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青春時代の思い出ソング

私は自分より若い人に「青春時代の歌」を聴くのが好きです。

彼らの「青春時代の音楽」という物差しで
年齢を聞く事なく、大体お年頃を知る事ができるし、「高校時代に一番流行っていた歌」などを題材にコミュニケーションの一環として話をする事が出来るので、音楽が好きな私はなかなか楽しくもあります。

先日、新しい職場に入り、自分より一回りもそれ以上も若い人達と働く事になり
「気を使わせてしまうお年頃」になってしまっている私は、いつものように一つの話題として彼女らに青春ソングを聞いてみました。

そんな中で「初めて買ったCD」の話題に。

ここ数年のサブスク時代では、CDを買うという事自体がとても貴重な事のように思いますが、
もちろん私の青春時代は、お小遣いを貯めては好きなバンドや歌手のCDを買って
歌詞カードを片手に聴き込んだものでした。

私は三人兄妹の末っ子という事もあり、流行りの歌というものは全て兄達が手に入れていた為、
初めて自分でCDを買ったのは中学生に入ってからでした。
そのせいもあってか周りの同級生とは少し違うものになっていたように思います。
しかも私が初めて自分で欲しいと思ったものが洋楽ポップ。

世代によっては懐かしい!という声が聞こえてきそうですが、
当時イギリスからやってきた彼女達は、日本でちょっとしたブームになっておりました。

その名も

「Shampoo」!!


日本だったら「あの人は今」という番組に出演オファーが殺到しそうな2人組。

ジャッキーとキャリーという2人組のイギリス出身のギャルなのですが、気怠そうに歌っていたのが印象的でした。

当時中学生だった私はそんな彼女達に大きな憧れを抱いて、イギリスという国に興味を持つきっかけにもなったのです。
ユニオンジャックがとてつもなくお洒落なマークに感じ、ピタっとしたTシャツにミニスカートやタイトなパンツがとても可愛く見えました。
私にとって、ピタTを流行らしたのは武田真治でも、いしだ壱成でもなくジャッキーとキャリーでした。
プリクラで女の子2人が顔をくっつけて撮るようになったのも2人の影響が大きいと思っています。

今でも時々テレビ番組のBGMで
彼女達の音楽を耳にする事があるので、
知らない世代でも「なんか聴いた事ある」という人も少なくないのではないでしょうか。

そんな「初めて買ったCD」がShampooである事が、なんだか照れ臭くもあるのですが、なかなか同世代の同級生にいるタイプではないのではと、「レアな自分」をこっそり楽しんでいます。

特に私は田舎の出身なので、
中学の頃から洋楽を聴いている人というのはなかなか表に出づらかったようで、周りに洋楽を薦めてくる友人はいませんでした。

若い世代の子からは
オレンジレンジやK-POPスターの名前が上がる中、
決して
「Shampoo」の名前を出す事が出来ない私ですが、
そんな話を振る度に、
実は私の頭の中にはジャッキーとキャリーの顔と

Oh Oh We’re in troble ♪
デリシャ〜ス♪

という聴き馴染みのメロディが頭の中を過り
とても懐かしい気持ちになるのです。



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