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成長ポテンシャルがあるかどうかは普段から勉強習慣があるかどうかだけで判断できる説

はじめに

(日系)企業は新卒採用や中途採用でも今後の成長を見込んで人を採用する「ポテンシャル採用」をよく行っているが、思った通りに成長してくれなかったと嘆いている事案をよく見かけます

基本的に採用側の見る目がなかっただけといえばそれだけですが、一言いいたいです
なぜ、世の中の採用担当官たちは人の成長ポテンシャルを見抜けないんでしょう?
人間の成長ポテンシャルを判断するのなんてその人間の普段の行動を観察していれば簡単じゃないのか?と自分は思ってしまいます

確かに短い面接の時間でその人間の行動を観察することは容易ではないが、工夫すれば短期間でも人を判断する方法はいくらでもあると思います
いくらでもある方法の中でも手っ取り早く、その人の成長ポテンシャルが推しはかれる方法を紹介してみます
今から言う判断方法は、それこそ全く見当違いの指標を出してくるようなSPI試験を初めとしたよくわからない指標の数々などよりもよっぽど精度よく成長ポテンシャルが判断できると私は思います
(※逆説的ですが、SPIとかの指標を導入している企業が離職を防げているだろうか? ――これが結論だと思っています)


成長ポテンシャル=勉強習慣

早速結論ですが、成長ポテンシャルとは、勉強習慣とイコールだと自分は考えています
であるので、成長ポテンシャルで採用する担当官は、その人材が勉強する習慣があるかどうかだけを判断すればいいということになりますね

さて、じゃあその人の勉強習慣のあるなしを判断するにはどうすればいいのかというとそれはその人の行動を観察していれば判断できると思っています
要は、しっかりとコミュニケーションを取ってその人を観察すれば、自然とその人の勉強習慣のあるなしは直感で判断できるというものです

しかしながら、人材採用は基本的に面接という方法が使用されており、面接という短期間のコミュニケーションでは行動を観察することでその人の勉強習慣を判断することは困難でしょう
しかしながら、私はあることを聞けば、その人の勉強習慣をある程度判断することができると思っています

普段よく見るYoutubeのコンテンツで勉強習慣のありなしを判断できる

あることとは、その人が普段Youtubeでどのようなコンテンツを見ているかを聞くことです
普段よく見る具体的な番組名を挙げてもらえばよいでしょう
普段見ている番組を聞けば、勉強習慣のあるなしを面接官の独断と偏見で判断できるのではないのかと思っています

過激なことを恐れずにいうと、例えば、普段の生活でずっと東海オンエアを見ている人は勉強習慣がなさそうだなと判断できそうだし、中田敦彦のYoutube大学を見ている人は勉強習慣がちょっとありそうだなと判断できるでしょう

大雑把に言うと、これらのコンテンツの違いはコンテンツの内容がConsumeかInputかという点にあるでしょう
さらに大雑把に言うと、快感を得られるか知識を得られるかという違いになるでしょう
勉強というとInputですから、Inputできるコンテンツを見ている人の方が勉強習慣がありそうだなと判断できるわけです

ちなみに勘違いしてほしくないですが、別にConsumeをバカにしているわけではありません
Inputばかりしていると贅肉ばかりがついて、よく「頭でっかち」と表現されるアレな人になってしまうかもしれませんし、Consumeすることで贅肉を落とすことも大事だと私は思っています


ちなみにお気づきかと思いますが、この主張には欠点があります
そのコンテンツをConsumeかInputかを判断するのは面接官になります
個人的には、仮に不特定多数の人にYoutubeのコンテンツをConsumeかInputかに分類するように頼んだとしても、ほとんど意見の違いが出ないと思ってるのでこのような主張を行っていますが、これは完全に個人的な妄想なので、それは違うぞという場合はコメントなどで教えてください
例えば、「いや、東海オンエアはIputだろ」とか、「中田敦彦はConsumeだろ」とかがあれば教えてください


Youtubeを見ていない場合はどうすればいいか?

普段使いで、Youtubeを見ていない人もいるでしょう
その場合はどうしたらいいのかですが

上記でもお話しましたが、要はInputのコンテンツを普段から見ているかどうかを聞けば勉強習慣を判断できるというものでした
なので、InputコンテンツはYoutubeに限らずネットのコンテンツや、現実世界にも数々転がっているので、それらの質問を投げかければよいということになります

例えば、Googleでは普段何を調べますか?や新聞は普段見ていますか?やニュースは普段見ていますか?などですね
普段からInputしている意図を感じればその人は勉強習慣があると推察することができるでしょう


また、これは完全に余談ですが、上記のような質問の回答は採用者によって千差万別のため、画一的にその人がConsumer体質なのか、Input体質なのかを見極める便利な質問があったら、便利かなと思います

そこで思いついた質問としては、「同じ値段で行くなら動物園か?博物館か?」という質問をすることで、その人がConsumer体質かInput体質かを分けることができると思っています(※完全に自分の独断と偏見です)
仮に、勉強習慣のない人が博物館を強制的に選ばされた場合、おそらく何を楽しめばいいんだといって地獄の時間を過ごすことになるでしょうし、逆に勉強習慣のある人間が強制的に動物園を選択させられても、今この時間Consumeしているなと感じるでしょう

まあこれは極端な話ですが、同意できる部分もあるのではないのかと思います


結論

さて、つらつらと話してきましたが、結論としては、以下になります

Inputなコンテンツに普段から触れている人間が勉強習慣がある、すなわち、成長ポテンシャルがあると判断できるので、成長ポテンシャルのある人間を採用したい場合はInputコンテンツに普段から触れている人材を採用しよう

多くの人はYoutubeを見ているはずなので普段から見ているYoutubeのコンテンツを聞き出すことで勉強習慣のありなしを推測できる


おわりに

自分は採用官をやったことがないので、面接がどれくらい大変な業務なのかを知らないので適当なことを言っていますが、しかしながら他人の成長ポテンシャルのあるなしの判断は誰にでも出来るスキルなのかなと思っています
なので、今の日本の企業に勤めている社員は、基本的に全員がすべからく成長ポテンシャルの高い人材であるはずだと思うのです(よっぽど眼力のない人が採用官をやってない限りは)


なお、当たり前ですが、成長ポテンシャルはあくまでポテンシャルなので、ポテンシャルは発揮しないと成長しません
ポテンシャルを発揮させるのはその人個人か、もしくは、環境のチカラに寄ります
個人の素質にゆだねて成長を待つか、環境を整えてポテンシャルを発揮させるかは採用した会社次第でしょう

採用した人材が成長してくれないとぼやく企業は、その人の成長ポテンシャルはあるのに発揮させていないだけかもしれません
そして成長ポテンシャルを発揮させるのは外からの支援でも可能です
ぼやくだけでなくそういう考えた方も持った方がいいのではないのかと思ったりします


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