5月7日授業ふりかえり

ゴールデンウィークが終わって、いよいよ本格的に授業が始まりました。そこで今回は新しいことを2つやってもらいました。

第1にビブリオバトルです。1人5分ずつ自分の好きな本を紹介してもらい、投票で1位を決めるというもので、さまざまなイベントを通して広く知られるようになりました。もっとも、クラスの中でビブリオバトルを体験したことがある学生は皆無だったので、良い機会になったようです。

ビブリオバトルにはさまざまな魅力があると思いますが、個人的には「1人で5分話すのはけっこう大変なので(普通は3分が限界)、構成力がつく」「自分の好きな本の魅力を伝えて、ファンになってもらう楽しさを知って欲しい」という2点が重要だと考えています。他に「どのような本を取り上げるかで、その人の趣味嗜好がわかる」といったメリットもありますよね。

実際にやってみたところ、発表者の3名はみな四苦八苦しながらも、自分が好きな本について、しっかりと魅力を伝えてくれました。ビブリオバトルのポイントは「相手にその本のファンになってもらうこと」=つまり相手の感情を動かすことなので、ゴールデンサークル理論で言うところの「Why」を意識することの復習にもなったのではないでしょうか。

もう一つは、今回から本格的に文章の演習を開始したことです。これまでは考え方や、頭の体操的な授業が多かったのですが、いよいよ文章の執筆がスタート! ここで意識して欲しいのは、好き勝手に書くのではなく、「あるフレームワーク(主張→理由→事実)に沿って書く」ということです。この「型を守る」という考え方は今後の授業でもポイントになっていきます。

ぶっちゃけ、学校の演習で書く文章というのは、スポーツでいうところの筋トレや素振り、絵画教室におけるデッサンみたいなものなんですね。最初のうちはポイントを守って書くことが大切で、漫然と書いても上手くならない。逆に自分の好きな文章は、ブログで思う存分、書いてもらえれば良いかなと思います。


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