小野憲史

ゲーム教育ジャーナリスト NPO法人国際ゲーム開発者協会日本 名誉理事・事務局長 ゲー…

小野憲史

ゲーム教育ジャーナリスト NPO法人国際ゲーム開発者協会日本 名誉理事・事務局長 ゲームライターコミュニティ代表 ゲーミファイ・ネットワーク運営 東京国際工科専門職大学講師 日本デジタルゲーム学会正会員

マガジン

  • 小野憲史の講義ノート

    学校の講義メモや振り返りなどを公開します

  • ブックマーク

最近の記事

大学ビブリオバトル・オンライン大会2022で地区予選を開催します(11/3)

昨年に引き続き11月3日(木・祝)に大学ビブリオバトル・オンライン大会2022の地区予選をやります。学生であれば大学生・専門学校生・高専生などを問いません。一つの学校だけでなくて、いろんな学校の学生が集まって、わいわいやりたかったので、学校ではなく個人で地区予選を行うことにしました。また、全国から参加者を募りたかったので、昨年に引き続いてオンライン大会としました。 ビブリオバトルって何?ビブリオバトルは誰でも開催できる本の紹介コミュニケーションゲームです。一人一冊、好きな本

    • 大学ビブリオバトル・オンライン大会2021で予選会を開催します(11/3)

      突然ですが11月3日に大学ビブリオバトル・オンライン大会2021の予選会をやります~。学生であれば大学生・専門学校生・高専生などを問いません。一つの学校だけでなくて、いろんな学校の学生が集まって、わいわいやりたかったので、学校ではなく個人で予選会を行うことにしました。 ビブリオバトルって何?ビブリオバトルは誰でも開催できる本の紹介コミュニケーションゲームです。一人一冊、好きな本を選んで5分間、口頭で他の参加者にお勧めしてもらいます。全員の紹介が終わったら、投票で順位を決めま

      • SFCコントローラーの謎

        SFCのコントローラのボタン配置の話がツイッターで話題になっていて、自分もツイッターで連投したのですが、いくつか間違いがあり、あらためて整理したものをNoteでアップします。発端はこちらの記事で、その後にこちらのサイトをみて、いろいろと触発されました。 話のきっかけはPS5で〇と✕のボタンの意味が統一されたことです。日本では○が決定で✕がキャンセルでしたが、海外では反対でした。そしてPS5で海外仕様に統一されました。これで4つあるボタンの一番下が決定で、その右上がキャンセル

        • GGJ2020が終わりました

          ギネスブックにも認定された世界最大のゲームジャム、GGJ2020のヒューマンアカデミー秋葉原校で運営をしながら、自分も片手間にゲームを作っていました。 今回のテーマ「Repair」を自分なりに解釈して、「Repairすべきは日本社会だろう・・・」と思いつき、ビルから降ってくる妖精おじさんを現役世代が金の力で天に還すというゲームにしました。Unity PlayGroundといらすとやの素材を使って、2時間くらいで作りました。コードは一行も書いていません。まったく、すごい時代に

        大学ビブリオバトル・オンライン大会2022で地区予選を開催します(11/3)

        マガジン

        • 小野憲史の講義ノート
          15本
        • ブックマーク
          11本

        記事

          6月25日授業ふりかえり

          12回目の前期授業終了にむけて、いよいよ最終コーナーを回った感じの本講義です。前にも書いたとおり、もともとこの授業は「雑誌・Webライター」と「編集術」という2つの授業の合わせ技でしたが、「自分は編集者ではないから」と断って、名前を変えてもらった経緯があります。ただ、編集者っぽいこともやらないといけないなあと思っていたので、ここ何回かでポジショニングマップの授業を進めているところです。 もともとポジショニングマップについて授業で取り上げたいなと思ったきっかけは、岡田斗司夫の

          6月25日授業ふりかえり

          6月18日授業ふりかえり

          気がつけば前期も残り少なくなってきて(全12回の予定)、あわあわしている今日この頃です。今までの授業資料を見ればわかるとおり、「雑誌・Webライター」の授業では、さまざまな記事の「パターン」を紹介し、それに即して書いてもらうことを目的と続けてきました。理由は簡単で、早く書けるからです。ライターにとって重要な要因の一つに「手が早いこと」があるため、まずは形から入ってもらうことにしました。 それに対して「情報学」のほうは、今ひとつふらふらと指針が定まらず、ここまで来てしまってい

          6月18日授業ふりかえり

          6月11日授業ふりかえり

          本授業は名前こそ「雑誌・Webライター」「情報学」という2つの授業のドッキングとなっています。ただ、大前提として学生はライターになりたいわけではないんですね。作家または脚本家志望が大半です。そのため、これまでライター(それも取材系ライター)むけの授業はやってこなかったんですが、あえて今回踏み込んでみました。それが「イベントレポート=絵日記理論」です。意外と本質を突いていると思うのですが、どうでしょうか? でもって本来はこの日、文化庁メディア芸術祭の見学に学生をつれていくはず

