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今日の話題は、
 
研ぐ
 
です。
 
 
刃物を研ぐ、という事ではなくて。
自分の武器を研いで、磨いておくということ。
 
そんな話題です。
 
一生懸命にやることは、良いことです。
ただ、その方法は、常に考えておく必要がある。
一生懸命になりすぎると、一生懸命に満足してしまうから、注意が必要です。
 
一つの例え話なのですが。
二人の木こりがいた。
Aの木こりは、一生懸命。
一心不乱に、朝から晩まで木を切っている。
休みも取らない、昼食も取らない。
誰が見ても、Aの木こりよりも、多くの木を切ることはできないだろうと思う。
もちろん、A自身が、自分が最も多くの木を切っているだろうと思っていた。
 
3日が経って、
一番多くの木を切っていたのは、Bの木こりだった。
Bは、Aに比べて懸命に作業したわけでもないし、休憩も昼食もとっていた。
 
AはBに質問した。
「どうやって、僕よりも多くの木を切ったんだい?
僕の方が長時間一生懸命働いているのに。」
Bの回答はこうだった。
「どれだけ作業が忙しくても、斧を研ぐようにしている。
斧がよく切れれば、より多くの木を切ることが出来るからね。」
 
という話。
 
この話の言いたいところは、
常に、自分の武器(持ち物)の手入れをすることが、最も効率が良いという事。
一生懸命になっているときほど、周りを見て、学ぶ必要があるという事。
かなと思います。
 
斧を研ぐという作業は、
一生懸命やっているときには、気が付きにくい。
一生懸命にやっていれば、やっているほど、気が付きにくい。
だから、あえて、一生懸命にやっているときには、
周りを見るようにする。
 
周りを見たら、自分よりも、上手にやっている人がいるかもしれない。
効率的にやっている人がいるかもしれない。
 
一生懸命になればなるほど、気が付きにくいから。
一生懸命になった時には、意識的に周りを見なくてはならないと思う。
 
研ぐという行為は、自分を磨く事。自分を成長させること。
よく研がれた刃物は、一回で物を切ることが出来るし、
短時間で多くの作業をこなすことが出来る。
 
研ぐという行為は、意識的にその時間を取らない限り、
行うのは難しいから、やっている作業をその都度振り返り、
客観的に見るという事も必要かなと思います。
 
 
哲学者のセネカさんは。
最もよく見るべきものは、
未来でも現在でもなく、過去である。
と言いました
今を生きる、と言いますけれど。
今だけを見ていたら、その瞬間だけ。
動物と一緒ですよね。
だから、過去を見る。
過去は、現在の積み重ねですから。
 
過去を良くするために、現在を良くする。
今、この瞬間が良くなれば、過去が良くなる。
誰も知ることが出来ない、未来を良くするのではなくて、
変えることのできない過去を良くする。
 
そういう見方で、世界を見ると。
今、という時間を、より良いものにできるのかなと思います。
 
自分の武器を研いで、輝かせることで。
きらっと光らせたら。
その光は、誰かを照らすことが出来るかもしれない。
 
一人一人の、今という時間が。
より良いものになること。
それが、より良い世界を作ることに繋がる。
 
なんだか、スケールがでかくなっちゃったな(^▽^;)


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