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#72 大切な相手から、今苦しくてしかたがないと相談を受けたら?

「今苦しくてしかたがない」
✅「生きているのが苦しい」

と、大切な相手から相談を受けたら、あなたならどのように答えますか?
今回のnoteは、カウンセリングで使う、少し高度なテクニックをご紹介します。


相手の感情を代弁して労う

相手の感情を代弁することで、相手を労うことができます。

相手は、自分の感情をわかってもらいたくて、あなたに話しをします。
だから、相手がどういう気持ちでその話をしているのか、相手の感情をくみ取って、それを代弁することで、深い共感が生まれるのです。

たとえば、相手が苦しい問題や、嫌な思い出について話してきたとき・・・

「とてもつらくてしかたない」→「とてもつらかったね」
「生きているのが苦しいです」→「苦しかったね」

というように、ネガティブな感情は過去形に換えて、ねぎらいの言葉をかけます。


過去形で話すケース

このテクニックはカウンセリングで、しばしば使われます。

典型的なカウンセリングの場面をひとつ。

「つらくて、つらくて、生きていても仕方ないんです」

「そうですか。今までつらかったんですね。生きていても仕方ないと思われていたんですね」

「そうなんです」

「それで、その時と比べて今はどうですか?」

「今は、その時ほどではないです」

「だんだんと楽になってきているんですね。どんなことがあったから楽になってきたんでしょう?」

「そういえば、○○をしてから楽になったような・・・」


現在形で話すケース

もし、これを現在形で受けていたら・・・

「つらくて、つらくて、生きていても仕方ないんです」

「それは、つらいですね」

「そうなんです。つらくて大変なんです」

「大変ですね」

「そうです、大変なんです。先生どうにかしてください!!」

これでは、話が進みませんよね。

最悪の場合、カウンセラーに依存してしまうかもしれません。

このように、時制を過去形にするだけで、「ネガティブな感情」を「過ぎ去った過去」にすることができます。

そして、解決へと思考を向かわせることができるのです。


このnoteでは、カウンセラーの日常、カウンセリング情報の記事も定期的に投稿していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
次回も読んでいただけたら嬉しいです(#^.^#)
(前田泰章)


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