          6月11日授業ふりかえり

          6月4日授業ふりかえり

          毎週更新をめざしているものの、ちょっと忙しくなってしまって、もろもろ遅れ気味の今日この頃です。さて、今回は三幕構成の続きということで、演繹法とのその活用法について説明しました。三幕構成はそれほど重要ではなくて、演繹法について説明することが目的だったんですが、なかなか良い例がなかったんですよね。それで「作家をめざすなら三幕構成は基本中の基本」→「ここから演繹法につなげよう」と考えた、というわけです。 実際、演繹法について説明する時に(最初の授業がまさにそうでしたが)、混乱しが

          6月4日授業ふりかえり

          5月28日授業ふりかえり

          先週の「紹介文」に続いて今週のテーマは「批評文」です。批評とは読んで字のごとく「作品を評価し、理由について論じること」となります。ここでのポイントは「読者は作品について何もしらない前提で書くこと」、すなわち作品を「紹介してから、批評する」ことが重要です。その意味で批評文は紹介文の兄弟みたいな存在だと言えます。「紹介して、自分との関係性を示す」のが紹介文なら、「紹介して、批評する」のが批評文だからです。 その上で批評には大きく分けて印象批評と構造批評があります。この時、読者な

          5月28日授業ふりかえり

          5月21日授業ふりかえり

          今回のテーマは「主張文」「問題発見(悩み相談)」と続いて「紹介文」です。授業では最初に前回の課題講評から始めましたが、スライドで書いているとおり、みんな悩み相談の文章が良くできていて驚きました。「娘と父親」という身近なテーマだったことと、「相手に語りかけるように書く」という切り口がわかりやすかったんでしょうか? 学生のコメントペーパーでも「悩み相談がおもしろかったので、またやってください」とリクエストが出たほど。ちょっと考えてみたいと思います。 さて、今回のテーマ「紹介文」

          5月21日授業ふりかえり

          5月14日授業ふりかえり

          だんだんと授業中に文章を書く時間が増えている本講座です。前回は「主張文」というテーマを掲げて、自由に「自分の主張」を書いてもらいました。そこでわかったのは、「みんな、意外と書けるやん!」ということ。専門学校でシナリオを学ぼうというだけあって、みな普通に日本語の文章が書けていました。これ、皮肉じゃなくて、本当に驚いています。実際、学生レベルだと誤字脱字・助詞の間違い、段落が作れないなどが一般的なんですよね。 また、主張文を構成する3つの要素のうち、「主張」「理由」「事実」の論

          5月14日授業ふりかえり

          5月7日授業ふりかえり

          ゴールデンウィークが終わって、いよいよ本格的に授業が始まりました。そこで今回は新しいことを2つやってもらいました。 第1にビブリオバトルです。1人5分ずつ自分の好きな本を紹介してもらい、投票で1位を決めるというもので、さまざまなイベントを通して広く知られるようになりました。もっとも、クラスの中でビブリオバトルを体験したことがある学生は皆無だったので、良い機会になったようです。 ビブリオバトルにはさまざまな魅力があると思いますが、個人的には「1人で5分話すのはけっこう大変な

          5月7日授業ふりかえり

          4月23日授業ふりかえり

          2回目の授業がスタートしました。ヒューマンアカデミー秋葉原校のシナリオカレッジでは学費にノートPC代が含まれており、必然的に一人一台の環境が実現されています(MSIのゲーミングノートPCでした。もう少し薄くて軽くて消費電力の少ないモデルでも良かったと思うのですがW)。 そこで前回できなかったブログ(Note)のアカウント制作から授業をスタートさせました。ブログの内容は問わない(創作小説でも日記でも授業の感想でもなんでもよし!)としたので、どこかで目にする機会があるかもしれま

          4月23日授業ふりかえり

          4月16日授業ふりかえり

          ヒューマンアカデミー秋葉原校のシナリオカレッジ授業1回目が終了しました。前に書いたように授業は「雑誌・Webライター」と「情報学」の2コマですが、両方をセットにして、あっちにいったり、こっちにいったりしながら進めていきます。 今回強調したかったのは次の2点です。 ①実際に対象にふれることで、新しいアイディアがわいてくる。 ②わかりやすい文章を書くには順序が大切。 ただ演繹法については、ちょっとわかりにくかったようですね・・・ 演繹法は一般的に三段論法とも呼ばれます。そ

          4月16日授業ふりかえり

          ヒューマンアカデミー秋葉原校でライター向けの授業をはじめました

          こんにちは。ゲームジャーナリストの小野憲史です。本業以外にもNPO法人IGDA日本で運営をやったり、ゲームライターコミュニティやゲーミファイ・ネットワークで運営をやったりと、もぞもぞやっています。2017年からは専門学校東京クールジャパン(ネットウエイブから改名)で非常勤講師もはじめるなど、ますます幅が広がってきました。 そうしたなか、2019年4月から新たに総合学園ヒューマンアカデミー秋葉原校で非常勤講師を始めることになりました。同校ではこれまでにも、GlobalGame

          ヒューマンアカデミー秋葉原校でライター向けの授業をはじめました

          +8

          みいたです

          みいたです

          +8