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皮膚はなにげに重要な「臓器」

前回、皮膚のデジタル合成化について触れました。

それで、ふと思ったのですが、「内臓」という言葉はあっても「外臓」は聞いたことがありません。

調べてみると、一応あるみたいです。

ようは、人体は3つの臓器、「脳」「内臓」「外臓」に大別され、皮膚は外臓に含まれるようです。

つまり、皮膚も臓器の1つ、という結構当たり前なことに気づきました。

多分単に体を覆っている「皮」ぐらいのイメージしか普段持ってないから、だと思います。

ただ、前回の電子皮膚で触れた通り、皮膚は単に防壁としてだけでなく、脳との対話を常に行って改善に努めており、何より外界との触覚を司る責任者という言い方も出来ます。

異常な状態から守る、という意味では「免疫」の役割も担います。
分かりやすい例で言えば、外界が暑くなると汗を放出して体温を下げようとしますね。

皮膚について解説したサイトを1つ紹介します。

上記サイトから皮膚の構造を引用してみます。

出所:上記サイト内の図

普段意識するのは外界にさらす表皮ですが、その1つ下の階層にある真皮を見ると、ここでセンサーや免疫機能を担っているようです。

免疫で言えば、代表的なのは「リンパ球」です。過去に免疫について触れた投稿と図解説明部を引用しておきます。


出所:https://oshiete-gan.jp/lymphoma/details/about/

上記に出てくる免疫細胞オールスターが表皮の裏で常に支えているというわけです。

では表皮は覆っているだけかというと、どうもここにも免疫細胞は存在しているようです。

発見者ランゲルハンスの名前をとってつけられた「ランゲルハンス細胞」は、異物を検知するセンサーと、それを退治するための免疫細胞に伝えるメッセンジャーの役割を担っています。
まさに最前線で戦う医師といったイメージです。上記記事より分かりやすい絵解き解説を引用しておきます。

出所:上記記事内の図

人体ネットワークの片鱗が見えます。まさに免疫はチームワークの賜物です。

余談ながら、ランゲルハンス細胞に注目した研究も存在あるようです。

しかもランゲルハンス細胞は、近年話題の「アンチエイジング」にも影響があります。免疫の最前線なので、言われてみたら当然です。

資生堂がその減少メカニズムの一端を解明した発表を行っていますので紹介しておきます。

何気にびっくりしたのは用語解説部で、ランゲルハンス細胞は表皮全体の細胞数の2~5%を占めるそうです。結構な割合です。

さらに、こちらのサイトによると、皮膚全体は体重の16%(!)で、60kgの人は10kg弱に換算出来ます。

脳が大体1.5kgですので、単純重量比較で言えば結構重要な役割に感じます。

しかも、今回分かったように、外界と接する「表皮」でも免疫機能を備えており、皮膚は単なる防護服ではなく「スマート」な臓器とみてあげたほうがよさそうです。

今回は表皮に絞りましたが、真皮やその下の層についても興味深いことが分かれば発信してみたいと思います。

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