こじかももこ

エッセイやコラムを中心に。 旅人だった頃の話や日常をぼそぼそと綴っています。 一応の都…

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エッセイやコラムを中心に。 旅人だった頃の話や日常をぼそぼそと綴っています。 一応の都内在住。 Twitterはスピッツの好きをつぶやくアカウント。

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自己紹介

自己紹介は好きです。 自分の事を語れる唯一の場所だから。 1981年生まれが「若い」と言われていたのはいつの時代なんだろう、と言うくらいぶつぶつ言いながらこの歳まで生きてきました。 趣味はありません。 特技、とかもありません。 あるのは意地とプライドと 脂肪とちょっとの優しさくらいで 基本意地悪な事ばかり考えています。 馴染みのbarでは「性格が悪い」常連とされています。 親友は母です。 そんな母にも 「文句ばっか言って」 と、言われます。 キリスト教徒の母

    • 早朝、なぜおじさんは号泣していたのか

      朝から電車で 目の前に座ったおじさんが号泣していた。 なぜこんな時に私はイヤホンで笑えるラジオを聴いてしまっていたのだろうか。 おじさんが何やらぶつぶつ言いながら 号泣し、何かを訴えていたのに。 私は もうすでに笑えるラジオに全く集中出来ていないのに なぜイヤホンを外せないのか。 今すぐイヤホンを外して おじさんの号泣の理由が知りたい。 そう思ったが 結局私は知る事ができなかった。 これ見よがしにイヤホンを外して 耳を傾ける勇気がなかった。 そんな、あからさ

      • 23年ぶりでも彼らはあの頃のまま、そこにいた

        90年代後期 私は一つのバンドに夢中になった。彼らは流星のごとく現れ、私だけでなく世間の多くの人を魅了した。 メロディアスな歌に、詩集のような歌詞。ヴィジュアルの良さに、耳に残る声。 すべてがあの頃の自分の心を奪っていった。恋愛なんかそっちのけで彼らにハマっていった。いやむしろ彼らに恋をしていたのだ。 しばらくすると彼らが地元にコンサートに来ると知った。しかし小さな町の小さな会場では、すぐにチケットは完売。 チケット一般販売の朝、つながらない電話と戦ったとて、手に入

        • 私は何も知らないのかもしれない

          このデジタル化の世の中で 私はまだ紙の本が好きです。 その中でも文庫本が好きです。 文庫本を好きな理由は明白かつ単純なもので 軽いし、嵩張らないから、というもの。 先日、本屋でずっと読みたかった本が文庫本になっている事に気づき、 2秒でレジに持っていった作品 「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」 今話題にするのは恥ずかしいくらい有名な作品ではありますが ざっくり言うと イギリスで生活している筆者の方とその息子くんのお話です。 イギリスという国で長い間生

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        • 歴史をちょこっと
          2本
        • BUMP物語
          4本
        • スペイン旅行
          3本

        記事

          最近noteを怠りすぎている私。 生意気にも今日はスピッツを観ます! #スピッツ

          最近noteを怠りすぎている私。 生意気にも今日はスピッツを観ます! #スピッツ

          話題がない

          最近これといった話題がないせいで noteの更新を怠っている事に気づく。 先日、金曜ロードショーで ボヘミアンラプソディを観た後、 YouTubeで本物のライブエイドを観た人は どのくらいいるだろう つぶやきさえもしないようなくだらない話しかない。 旅行がしたい、と切に願う。

          タイタニック後編を見逃した事。

          2週目のタイタニックを見事な爆睡で逃した私は、 先日WOWOWで放送され、録画していた 「ワンスアポンアタイムインハリウッド」で ディカプリオ欲を埋めたつもりでいるのですが、 全然タイタニックのディカプリオとイコールにならないという事は、 生粋のファンだからこそちゃんと自覚しております。 ただ美しいディカプリオを拝みたいのなら 「太陽と月に背いて」や「バスケットボールダイアリーズ」などを観ることがいいのだと思うのですが、 「ロミオとジュリエット」が外せないということも、生粋

          タイタニック後編を見逃した事。

          2週連続のタイタニック

          私にとってタイタニックは青春時代の欠かせない映画の一つです。 セリーヌディオンの音楽で オロオロと内臓のどこからかわからない場所から「感動」が込み上げてくる感じや 船先で「タイタニックしよーぜー」 なんて言う船の上で沈んだ船の話をするなんてご法度極まりないお決まり事を一度はやった事がある世代なんです。 人々がディカプリオをレオ様と呼び出したのもこの辺りでしょうか。 そして、その前から好きだった人は決まって 「ロミオとジュリエットの頃から好きだった、あれを観るべきだ」とマウ

