マガジンのカバー画像

戯言

148
日々のこと、思い付いたことを書いてます。 責任のないことばかり書くので戯言です。
運営しているクリエイター

2021年2月の記事一覧

小さくて狭い

小さくて狭い

私が初めてバイトしたカフェの店長さん。
貴方は今、私がブライダル業界で働いているなんて
微塵も思ってはいなかったでしょう。
あの時の私は余りにもポンコツで、
今思えば情けないくらい甘い考えを持った若造だったのです。

突然だが、バイトをクビになったことが人生で2回ある。
1度目はカフェで、2度目は和菓子屋。
まあ直接的に「お前はクビだ!!」と言われた訳ではないが、
「君ここの仕事向いてないと思うよ

もっとみる
カタチが無いワタシのハナシ

カタチが無いワタシのハナシ

可愛いものが好きだった。
ピンクのワンピースや木で出来た雑貨みたいなネックレス、
ひと昔前で言うと「森ガール」みたいなファッションも、
私は我ながら着こなしていたと思うし、
『好きなものを身に付けている』という自覚がしっかりとあった。

全部過去形である。

大変なことに気が付いたのだが、
最近自分というものが何なのか見失っている。

あの頃は「この店に行けば大抵は好きな服が売ってるからモーマンタ

もっとみる
親父の背中は、何も語っちゃいなかった。

親父の背中は、何も語っちゃいなかった。

まずは25年前のクリスマス、この世に私が生を受けたその瞬間の話をしよう。
その日はとても大雪だったらしい。
雪が積もり過ぎて兄が埋もれたという話は今でも聞かされているのだが、そんな状況下で救急車を呼んでもなかなか来る筈もなく、病院に辿り着くかそれとも私が生まれるかという瀬戸際の中、なんとか私はギリギリまでお腹に収まっていたという。
母が私を腹に抱えながら悶えている最中、父は何をしていたかと言うと、

もっとみる

都会の洗礼で寿司まで逃げていった話

「知らない人に着いて行ってはいけません!」
まさか小学生時代の教えがここにきて役に立つとは思わなかった。

ついさっきの出来事である。

※その後、警官の話は丸く収まりました

思えば私は昔から「知らない人に声をかけられやすい」見た目をしているようで、今日も声をかけられたのは2回目のことだった。
(1回目はおじいちゃんにレジの場所を聞かれた)
だけど最近は「損をする出来事」から避けられる習慣を身に

もっとみる

思わず鏡もツッコんだ話

美意識が低い。
言わずとも察して頂けるかと思うが、私のことである。

大学時代、自宅から遠路はるばる2時間弱の通学時間を要していたのだが、
その間も4年間の大半、すっぴんを晒していた。
化粧をしていない自分の顔に自信があった訳ではない。
周りの友人だってみんな綺麗に着飾っていたし、
コスメ系のyoutuberも全盛期で流行っていた気がする。
何故頑なに化粧をしなかったのか。
眠かったのである。

もっとみる