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人を初めて殴った。現代詩。

手が

拳が

じんじんする。

わかってる。

人を初めて殴ったから。

もういいや。

とは

ならない。

なんとなくの

罪悪感

なんか

ビリビリと感じるのは

甘えたい証拠か。

人を初めて殴ったから

なんか

興奮してる

高騰してる。

感覚が

鋭敏ではなく


なんか

言葉にならない
感情。

ぼくが

ひとを

殴るとは。


だれが

悪い。

なにが

悪い。

そんなのは

人それぞれ。

そのひとは

悪いといえば

なんだって

悪くなる。


本当に。

あなたは

悪くないの。

問われれば。

だんだん

わからなくなる。

神経質な

感覚は

なんとなく。

すんなり

リアルを

呑み込みそうかな。


ぼくは

相手が

悪いと思って。

初めて殴った。

許せないと

思ったのだから。

初めて殴った。

そう。

だからこそ。

じぶんは

じぶんを

正当化する。


なんかさ。

心のなかで

何かを

感じる。



それは

なんだろうな。


どっか

じぶんを

せめてるのかな。


わからないや。


ただ

ぼくは

初めて人を殴った。


そう。



それだけだ。

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