は天界で唯一禁止されている予知です。勿論何故禁止されているのかは重々承知しています。」

ノーヴェ「まぁお前の予知は数ある中でも最上の観察者効果までフィードバックする予知だからな

もっとみる
あとがき(天使たちの日常戦線)

あとがき(天使たちの日常戦線)

さて読者の皆様最後まで読んで頂きありがとうございます。

いや~~書いてしましましたね。

天使の戦線シリーズ第三作目。

まさかここまで書くとは思っていませんでした。

今回は三作目にして新たな天使たちが登場しました。

この天使たちは部門に所属していない天使です。

ですがだからと言って堕天使になるかといえばそうでもないいわば中立派の天使たちです。

その天使たち視点で前半はあらゆる視点から大

もっとみる
天使たちの日常戦線(天界の現天使体制)

天使たちの日常戦線(天界の現天使体制)

・判断部門

・上天使

・ビランチ(熾天使)「時間&空間支配」

・フォルテ(熾天使)「神の鎖・神炎」

・ヌーラ(熾天使)「剣術」

・中天使

・ウーノ(力天使)「体術・神炎」

・デーチ(力天使)「体術・神炎」

・天使

・トゥオ(一介天使)「神雷・神炎」

・ヴェン(権天使)「武術全般・神炎」

・スパヴェンタ(権天使)「体術・神眼・暗器術・神雷」

・カリタル(一介天使)「体術・暗器

もっとみる