          2週連続のタイタニック

          何もかもが違うと思った日。

          時刻は19:30前後。 仕事終わりに約束の時間まで1時間以上あったので、お腹も空いているしどこかでご飯が食べれないものか、とウロウロ探しておりました。 緊急事態宣言の中、 19:00でラストオーダーで終わってしまっているお店ばかり。 それでも1人で入りやすそうな、20:00までやっているこじんまりとした韓国風チャンポンandジャージャー麺屋さんを見つけたので、そこに入ることにしました。 死ぬほどビールを呑みたいと思ってはいたものの、このご時世だし、周りを見渡しても誰も頼

          何もかもが違うと思った日。

          姪が高校生になった話

          私は2人兄がいる末っ子長女なので、甥っ子姪っ子が6人もおります。 2番目の兄が6でも9でないせいもあり (ろくでもない(ん)でもない)←洒落です。 色んなところに子がいるせいもあり 何だか未婚の私でもたくさんの子の成長を見た気になっているのであります。 そんな2021年春 1番目の甥が高校を卒業しました。 大したお祝いも渡せないし、 一体どこで何をしているのか、聞くのもおこがましい距離感である私は、 高校を卒業した甥が、この春から何をしているのかさっぱりわからない状況

          姪が高校生になった話

          青春時代の思い出ソング

          私は自分より若い人に「青春時代の歌」を聴くのが好きです。 彼らの「青春時代の音楽」という物差しで 年齢を聞く事なく、大体お年頃を知る事ができるし、「高校時代に一番流行っていた歌」などを題材にコミュニケーションの一環として話をする事が出来るので、音楽が好きな私はなかなか楽しくもあります。 先日、新しい職場に入り、自分より一回りもそれ以上も若い人達と働く事になり 「気を使わせてしまうお年頃」になってしまっている私は、いつものように一つの話題として彼女らに青春ソングを聞いてみま

          青春時代の思い出ソング

          ライオンの顔をしたスフィンクス?

          旅行の仕事をしていた時 お客様に色々な質問をされました。 私はGoogle先生じゃないですよ。 と思うのですが、 「あなたなら知っていて当然でしょう」 というスタンスで、質問されるのです。 質問の内容によっては 「知らないです。」とは言えないので、 知らないといけない事の方が多いのも確かなのですが、 正直そんな事は知らないですよ と言いたくなるような事も。 国の基本的な事 その国に暮らす人の事 街の事 政治の事。 こういった類の事は、 質問されて、知らなかった事に

          ライオンの顔をしたスフィンクス?

          ハライチのターンとエッセイの話

          お気に入りのラジオに、ハライチの2人がTBSラジオで毎週木曜日深夜12:00からやっている 「ハライチのターン」があります。 radikoを始めた当初、やたらトップにオススメされるので、それまでハライチには何の興味もなかったのですが、何となく聴いてみるとハマってしまいました。 今週のターンでは、 澤部が(あえて呼び捨てにしています) エッセイで成功した岩井(あえて呼び捨てにしています)に対して、 これまで「エッセイストの相方」だったのに、自らもエッセイを書く仕事が入ってき

          ハライチのターンとエッセイの話

          父の形見は思いもよらないものだった

          「父はこのまま蒸発するかもしれないが、決して探してはならない」 これは私の父が私と母に残した、とある週末の書き置きです。 達筆だった父は驚くくらい綺麗な字で、 そう言い残して二度と帰ってきませんでした。 ..........と言いたいところではありますが、 父はしっかり帰ってくるのです。 娘の私としては、父のこのユーモアが思い返せば返すほどクスッと笑えます。 どこで誰と何をしていたのか、 1人だったのか そんな事すら今は知る由もありませんし、 娘の立場の私は、蒸発未

          父の形見は思いもよらないものだった

          物忘れ、メモを取る、意味。

          今日は朝から「薄揚げ」を利用して、酒の肴を作ろう!と意気込み、レシピサイトを見ようと携帯を持ってソファに座る事3回。 一度も薄揚げレシピを見ることなかった私は、買い物に出た瞬間に 「あ、レシピ」と、思い出すのだった。 今日こそはゴミ袋を買わないと、と買い物に出かけて帰ってきては玄関前で 「あ、ゴミ袋」と、買ってきていない事に気づくのだ。 人はメモを取れ、と言うのだろう。 しかし私はメモを取っていた。 それでもそのメモを見る事を忘れるのか、怠るのか、メモはあってないようなも

          物忘れ、メモを取る、意味。

          歳は嫌でも重ねていくもの

          25歳の時、よく年齢を言うと驚かれた。 「20歳くらいかと思った」と。 それからというもの、常に実年齢よりも5歳くらい若く見られた。 今なら、 うひょひょーーーいなんて言いながら、場も恥じらいもなく歓喜の舞をお披露目してしまいそうだが、 当時の私は、高校卒業後に社会に出て、すでに7年という時を大人の中で過ごしていた事もあってか、 20歳なんて青臭い女子と一緒にされた事に、 大人の女性としてのプライドを傷つけられた気分になったので、若く見られる事が大嫌いだった。 18歳の頃

          歳は嫌でも重ねていくもの