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おっぱいの中に揺れる野望

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煩悩と欲望を2時間煮込んでおきました。
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#クソコラム

恋は戦争、私は敗戦国。

恋は戦争、私は敗戦国。

離婚届を出した。
この出来事も感じた事も、多分一生忘れないと思うけど、感情整理のためにまとめておこうと思う。

久しぶりに会った彼は、珍しくシワシワのTシャツを着ていて、天パの髪の毛は6月の湿気をふんだんに含み、葉加瀬太郎のようにボンバーしていた。
「あ〜もうだらしないんだから…」と、思わず手直ししてあげたくなるような、母性をくすぐる格好だった。狙っているなら100点だ。甘え上手の人たらしとは、ま

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恋はジャイアン、ガキ大将。

恋はジャイアン、ガキ大将。

好きという気持ちは、投げ付けるもの。
それが私だった。

「好き!好きだから付き合って!」「大好き!結婚して!してくれないなら別れる!」

それが私だ。

「ゴリラは糞を投げつけるもの」という概念とイコールで「好きという気持ちは投げつけるもの」という、野性的な感覚で29年間生きてきた。落ち着いて考えてみればひどい話である。恋愛というストーリーの中に、主観しか持っていない。

好きだから付き合う、嫌

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ゼクシィを買った。

ゼクシィを買った。

ゼクシィを買った。

死ぬまでに一度はしてみたい行為ランキング上位にランクインしていた、あの「ゼクシィ買っちゃった!」の、ゼクシィである。

最近のゼクシィはヤバイ。
可愛い婚姻届が付いているとか、花嫁専用自撮り棒とか、サムシングブルーのゴム手袋とか、わけのわからないオマケが付いているというイメージしかなかったのだが、それ以前にゼクシィには、国内版、海外版、豪華プレミアム版に大人ゼクシィと

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聞こえるかホーミー

聞こえるかホーミー

先日、彼氏が私のいびきを聞いて笑っていた。

「お前はマッコウクジラか?!昼間はゴリラで夜はクジラか?!随分と野生的だな!」

そう言って、夜中に録音したであろう私のいびきを聞かせてくれた。

そこには間違いなく、声帯を震わせながら太平洋で仲間を探すクジラの声が刻まれていた。

地鳴りのように低く、クラブミュージックばりに響く重低音。ブタとは違う、おっさんとも違う、これがヒト科の女

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川谷がやるべきたった1つのこと。

キャッチーでポエミーで、不躾で俗気質。

私はゲス川谷くんの曲が大好きだ。

世の騒ぐ不倫問題はどうでもいい。
実際、自分が川谷と結婚していたら田舎の実家が宮殿になる位に慰謝料は取り立てるだろうけど、今日言いたいのはそんな問題ではない。

【おいゲス川谷、今こそ歌うべきなんじゃないのか問題】
について話したいと思う。

例えばだけれど、
ゲス不倫問題のおかげで川谷がインポテンツになってしまったとす

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溝のはなし。

欲望っていうものには溝がある。

満員電車で、偶然触れてしまった女子高生の太ももの柔らかさに、何かが弾けてお縄になるサラリーマンがいるように

気が狂うほどの忙しさと責任に脳みそが爆発して、バカみたいに高級な車や服や無駄なものを買って暮らす社会人が存在するように

私たちの欲望には、落ちたら這い上がれないほどに深い溝がある。

いつだってそうだ。
疲れた夕方のチョコレート。
週末の夜のネオン。

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